2017年2月16日木曜日

【2月15日(水)】 数えた足跡など 気付けば数字でしか無い [住民328日目]

毎週水曜は、より処。だが今日は運営スタッフのお母さんがたにお任せし、


これである。
狩猟期間というのは、基本的に11月15日~2月15日。
最終日であるこの日に、猟友会員でまとまって出猟するのが通例となっているようだ。


和泉支部10名中、8名が参加。


九頭竜湖畔。写真左部の水辺に、ニホンジカの新しい足跡を発見する。
猟友が右奥部へ周ると、そちらには足跡が無いという。ということはまだ、あいだにいる。と当たりを付け、


入っていく。が、見つけたのはウサギの足跡だけであった。
どうやら、湖の縁を歩いて去っていたらしい。ここは空振り。


別の場所へ移動し、林道を進軍。
かんじき装備とはいえ、雪の上を歩いて行くのはなかなか体力をつかう。


ニホンジカを見かけたところで、巻き狩りとなる。二手三手あるいはそれ以上に別れ、囲い込んで仕留めるという形だ。
グループ猟の場合、基本的にこのスタイルである。

ガケのようなところを下りたり、


上ったり、横移動したり。


なんとも野性的である。


跡を追っていくと、どうやらイノシシも通っている。
前者は足跡しか残らないが、後者は腹を擦って歩くため、こうして雪に土汚れが付くという。なるほど。


これはニホンジカ。


これはイノシシだろう。


そして、シシが二頭ほど仕留められた。かなりの大きさで、100kgほどあるのではとのこと。

奥の方では、ニホンジカの団体さまが十頭ほど行列していたらしい。
しかし今回は「巻き方」がイマイチだったようで、仕留められたのは二頭ほど。
これは失敗だったな、と皆さん嘆いていた。いくらベテラン揃いであっても、現場は難しいということだ。


この場所は引き上げる。
帰り道がまたえらい。普段さして歩かないということもあり、脚にくる。


皆さん次の現場へ向かうも、僕を含めた二名は先に上がる。
特産物活性化協議会の会議に出席せねばならなかったのだ。
こういう大事な日に、重ねてこないでいただきたいのだが。まあ仕方あるまい。

あとから聞いたところによると、午後の釣果はニホンジカ七頭だったそうだ。
行きたかったな。まあ仕方あるまい。

けっきょく今期の出猟は、先月のと今日ので二回。
来期はもっと数多く現場に出て、勉強と経験を積み重ねたいな。


地区のお母さん方から、チョコレートをいただいた。
お気遣いいただき、甘党の身にはありがたいことである。大事に食べさせてもらおう。


小学生と未就学のきょうだいは、手づくりだというマフィンを届けてくれた。
一昨日のといい、子どもたちがくれるというのはまた、嬉しいものである。すげーうまかった。

こないだのも合わせるとすれば、今年の戦績は7つ。過去最高かもしれん。人生初のモテ期か。


夜は、猟友会の打ち上げ。
お酒が入ると、いつも以上に饒舌に、また陽気になる面々。

口が悪い部分もあるが、想ったことは全てハッキリ言うところなど、清々しくもある。
思ってもないことを口に出すような人は、信用できないしな。

小さい組織ではあるものの、そういうところだからこそ学ぶことも少なくないし、おもしろい。
最年少・最若手会員として、今後も携わっていくのが楽しみなところである。


2017年2月14日火曜日

【2月13日(月)】 今日も僕は昇ってく 時に下り また昇る [住民326日目]

玄関の水道。昨夜は冷え込むようだったので、凍結および破裂防止のため、水をチョロ出しにしておいた。
すると、朝には逆つららが完成しているではないか。芸術だ。

午前中は昇竜のバイトにヘルプで入り、午後は協議会の事務仕事。


夜は子ども英語教室、今年度29回目。

今週からのボキャブラリーは、家電関係にしてみた。
なかなか難しい単語が多いが、日常で耳にするワードから成り立っているものも少なくない。
解説すれば、「「「あー」」」と納得の声を返してくれる。

加湿器なんか一般成人でもまず知らないと思うが、まあチャレンジである。
この子たちは、容易く憶えてしまうのだ。


単語の紹介で、思いのほか時間を食ってしまった。
恒例のWhat's on your head?ゲームと、発音練習をして終了とする。


嬉しいことに、小学生の子がお菓子をプレゼントしてくれた。
手づくりかな。すげーうまかったぞ。


帰りがけ。猟友会を退いた方が、無線機を譲ってくださった。
の際には、猟友との意思疎通に不可欠となるアイテムだ。これはありがたい。活用させていただこう。


隔週で行われている、大人の昇龍太鼓教室。
前回までで、「穴馬(あなま)ばやし」はほぼ完成している。


今回からは、ついに次の曲目「昇竜太鼓」を練習。
昇龍太鼓保存会の方がつくってくださった、某ゲーム風の楽譜を参考にしながら。

始めは、全員でベースとなるリズム(こばえ)を刻みながら、一人ずつ順にメインパートを叩く。
緊張もあるが、こばえと音が融和したときの高揚感というか「演奏してる感」は、なかなか気持ちが良い。


序盤はこんな感じ。参加者みなスムーズに体得し、だいぶ良い感じに合奏できてしまう。なんて優秀な僕ら。

畏れ多くもリーダー役を仰せつかり、中央の大太鼓を担当させてもらった。
かけ声の発声から、音の強弱・みんなで連打するパートの長さ・各所のタイミング・ほか細かい部分などを左右する、
重要な役目である。全体の出来が双肩にかかっているといっても過言ではないので、内心ドキドキだ。

ちなみにこの曲目は、かつて村を荒らした九頭竜を、天へ還すため演じられた曲と云われている。かっけえ。
それをイメージしながら、感情を込めてやらないとな。まだまだ練習だ。


2017年2月12日日曜日

【2月12日(日)】 炎が 天を突き破る [住民325日目]

きのう綺麗にしたというのに、また同じくらいの降雪が。全く、いたちごっこである。


今日は、熊野神社どんど焼き


点火する頃には、晴れ間が出ていた。


地区の方々が次々と訪れては、注連縄などを置いていく。
それらを火にくべ、天に還していく。


お餅も焼く。これを食べれば病気をしないと、古くからの言い伝えだ。


めらめらと。


二時間半ほど燃え続け、


終焉。和泉地区の皆さんにとって、今年もまた良い一年になりますことを。


どんど焼きの最中は、雪が降ったり止んだり。累積の積雪量は、ちょっとだけ増えていた。


【2月11日(土)】 その手を上げたら皆 Say Yeah [住民324日目]

大雪になるらしい、と昨日から巷で騒がれていた。


車には30cmくらい積もっていたか。
今日は運転しないものの、雪かきはしておく。溜まってしまうと、あとあと大変になりそうなので。


家の前に出て作業をしている皆さんと、言葉を交わしつつ歩く。


熊野神社へ。明日は どんど焼きなので、氏子若衆として準備をしに来た。
昨年は雪が無かったが、今年はそれなり。除雪機で場所が空けられ、


やぐらが組まれていく。


僕は主に、ナタで竹を割る作業に従事。お餅を焼くのに使用するやつだ。昔ながらの感じが良いね。

指を落とさないように冷や冷やしながらも、思いのほか上手くいった気がする。
協力隊時代に教わった道具の使い方など、ここで活きたか。


作業は終了。雪は止む気配が無い。


土曜の午後は、より処。
JAの敷地なので平日は除雪されているが、今日は手前で。
車で訪れた人が駐車できるよう、先日いただいたスノッパを手に作業する。


雪を運び、流雪溝に流すこと数十回。まあこれで良いだろう。


裏側も、歩道だけ確保しておく。


地味ながら、すげー暑く、すげー汗をかく。良い運動だが、某あたたかいテックを着てやると激しく後悔する。


開店とほぼ同時に訪れてくれたお母さんが、個人的に差し入れをくれた。
チョコレートと、煮玉子。ありがたくいただこう。


運営スタッフのお母さんは、またもお弁当をつくってきてくださった。
腹を空かせているだろうといつも気にかけていただき、ありがたいやら申し訳ないやら。おいしくごちそうになった。

更には、日本酒入りのチョコレート。これも美味そうである。


先日から登場した、畳スペース。外から丸見えだったので、ついたてを持って来てくださった方が。
程よい大きさで半透明な感じで、和風でお洒落。これは素敵だ。


雪だしお客さんは皆無かなと思いきや、ぼちぼちと訪れてくれた。全体で十数人くらい。


土曜でも、子どもたちはスキーの大会や習い事などで忙しい。
それでも二人が来てくれたので、一緒に人生ゲームをして遊んだ。

停まるマスで己のポジティブとネガティブが切り替わっていき、進行にも影響してくるルール。
僕はネガティブ状態が多く、歩みが遅いうえ支払ってばかり。最下位であった。
やはり人生、ネガティブよりはポジティブにいきたいものだね。


夕方、積雪は少し増えていた。
Yeah、もっと降ってくれよ。かつて経験したことの無い、半端ない雪を味わわせてくれ。

ポジティブの方向性が違うか。