2017年5月12日金曜日

【5月8-11日(月-木)】 私をここへ呼び寄せるのは誰? [八王子帰省]

東京都で唯一の道の駅、八王子滝山を初来訪。
ゴールデンウィークも終わり平日なのだが、駐車場はいっぱいだった。外には花苗が並び、


中には地元産の生鮮品などが並ぶ。道の駅というより、見た目はほぼスーパー。レストランも併設されていた。


場所は変わり、小学生のころ妹と歩いた通学路。


片倉城跡公園。ここを通って学校へ向かったのだ。


小さな水車小屋は健在。水受けというのか、くるくる回る部分は新しくなっていた。
冬には つららができていて、つららアイス・つららソードとか言って遊んだものだ。


園内には彫刻が二十体ほど。左の「酔っぱらい」が、個人的にお気に入りだった。
それが二十年あとの己の姿だったとは、予想だにしなかったが。


蓮沼。
これも冬の朝、凍ってることに興奮して乗って遊んでいたら、氷が割れ出し焦って脱出したことがある。
脚くらいは濡れたんだったかな。危なげなこともしたい、思い描いてた夢も形にしてみたい年頃だったのだろう。


細く急峻な道。だが上るのに5分もかからず、


二の丸広場に行ける。


隣には本丸広場。小学生時代は、放課後の遊び場の一つだった。


間には、掘割の跡。学校の遠足なんかでもよく訪れていたので、ここでお弁当を食べた記憶もある。


カナヘビがよくいるのだ。キャッチアンドリリースして遊んでいたな。


土と、踏み砕かれた落ち葉でできた道。


静かで穏やかな、良い公園。地元の、好きな場所である。


また場所は変わり、都内は国会議事堂。


実は訪れたことが無かったので、衆議院を見学してみることに。日中は毎正時、予約なしで受け入れてくれる。
受付をし、手荷物検査と金属探知を受けたら、事務局の方の案内で中へ。
平日でも意外と人が多いかな、と思いきや僕を含めて3名。団体さんは、他に数グループいたけど。


撮影禁止だが、本会議場だけはOK。イメージよりも、小ぢんまりとしている。


記者席には、配線がずらり。各社、座る場所が決まっているようだ。


庭園には、各都道府県の木が並んでいる。福井県はクロマツだったのか、知らなかった。
一時間と聞いていたが、その半分くらいでサラッと終了。


周辺の街を歩いてみる。都会は都会だが、人の数が多くは無いので、いわゆる都会トカイした感じでも無い。


国会議事堂と議員会館の間では、のぼりを掲げ訴えをする人たち。議員さんたちは、嫌でも目と耳に付くわけだ。


せっかくなので、参議院も見学。ほぼ一緒だろうけどと思いきや、


こちらには見学前の資料コーナーが。ここは撮影OK。


貴重なものや興味深いものが展示されていた。

僕の他に、お母さんがた女性が7名ほど。
国会の警備をする衛視さんが、丁寧に説明しながら、一時間じっくりと案内をしてくれた。
衛視は衆参あわせて四百数十人いるとか、議場の座席は衆参で政党の並びが違うとか、
色々とおもしろく、勉強になった。


二駅はなれた銀座の珈琲店で、ブレンドコーヒーを啜る。税込みで750円くらいと、さすがにお高い。


そして、さすがに人が多い。

このあと、また東京メトロへ。2分おきに来る電車。それでも一杯になる車内。
98%くらいの人が、ただただスマホをいじっている。やだなあ。


国会議事堂前駅へ戻ると、首相官邸の向かいでデモを行なっていた。
やられる方の立場だったら、すぐに心折れそう。メンタルが強くないと、政治家は務まらないね。


国会議事堂が見たかったというのもあるけど、都会を訪れたメインの理由はこちら。
大野市役所の方が、今年来年と、内閣官房に出向で来られているのである。
お声がけし、一緒に飲むことにしたのだ。ヘタレのため普段は自分から人を誘えないのだが、せっかくなので。

緊急招集がかかるかもしれないなど、大変そうなお仕事。興味深い話を、色々と聞かせてもらった。
僕と同い年だというのに偉いなあと、己の小ささを恥じ入る。おいしく、楽しい時間を過ごせた。


平日の23時過ぎ、まだまだ人はたくさん。ぎゅうぎゅう詰めとならないまでも、満員の電車。
片道一時間ちょっとの乗車でも、なんだか疲れてしまう。否応でも読書の時間にできるのは良いけど。

ちなみに国会や首相官邸の周辺は、多くの警察官が警備にあたっていた。
和柄の服を着た髭坊主も職質を受けるかなと思いきや、ついぞ声をかけられることは無かった。
市役所の方いわく、最近はかなりピリピリしているようだが、見る人が見れば分かるのだ。
こんな分かりやすい格好したヤバい奴も、まあいないもんである。


日を改め、東京駅に程近いビルにやって来た。訪ねたのは3階の、総合探偵社。
ではなく同階の、地球緑化センター。緑のふるさと協力隊事業を運営する、NPO法人だ。

協力隊を終え一年ちょっとのあいだ訪れていなかったので、顔を出しに。


スタッフさんたちとお話しをし、


メッセージを残させてもらう。割と長居してしまった。

超少人数で、協力隊以外の事業もこなしている、大変そうなお仕事。
われわれ協力隊は、本当に感謝している。今後も無理せず、頑張っていただきたい。


緑化センターのスタッフさんと、僕の前年に和泉地区で活動していたOBの方と、お食事へ。
他愛もない話をしたり、三者三様に想うところや悩むところがあったり。
焼肉をはじめとした韓国料理を味わいながら、おもしろい集まりは進み、幕を閉じた。
ごちそうになってしまった。ありがとうございました。



さて、そろそろ八王子帰省も終え、出かける頃合いである。


2017年5月11日木曜日

【5月4-7日(木-日)】 今は昔 ひとつの影が なんとなくこの街へ [八王子帰省]

世間はゴールデンウィーク。
いずれ僕は長期休暇中だが、東京都は八王子市、佐宗家の実家へ帰省する。
車の旅を再開したところで、どこ行っても混んでたら話にならないし。


もはやGW恒例となってきた、佐宗家バーベキュー
父母・妹とその同僚たち・僕とその数少ない友人たち、12名くらい。
弟は今年度から社会人となり、世間が休みの日は仕事となるため参加できず。


大量購入したお肉を焼きながら、大量購入したお酒を飲みながら、みんなでわいわいと。

今年も酒に呑まれた人が、ひとりふたり。
セクハラじみたこともあったようだが、当人はほとんど覚えていない。最低である。
本当に申し訳ございませんでした。


弟の職場を訪問させてもらう。今年から、手に職をつけ始めたのだ。素晴らしいことである。
ふらふらしている兄と違い、しっかりしているね。

弟と一緒に店長さんが、BBQ夜の部にお越しくださっていた。
しかしそれに気付かないくらい酩酊していたのが、この糞坊主野郎。人として最低である。
単純に仕事しているところを見たかったというのもあるが、お詫びと改めてのご挨拶を兼ね、お邪魔させてもらった。

髪は切るところが無いが、顔をあたってもらえることに。弟が、丁寧な手つきで剃ってくれる。
襟足やヒゲも揃えてもらい、シャンプーとマッサージまでしてもらった。超さっぱりした。
たいへん気持ち良かったし、プロなんだなあと実感。本職にやってもらった以上はお支払いしますと言ったが、
シェービングモデルということで免除していただけることに。かえって申し訳ない。

八王子にお越しの際は、ぜひZeal BARBER(ジールバーバー)でヘアカットをどうぞ。


※店長さんの写真を拝借。今度は、ちゃんと一人の客としてお伺いします。どうもありがとうございました。


高校の同級生メンバーと、BBQに続いて集合。八王子に新しくできたという、ボードゲームカフェへ。
一日遊び放題で1,000円、ソフトドリンク飲み放題がプラス500円。良心的すぎる。


村の人生を形づくるゲーム。何やかやで2位。


枯山水の庭をつくるゲーム。


繋がっていない箇所もある酷い庭園だが、何やかやで2位。


イラストの組み合わせから、お題を当てるゲーム。2ラウンドやって、一度は優勝。

写真は「ドラミちゃん」のとき。基となる絵が絶妙で、簡単すぎず難しすぎない。
ルールや点数計算が複雑なのは苦手だが、こういうシンプルなのは好きだ。


八王子城跡を訪れてみる。
幼少の頃に来たことがあるかもしれないが、全く記憶にない。要するに初登城だ、出身地ながら。


戦国時代の城のため、天守閣は無いらしい。
本丸までは30~40分ほどの軽い登山になるようなので、低地の方のみ散策してみる。

割と新しい曳橋。


石垣。


御主殿跡。


御主殿の滝。一般的な滝のイメージからすると、だいぶ小さい。


豊臣秀吉の小田原征伐で、上杉・前田・真田らの部隊により攻められ、わずか半日で落城したそうだ。
多くの将兵や婦女子が自刃し、この滝に身を投げ、水は三日三晩のあいだ血に染まったのだという。
いまでも毎年、落城の日には滝が赤くなるとかならないとか。


見慣れない花。


少し離れたところにある、城主・北条氏照(うじてる)と家臣たちの墓。
佐宗家の先祖といわれている方も、この場所にいるのだろうか。



キャラクター、うじてるくん。ちなみに北条氏照の兄が氏政で、父が氏康である。


ガイダンス施設。資料コーナーと休憩スペースの設えられている、綺麗な建物だ。


日本史には疎いしドラマは観ないが、後北条氏がテーマなら興味ある。縁があるからね。
世間的には人気も需要も少ないと思うけど。



帰省中の空いた時間は、カナダ自転車横断旅行のブログ更新作業。
旅を終えて三年になるが未だに完結できていなかったので、残りの記事を数本、少しずつ進めていく。
もともと文章をつくるのに酷く時間がかかるのに加え、旅行のブログは二ヶ国語にしているため、
遅々として捗っていなかったのである。お暇のある方はご覧いただければ、嬉しく存じる。