2015年9月19日土曜日

【9月18日(金)】 You might have preconception [活動163日目]

午前中は、化石研究会の方と崖へ行き、石の採取。
こんど「道の駅 三方五湖」で開催する物産フェア用に。

化石発掘体験の手伝いに散々行っていたので、
あーここに化石ついてる、とか、これは化石入ってる可能性が高い石やな、とか分かるようになってきた。
化石についての詳しいことは分からないけど。

ここの層からは、貝がゴロゴロ出てくるのでおもしろい。その気になったら、この崖に一日おれるな。


午後は公民館で「おはぎづくり教室」に参加させていただく。

秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」日。
前後一週間がお彼岸で、おはぎを食べる習慣があるわけですね。
祝日には各戸で国旗を掲げましょう、というのが役所からのメッセージ。


料理上手のお母さんを講師に、みんなでワイワイと楽しく作業。6種類ものおはぎが完成した。
甘納豆の甘味だけを活かしたものや青のりをまぶしたものなど、斬新だけど非常に美味しい逸品。
たくさん持ち帰らせていただきました。


道の駅 九頭竜の前では、今日から総選挙が告示。
「大野ポスター展」は、大野市内のお店のポスターを高校生・大学生らが作成したプロジェクトだ。


23番の「おいしい花束」、いいですね。
和泉地区で唯一ポスターを作成された「㈱昇竜」だから地区民で組織票を入れようとか、
そういう魂胆じゃないですよ。純粋に、シンプルで分かりやすくて面白いじゃないですか。
というか、和泉のひと全員で投票しても市民人口の2%に満たない。



さて、夜の7時過ぎに来客。自転車で世界を旅行しているドイツ人の方だ。
トム以来2人目。どういう経緯で受け入れているのかは、トムが来たときの記事を参照ください。


大野のソウルフード、とんちゃん(ホルモン)を用意しておいたので出してみる(料理中の写真は撮り忘れた)。
内臓はちょっと… ということで食べなかったが、鶏肉は美味い!と言って食べていた。

日本が何と29ヶ国目だという。6月に北海道をスタートして南下してきたそうだ。
日本は景色が美しく、何より人が超親切で素晴らしい、とのこと。そうやろな (´∀`*)

僕がカナダで9,000km以上を3ヶ月という短期間で横断したことについては、
クレイジーだね… と言われた。そうやろな (´∀`*)



ところで、気になる話を一つ聞いた。
先日、こちらの旅行者・ハイケさんが松本城の前の公園で、テントを張って寝ていたときのこと。
朝の6時ころ、どうやら酔っていたらしい20代男性が、テントを開けて中に入ってこようとしたらしい。
驚いて叫び声をあげ、向こうへ行けと突き放すものの、寝場所を探しているのか、男性は執拗に迫る。
撤退するまでの2,3分間、それを繰り返していたという。

そいつにも困ったものなのだが、問題は、
周りに何人かの通行人がおり、騒ぎに気付いていたにもかかわらず誰も助けに来なかったということだ。

どうしてか、と聞かれ、僕は上手く答えられなかった。
日本人は親切というけれど、こういう場面では動かないですよね。電車で席を譲らないのも然り。
事なかれ主義というか、厄介ごとに巻き込まれたくないという気持ちが働くのかな。
都会だと尚更そうなるのか、その辺はよく分からない。ご存知の方いたら教えてください。



何はともあれ、明日は半日か一日休みにするようだ。
京都に行ってビザを延長せねばならないらしいが、シルバーウィーク中は入国管理局が閉まっているので。
ゆっくりして行ってくれればいい。


2015年9月17日木曜日

【9月17日(木)】 なんとなくやり過ごした 今日に後悔してる暇はない [活動162日目]

予報通り、朝から雨。えらい降ってるな。


国勢調査をインターネットで回答。
前回のときは八王子で一人暮らししていたが、まさか5年後に福井にいるとは考えもしなかった。

本来は休みの日だったようだが、半活動日的な日とする。
午前中は支所で、小学生えいご教室の教材をつくったりなんだり。


あした来客がある予定なので、街へ出てとんちゃん(ホルモン)を買い、
ついでに上庄地区の公民館へお邪魔する。
10人くらいで通りがかったちびっ子たちに声をかけたら、みんな挨拶してくれた。
いいね。都会だったら声かけただけで通報されることもあるご時世やでね。

会おうと思っていた方が午後休みという、ピンポイントなバッドタイミング。
しかし対応してくれた方の名字に馴染みがあるなと思ったら、市役所の本庁に勤めてる方の奥さまだった。
色んなところで人がつながっている、良い具合な世間の狭さだ、大野市は。


上庄といえば、有名なのは「上庄里芋」のブランドと、麻那姫(まなひめ)。
かつて干ばつから村を救うために身を投げたそうで、麻那姫湖や真名川の名が残っている。

ちなみに「九頭竜伝説」では、叶わぬ恋の末に身を投げた男の子が龍に生まれ変わっている。
身投げ系が多いなあ…

まなちゃんキャンディーをいただきました。うまい。


国道158号沿い、和泉に帰る途中にある「さ蔵」さんで日本酒を購入。贈答用。
既に何度か利用させていただいており、お世話になっている。

福井のお酒といえば「黒龍」及び「九頭龍」。
非常に飲みやすい逸品で、中間研修のときに持っていったら好評でした。
大野市のお米も使われているのです。福井のお米といえば大野市産。


公民館で会ったお母さんから、道の駅に出していて余ったお弁当などいただいた。ありがたい。
このおナスが特に美味いんや。



雨、やまないなー


2015年9月16日水曜日

【9月16日(水)】 損LIFEから舞い上がれ迷子 [活動161日目]

昨日のイライラは何処へやら。寝ると快復する単細胞である。
そんな今日は、一人暮らしのお母さんのところで草刈りのお手伝い。


劇的ビフォー


アフター。
写真だと変化がそんなに分からないですかね。


こちらはビフォーを撮り忘れた。



田舎では、こうして用水路で長靴を洗います。そういえば今まで触れてなかった。


一時間半くらいで刈り終わり、あとはお昼まで、コーヒーとお菓子をいただきながらお母さんとお喋り。


そして自分ちの周りも刈る。こういう日のついでじゃないと やらんでな。
人のところもそうだが、自分とこも ちゃんとせねば。


夜は公民館の応急手当講習会に参加。


大野消防署 和泉分遣所の所長さんを講師に、十数名が心肺蘇生法などを教わる。
僕は警備員時代に散々訓練したけど、こういうのは定期的にやっておいた方が良い。忘れるで。

皆さん、意識のない人を見つけたら119番通報、
そして普段どおりの呼吸が無かったら心臓マッサージですよ!


2015年9月15日火曜日

【9月15日(火)】 You had a bad day [活動160日目]

半休日、半活動日のような日。

ゆっくり起きて、ダラダラと朝を過ごす。
何か分からないが、どうにも気分が上がらないというか、イライラして、やる気が出ない。

市役所の本庁へ赴き、結の故郷(ゆいのくに)推進室を訪問。
来週の若狭町での物産フェアに関する資料を、担当者さんの机に置いておく。出張でいらっしゃらなかったので。

そこであるお誘いを受けたので、


五箇公民館というところへ。
和泉地区のお隣(といっても17kmほど離れている)にある西勝原(にしかどはら)という地区にある。

福井県唯一の日本百名山である「荒島岳」。
登山道の一つがここから伸びており、そこに桜坂をつくるプロジェクトを始めるという。その説明会だ。

そのあとコーヒーをいただきながら職員さんとお話。

五箇地区と呼ばれるここに暮らす人は、いま70人弱。中学生以下の子どもは5人だけという。
高齢化と人口減少が進む、和泉以上のすごい現状だ。
お隣さんやし、たまにはお手伝いや遊びに来たいと思う。協力隊の活動としては難しいだろうから、個人的に。

ちなみに、和泉地区の公民館報に挟んでもらっている僕の「活動日誌」は、
大野市内の各公民館にも届いている。こちらの職員さんも、僕のことはご存知であった。
大野市の公民館は全部で9つ。全て訪れたいところである。現在、3つ制覇。



一日じゅう、気分は優れなかった。

人と話していても上手い受け答えができなかったり、
昨夜の「カナダ放浪記」は子どもが楽しめる内容じゃなかったなと反省したり、
自分の活動は いまの感じで良いのかと悩んだり。

個人の方のところに、全然行っていない。
最近やってる活動はまるで「地域おこし協力隊」のようだ。
季節柄、稲刈りのお手伝いでもあっていいのだが、依頼は全くない。
自分から仕事を探しに行かないとな。



「まだ冬を経験してないんだね」「雪は大変だよ」「嫌になるよ」
また今日も言われた。
会う人あうひとに同じことを言われ続けてきて、いい加減うんざりしている。
もう分かってるから。
世界中どこに行ったって良い部分悪い部分があるのは当たり前だ。
和泉にも雪というマイナス面があるのはもう分かったし、そもそもそれは覚悟して来てるから。
それを遥かに上回るプラス面を、いくつも見付けてきたんだよ。
だからここに残って暮らしていきたいと思ったし、その方向にいま道が固まりつつある。
そこにいちいち余計なことを言われると ものすごくやる気を削がれる感じがするのだが、
それは僕の心が狭いからなのか。そのあたり、まだまだヘタレなのか。

モヤモヤする。今日はあかん。
女の子じゃなくても、月イチくらいでこういう日はあるもんなんか。


【9月14日(月)】 その為の”2年”だったんだ [活動159日目]

月に一度、社協(社会福祉協議会)による「お買い物サロン」の日。

和泉地区にはスーパーもドラッグストアもコンビニもないので、
買い物するには街まで車で30分走るか、日に5本の電車を使わねばならない。

足の無い一人暮らしの方を対象に、同サービスが行われているのである。


今回はお母さん方12名が参加。社協の方・お手伝いさん・ボランティアの運転手さん・そして僕で、総勢16名。
皆さん超元気である。「遠足みたいね」との声も聞こえたように、みんなでワイワイ楽しくお喋りしながらゆく。

僕は主に荷物運びをお手伝い。
一日かけてゆっくりと、マイクロバスがいっぱいになるまで荷物を積み込み、和泉へと戻ってゆく。

久しぶりに会う人どうしもいるようで、いつにも増して皆さん活き活きしているように見えた。
こうやって集まれる行事は大切やなと思う。



夕方、地区の歯医者さんへ行き、取れていた詰め物をいよいよ詰め直してもらう。


夜は公民館で「たっちゃんのカナダ放浪記」を開催。
先月末、小中学校の先生方にお話しさせていただいたものに多少の修正を加えている。


平日の夜にも関わらず、30人近くの方々にお集まりいただいた。嬉しいことだ。
カナダで過ごした2年間の体験・学んだこと・感じたことなどをお伝えする。

大変なことも多かったが、この2年の経験があったからこそ成長できたし、
いまこうして和泉の皆さんに囲まれて楽しい人生を送れているのだなと改めて実感した。

しかし内容を削ったはずなのだが、終わってみると1時間半ほど話してしまっていた。長くなり申し訳ないです…
子どもたちには小難しい内容も多かったかもしれない。

たくさんある話を上手くまとめて分かりやすく話す力、身に付けていかねばならんなあ。
また機会があれば、こうしてお話しする機会をいただきたいですね。


2015年9月13日日曜日

【9月13日(日)】 鶴は千年、亀は万年 [活動158日目]

敬老会当日。


同時開催の「いきいき発表会」では、地域の方の素晴らしい作品の数々が愉しまれていた。
左端、僕の若葉コーナーも多くの方の目に留まる。特に高校生の子が描いてくれた似顔絵は好評だった。

中学生5名もボランティアで来ており、外靴を入れる用の袋を来場者に渡すなどお手伝い。


70名近くの高齢者の方々が集まった。
まず自治会長や市長からのあいさつがあり、


アトラクションの部では、まず3,4,5歳児によるダンス。会場のあちこちから「かわいい (´ω`*)」の声が。


次に、先月の「ふるさと芸能発表会」と同じ要領で、小学生による篠笛と昇竜太鼓。
1,2年生が堂々と披露し、


4年生が落ち着いた演奏をみせ、


5,6年生は迫力ある響きを出していた。やっぱ大したもんやわ、この子らは。

このあと「青葉の笛 保存顕彰会」による篠笛の演奏。


僕も一緒に参加し、ソロで「さくら」も吹かせていただく。が、緊張すると息がぜんぜん続かなくなる。
まだまだ人前に出られる腕前ではない。練習を積む必要があるな…


三兄弟プラス父で構成されているというプロのブラスバンドの演奏も楽しむ。


最後は、民踊保存会の方々を中心に穴馬おどり。中学生たちと僕も、交じって舞う。踊ってて楽しいから好きだ。


万歳三唱をし、皆さんの健康長寿を祈る。


片づけが速やかに済み、つつがなく終了。
有志の方々のお手伝いがあるからこそ、こういった地域行事が成り立つんですね。

子どもから高齢者まで、お互いを敬い、仲良く協力しあうことで、こうして温かい地域となるんやな。