2018年6月3日日曜日

【5月26日-6月3日(土-日)】 なんだかんだ言ったって いつでも楽しくやりたい [猟師22-30日目]

土曜日は、会社の人たちと一緒に救急救命講習。
「認定鳥獣捕獲等事業者」として仕事をしていくにあたり、
従事者は受講する必要があるのだ。


心肺蘇生法・搬送法・止血法など、消防職員さんに教えていただく。
警備員時代に散々やったし昨年も福井でやったが、こうして何度もやって、
体で覚えてしまうのが一番良いだろう。一生に一度くらい、試される時があるかも。


みんなでお昼ごはん。おいしいカツ料理屋さんで、社長にごちそうになってしまった。


リンゴの携帯電話を酔っ払って落として壊してしまったので、
新しいのを買った矢先に仕事中の山で無くしたので、
何とかロイドを購入したので。本体は中古で格安SIMだけど、充分に機能してくれるので。


月曜日から一週間、今週も出張で仕事。
現場の山へ上がっていく林道を走っていると、穴ぼこが。
タヌキだったかキツネだったか、巣のようである。珍しいそうだ。


相変わらず、警戒心の薄いシカちゃんもいる。
自分が撃たれない条件下にいるということを、知っているのだろうか。


僕の仕事は、エサを担いで山を登って撒いて。誘引作業だ。


待ち伏せ用のテント。遠目に見ると、けっこう自然に同化している。


シカは夜行性だが、銃猟をできるのは基本的に日中。
つまり必然的に、日没前と日の出後が狙い目になってくる。
もぐもぐタイムしたり読書タイムしたりしながら、誘引ポイントを監視。
シカちゃんが出現したら、射手に無線で知らせる役目だ。


山にはダニも多い。こんな小っこいのが、脚を這って上がって来るのだ。


山ではテント泊。食事はカップ麺など、お湯だけでつくれるものが中心となる。
お米が欲しいときに備え、そっち系のレトルトもストック。


社用車の後部でも寝られるね。ということに、さいきん気付いた我が社。
ちょうど一人、脚を伸ばして眠れる。立って半畳寝て一畳、とはよく言ったものだ。
テントよりも暖かいし、周りを囲まれている安心感がある。


日の出に合わせ、4時頃に仕事が始まる。
山の湧き水で麦茶をつくってやったぜ。


もう携帯電話を落とさないようにと、会社がストラップを貸与してくれたぜ。


朝一に仕事をして午後から再開のパターンだと、その間が待機時間となる。
そんなときは、テントで事務仕事。基本的に出社というものが無い業務なので、
こういうタイミングで進めることになるのだ。


これまでよりも、登山道をもう少し先へ行ったところでもエサ撒きをした。
荷物を背負っての山歩きは、脚力や心肺をはじめ、あらゆる体力が鍛えられそうだ。
トレーニングだと思えば、なかなか楽しいものである。


初となる、一人での仕事を任された日もあった。
以前に捕獲をしていたという現場の、道路状況調査。
崩落個所が多く、現在は通行止めになっているのだが、できれば従事したい場所。
各所で写真を撮りながら、足下の悪い道を11.5kmほど歩き、また戻っていく。


雨が強めに降って来た。こんな崩れそうなところで雨宿り。


バイカーが着るらしい、丈夫そうなレインコートを買ったので初活躍。
黒と赤で、ジョン・クレイマーみたいな。
びしょ濡れで歩きっぱなしで、さすがにちょっと疲れたね。


そして休日。土曜日には、都心へ出て行く。


福井のアンテナショップ的なのがあった。チラ見しておいた。


群馬県の、移住イベント会場へ。
緑のふるさと協力隊」同期で定住している方が、出展しているのだ。


冷やかしに来てお喋りしただけなのだが、手ぬぐいとタオルをいただいてしまった。
かわいい。仕事で使わせてもらおう。ありがたいし、助かる。


その後、別の同期と再会。ちょっと調べてて見つけた、良さげなジンジャーのお店へ。


ふわふわのかき氷を食する。なんか都会っぽいな。
しっかりジンジャーの香りがして、程よい甘みで、おいしかった。
色々お喋りをして楽しんだら、


更に5人の同期と再会。ときどき催されていた「22期会」だが、
なかなか福井からは行けず、いつももどかしい想いをしていた。
こちらに出戻って来たことで、こうして会うことができたのは非常に嬉しい。

僕からすると、協力隊おわりの総括研修以来、2年以上ぶりに会ったメンバーがほとんど。
なのに全くそれを感じさせない、すんなり馴染めてしまうのが、
協力隊同期という不思議な関係だ。


同期が活動していた高知県。の料理を扱う居酒屋さん。
お茶のビールというユニークなものから、おいしい数々の料理にみんなで舌鼓を打った。

自分は友だちが少ないんで、とかよく口にしていたけど、
こんな素敵で楽しい仲間たちがいるじゃないか。恵まれてるじゃないか。
せっかく関東にいるわけなので、今後もコンスタントに会えると良いな。


日曜は、会社の方たちと射撃場へ。実質、二回目の練習となる。

ちなみに、一回の練習で100発ほど撃つ。1,000発くらい撃ったら現場デビューかな、
というのが会社の目安になっているので、つまりまずは十回、通うことを目指すわけだ。


姿見の前で、挙銃練習。

ちなみにサングラスは、カナダ自転車横断のとき使ってたやつ。安物だが、意外と使える。
隣のフィールドから、クレーの破片やら散弾やら飛んでくるので、着用すべきだ。
あとはベストと帽子が必要。初心者丸出しだけど、まあ今日は良いだろう。


社長がバッチリ決める様子。この速さと精確さ、手本にしなくては。


前回より、当たりが悪かった感じか。
○がハズレだが、10回くらい連続でミスしてる場面もある。
比較的やりやすい角度の射台でこのレベルでは、まだまだ未熟だ。

でも係のおんちゃんが最後、「学習能力がありますね、頑張ってください」
と言ってくれたので救われる。がんばるぜ。


銃を使い終わったら清掃。分解して・ススを落として・ガンオイルを塗って。
物は大事に扱わないとね。



平日も休日も、やることが色々とあって、充実した感じで過ぎていくな。良いことだ。
そんな感じで、また一週間が始まっていく。

どんな感じだ。