2016年1月22日金曜日

【1月22日(金)】 群衆有るこそさも目出たけれ [活動289日目]

穴馬(あなま)民踊保存会の初踊り&新年会が催され、僕も呼んでいただいた。
場所は「平成の湯」がある「ホテルフレアール和泉」。マイクロバスによる送迎もしていただく。

ちなみに当会の場合、「民謡」ではなく『民踊』が正しい。


急に来られなくなってしまった方々もおり、12人が参加。会員としては30人ほどいると前に聞いた気がするが、
民謡の祭典まつり文化祭などで前線に出るのは、大体が今回集まったメンバーである。


わいわいとお喋りし楽しみながら、料理とお酒を堪能。頃合いを見て、今年の踊り初めとなる。


写真を撮っていただいた。
穴馬おどりの定番は、何といっても「質調衣ちょい(しっちょいちょい)」。
段々とスピードアップし、かけ声も賑やかになり、踊っていても観ていても楽しい独特の舞だ。
しばらく続けていると息が切れてくるほどで、若干のハードさはあるが。


こうしてお酒を飲んで踊れる機会も減ったなあ、という声があった。
伝統を継承するという点でも、純粋にみんなで集まって楽しむという点でも、そういった場は欲しいなと思う。

今年度は協力隊としての「お手伝い」だったが、来年度からは正規会員として活動させてもらうつもりだ。
この地に300年400年、連綿と伝えられてきた穴馬おどり。愉しみながら、踊り継いでいきたいね。


【1月21日(木)】 I've started talking to the pictures on the walls [活動288日目]

道の駅九頭竜の駐車場には、除雪によってできた雪山が。
今年は雪が少ないが、例年はどうなっているんだろう。


さて今日は、社協(社会福祉協議会)での「おしゃべり広場」に参加させていただく。
講師としてお呼びした大野市保健センターの方から、食習慣に関する講話を少し。
そして五大栄養素がバランスよく摂れる「鶏肉のなめこおろし丼」を教わりながら、みんなでわいわいと料理をする。


講師の方に「こんな楽しく調理をしたのは初めて」と言わしめるほど、
笑いながら賑やかに、おしゃべりしつつ協力して作業し、完成。


鶏肉の柔らかさ、なめこのぬめり、大根おろしや三つ葉の食感などが相まって、新感覚であった。
お母さん方による「のっぺ(のっぺい汁)」はまた優しい味で、これぞ郷土料理・家庭料理という感じ。
いくらでも食べられる美味しさで、満腹。余っていた分も夕飯用にと持たせていただき、満足。ごちそうさまでした。

午後は、自宅や支所や公民館で諸作業を。


雪が降らない冬、夕暮れの雪国。何ということは無い、当たり前の風景が美しい。

また寒波が来るそうだ。
今さら降ってもたかが知れている、すぐに春が来る、という声もあるものの。
もう少し、和泉の真価を垣間見ておきたいと思う。
そして、大きい雪だるまを作るのだ。


2016年1月21日木曜日

【1月20日(水)】 限界まで 限界まで あきらめない [活動287日目]

今朝の積雪は40cmほど。


夜中から除雪車が引っ切り無しに走り、生命線である国道を綺麗にしてくれている。除雪作業員さんたちに感謝だ。


朝は早めに起き、家周りの雪かき。
車庫の前を片付けなければ、車も出せなくなってしまう。スリップなど怖いので、極力運転しないようにしたいけど。


一時間半ほどもかかってしまった。どこをどれ程までやれば良いのか、まだよく分からない。


この程度の雪は「まだかわいいもん」だそうだ。
七十代(恐らく)のお父さんは「除雪機を出すまでも無い」と言って、手作業でサクサクと家周りを雪かきしていた。


雪は降り続け、朝つくった通路もまた白く覆われていく。

本来ならば、敦賀市で「地域おこし協力隊連携事業」関連の打ち合わせに参加する予定だった。
しかし山道を下り二時間ほどかけて軽トラで行くのも怖いし、帰りの路面状況等も分からない。
欠席させていただき、支所や自宅で諸々ある事務的作業をする日とした。


屋根雪が溜まると、あるとき一気に落ちて来る。この家の場合、玄関前にドサッと積もり行く手を阻まれる。
よって夕方にも小一時間、作業をすることに。

このあと降雪は止み、テレビによると九頭竜(和泉地区)の積雪は60cm近くだったそうだ。


家の左側、庭にできる山は、春まで放置しても良いんですかね。

雪かき。地区の人は「雪なぶり」とも呼ぶ。
けっこう良い運動になるので健康には良さそうだ。まだ慣れんで、今日は背中の筋を少し痛めてしまったけど。
しかし雪との闘いを一日に何度も、それを毎日、毎年やるとなると、決して楽しいものではなくなるんだろう。

今はまだ新鮮だし、この程度なら何ということは無い。
どの段階で嫌気が差してくるか。そこで己のヘタレ度も測れるというものだ。


2016年1月20日水曜日

【1月19日(火)】 The day You slipped away Was the day I found it won't be the same [活動286日目]

今朝の積雪は30cmほど。


担当者さん曰く、「和泉の本領が全然発揮できとらん」


しんしんと降り続ける雪の中、いちど山道の運転をしてみようと大野の街へ下りる。
おしろいが塗られた木々は、幻想的でなかなかに美しい。


買い物など済ませ、帰り道。
降雪は穏やかになってきているが、路面の一部には積雪があり、凍結しているところも。


和泉地区へ通ずる唯一の道、国道158号。除雪車が走ってくれているが、橋上などは この有様。こわい。
リースの軽トラには4WD機能があるものの、車体が軽いので結局ふらつき気味になる。こわい。

そして、とあるカーブを曲がったとき遂にやってしまった。
アイスバーンになっていたらしく、人生初スリップ。車は横方向に180°回転し、対向車線へ。
幸い他車もおらず衝突や脱輪はしなかったものの、ヒヤリとした。こわいこわいこわい。


雪のなか走ると、ナンバーも見えなくなる。
オービスに撮られても警察署に行かなくて済みそうだが、あの世へは逝くことになりそうだ。


夜。ふたたび降り始めた雪のなか、和泉地区特産物活性化協議会による一次加工勉強会が開催された。漢字が多い。


メディアの方たちも含め、30名以上が参加。
講師として招いた、加工品のプロによる講話を聴き。
和泉のお母さん方がつくってくれた、特産物等を活かした料理を試食し。
産業的可能性を、地区みんなで探っていく。


勉強会をしている間、雪が激しさを増していた。
12月・1月と降らなかったぶん、空からのプレゼントを一気にくれるつもりなのだろうか。


かつて「三八(さんぱち)豪雪」に見舞われた、という話をよく聞く。56年前の1963年、つまり昭和38年である。
そのときも1月中旬あたりから ひっでえ雪になり、国道も鉄道も不通となり、和泉村(当時)は孤立したのそうだ。


二八豪雪など、よもや起こらないと信じたい。
その一方で、和泉が本領を発揮したところも見てみたい気はするのだが。


2016年1月19日火曜日

【1月18日(月)】 雪は豊年の瑞 [活動285日目]


全国各地で雪が降って大変だーと騒いでいた朝。
豪雪地域であるはずの和泉では、雨が降っていた。ざあざあ


和泉地区のデイサービス「わくわく館」で、そば会が行われる日。僕も呼んでいただいたのでお邪魔する。
九頭竜楽しみ隊の会長が手打ちする様子を、皆さん興味深そうに観賞。


絶品のおろしそばに、スタッフさん方がつくってくれた天ぷら・おにぎり・サラダなど、みんなでいただく。
僕は大した手伝いもしていないのに恐縮であったが、ごちそうになってしまった。うまい。
満腹満足、ありがとうございます。


児童館にて、小学生による「ふるさとかるた大会」が開催。百人一首ではなく、「越前大野ふるさとかるた」で競う。
見学にと訪れたところ、札読みをさせていただくことになった。
人物編・自然編・観光編とそれぞれ、みな精神を集中させ、白熱していた。


夜は小学生えいご教室、25回目のレッスンとなった。前回に引き続き、ボキャブラリーは食べもの。

「Do you like ~?」「Yes, I do / No, I don't」をつかい、同じカードを持つパートナーを探すゲーム。
僕が見せた単語を「I like ~ / I don't like ~」で一人ずつ瞬時に発話し、リズミカルに回していくゲーム。
インターネットの便利なサイトでつくったワードサーチパズル。などを実施する。


いちにち雨降りだった和泉だが、夜遅くに雪へと変わり、夜更け前には積もり始めた。
聞くところでは朝までに60cmだの100cmだのというが、さて果たして。


2016年1月17日日曜日

【1月16日(土)】 あの大空に届くまで 何度でも僕は行くんだ [活動283日目]

わな及び銃の狩猟免許を取得し、猟友会の和泉支部にも加入した僕。
今日は有害獣駆除の実施があるということで、会員として出動する。


冬季は一般車も通行しない県道。除雪もされていないので、先を行く方の轍をトレースするように、おっかなびっくり進む。


小谷堂(こたんどう)という、かつては集落だった場所に到着。


石垣がいくつか残っている。こんな雪深い山奥に、人が暮らしていたとは。


いま住んでいるのは獣のみ。足跡が随所にみられる。


猟友会和泉支部の会員は現在11人で、今回は8人が参加。


川辺には、水を飲みに来た形跡も残されていた。


各人が散らばり囲い込む作戦を取るも、簡単にはいかない。


場所を変え、下大納(しもおおの)の山の中へ。


斜面を下った跡など、しっかりと残っている。雪が積もることで獣を追いやすくなるというわけだ。
このあとイノシシ二頭を見かけ、銃を持つ方々が追跡するも、捕まらなかった。
動物も生きるのに必死なのだから、易々と事が進むものではない。


猟友会員に与えられる帽子とベストは、目立つオレンジ色。獣と間違えて誤射などされては困るでな。


あとは檻などを運搬し倉庫に片付ける作業を。


さて今年中には、銃を取り扱えるように手続きなどを進めていきたい。
新品で購入すると何十万円とするらしいので、「引退」する銃を譲っていただけるよう道筋をつけ、
講習を受け、訓練をし、公安委員会の所持許可を受ける。さすれば有害獣駆除の一助となっていけるはずだ。


いったん解散し、夜は懇親会。
魚料理等の仕出しなどしている「いな美」さんで、コンパニオンのお姉さん方もお呼びして行われた。
普段から既に面白いのに、飲むともっと面白い部分が見えてくる面々。猟友会の世界もまた、今後が楽しみである。