2016年12月9日金曜日

【12月9日(金)】 いいさ 誰が褒めるでもないけど [住民260日目]

協議会の仕事等で税務署などに用事があったため、街へ下りる。
ついでに自分のことも諸々と済ませる。


大野警察署・生活安全課を訪れ、これを受け取ってきたりとか。
申請を出してから約一ヶ月半。ようやく、猟銃の所持許可をもらうことができたのだ。


あとは猟友会の方から銃を譲っていただき、警察署で確認してもらったら、一連の手続きが完了する。
6月に講習を受けてからここまで、半年以上。時間も手間もお金も要したが、これでひと安心というものだ。


大野の街から和泉地区まで、車で約三十分。
音楽を流し口ずさみながら、眠気覚ましという名目でコーヒーを飲みながら運転する時間は、好きなひととき。

たまには缶でなくお店ので、ちょっとした贅沢を味わうのも良いだろう。
(※駐車中に撮影しています)


2016年12月8日木曜日

【12月8日(木)】 傷付かず 傷付けないままで [住民259日目]

初雪。
そういえばスコップもスノッパも、車に積もった雪を除ける道具も、ウチに無かった。
用意しないとヤバいぞ。


株式会社 昇竜でのバイト。とりあえず今月は、月曜と木曜が一日・土曜が午前中・他も何回か、という感じ。

朝はまいたけの収穫補助をし、湿度の高い室内にどうしても溜まってしまう水をかき出す。
水切りを操るのは、地味に楽しい。


数十日間の培養期間を経て、「芽出し室」へと移されていく子たち。
各段に9トレー収まっていたのを、5トレーずつに乗せ換える。握力が鍛えられるな。


室内ではフォークリフトが動く。邪魔にならぬよう、何より自分が轢かれぬよう、気を張らねばならない。
こんな隙間も利用して。


午後は、芽切りの作業。


フィルムを切っていくわけだが、まいたけに少しでも刃が触れると、傷つけてしまう。
生長した際に歪な形にならぬよう、細心の注意を払う。が、それでも2,3ほど線が入ってしまった。申し訳ない。

中にお汁が溜まっているものは、それも捨てながら。


使用の終わったトレーは、手洗い。前掛けとアームカバーを装着し、たわしで擦っていく。


次の作業。パッキングされたばかりの、初期状態のを並べて流していく。
動画にしてみた。勝手にラックへと並べてくれる機械が、ハイテク。


ときどき、各庫内の炭酸ガス濃度を計測し記録しているとのこと。やらせていただいた。
それぞれの部屋で、適正値がある。高くても低くてもいけない。

そして今日は最後に、入念な消毒・殺菌のうえ、全身防護で入室するスペースにも入らせていただいた。
余計な菌でも入れば、もうダメになってしまう。まいたけは非常に繊細な食材であり、生き物なのである。


2016年12月7日水曜日

【12月7日(水)】 誰かのためになるなら [住民258日目]

より処の営業日。
オープンは10時なので、9時過ぎくらいから入り、清掃などの開店準備をすれば良い。
いつもよりちょっと遅くまで布団の中にいられるのが、ささやかな幸せ。


運営スタッフのお母さんが、お芋を焼いてきてくださった。朝食がわりにいただく。
身はホクホク、ちょっと焦げた皮はパリパリとしており、甘くておいしい。


高級そうな、お菓子の差し入れをいただく。ありがたい。さっそく、お茶請けに出させてもらった。


今日のお昼は、お母さん方が焼きそばをつくってくださった。いい匂い。


たまたま居合わせた数名の皆さんと、おいしくごちそうになった。
水曜日は、いつも満腹になることができる。大変に助かります。


午後には、お茶の会の方々が来訪。希望すれば、誰でも点てていただくことができる。
僕もごちそうになってしまった。結構なお手前でした。


人の入りは少なめの一日だったものの、それでも顔を合わせた者どうし、お喋りして盛り上がってくれていた。
「楽しかった」「水曜日が待ち遠しい」といった、嬉しい感想もいただいている。運営スタッフのお母さんたちも、
「私たちにとっての拠り所にもなってるのよ」と言って、楽しみながらお手伝いしてくれているようだ。
言葉では表現しきれないが、とにかくありがたい。感謝である。

和泉地区500人のためになる場所にせねば、などと今までは気負っていた。
しかしそんなのはまず不可能だし、こうして数名数十名が喜んでくれている現状を見るや、
充分に「よりどころ」としての機能は果たしているのかなと思える。

驕る平家は久しからず。より良くしていけるよう、常に高みは目指していくけれども。


スタッフのお母さんがつくり、より処に飾らせてもらっていたリース。
秋も過ぎて役目を終えたので、譲ってくださった。自宅の玄関に掛けてみる。


そして、おでんの差し入れ。冷える日にこれは、実にありがたい。
体が温まった。ごちそうさまでした。


2016年12月6日火曜日

【12月6日(火)】 青と白 惑星 輝く黄金の地へ [住民257日目]

急きょお声がけがあったので、午前中のみ昇竜のバイトに入る。

朝の収穫作業は基本的に4名で行うが、今日は3人。
ひとつ10kgほどのトレーを、ひたすらラックから下ろしたり運んだり戻したり積んだりしていく役割を担う。
写真を撮る間もなく三時間くらい続けると、けっこう良い運動だ。

製造の仕事、工場での勤務というのは、なかなかガテン系である。
筋肉痛は大丈夫だが、握力を少し奪われ、ちょっと腰にも来るな。まだまだ慣れが足りない。


午後からは、協議会の事務仕事。ブルーカラーもホワイトカラーもこなすのだ。
などと、カッコいいこと言えるような立場でもねえか。


【12月5日(月)】 Ready, set, come on, let's go [住民256日目]

株式会社昇竜でのバイト。
自撮りとかしちゃった。エプロンは、道の駅で着るやつを勝手に使用している。怒られるかな。


朝はまず収穫。日曜日が定休なので、そのぶん月曜は採る量が多めらしい。
まいたけを運び、残った菌床部分を積んでいく。


千数百株と、大量である。


使い終わったラックを綺麗に拭く。
縁など、やや鋭利な部分もあるためか、雑巾は割とすぐボロボロに。


午後は、培養室から芽出し室へ移すものの積み替え。
庫内の気温と湿度はやや高めに保たれているため、動くとじんわりと汗をかいてくる。


そして、芽切りという作業。
フィルターの微小な孔から空気を取り入れていたのを、


開放し、解放してやる。ここから十日ほど(確か)で、立派なまいたけに生長するとのことだ。


次に、初期状態のを並べていく作業。土台も、始めは茶色なのだ。
隣のクリーンなルームでパッキングされたら、フィルムの形を整えトレーへ。


あとは機械が、勝手に積んでいってくれる。


使用済みのトレー。手洗いされたものを軽く拭き取り、重ねていく。とても全ては終わらないが。
今日は、そんなところで終了した。


色々と、差し入れをいただくことができた。写真を撮り忘れたが、パンやコーヒーも。
料理してる余裕が無いので、大変にありがたい。後でおいしくいただくとして、


子ども英語教室は、今年度23回目。
ボキャブラリーは前回同様に、学校内の部屋・場所。難しい単語も、ほぼ完璧に覚えていたのが凄い。

「Let's go to the ~」という表現を練習。
「校長室行こうぜ」「階段に行こうよ」といった文章が、無駄にウケていた。


二人一組で、リズムに乗せて。かなり速いテンポでクリアするペアもおり、大したものだと思う。


そして、ここに来て初の試み。Tongue twister、すなわち早口言葉を紹介する。
これはSとSH、異なる発音が入り混じっており、なかなか難しいのだ。
しかしちょっと練習すると、子どもたちは上手に言えるようになっていた。

ちなみにSは「ス」、SHは「シュ」みたいな音である、カタカナにすると。
加えて、「彼女は海辺で貝殻を売っている」みたいな意味である。よくできた早口言葉だ。


隔週の、大人の昇龍太鼓教室に参加。第5回目。
前回までと同様に、穴馬(あなま)ばやしを練習する。


ベースとしてビートを刻む、ビッグドラム。
僕は今回、こちらを主に練習していた。小太鼓も大太鼓も、どちらでも対応できるようになりたいからな。


演奏側は、このテンポに合わせて叩く。
置く位置が悪いのか、お互いの音が聞こえづらいのがネックではあるけども。

皆さん良い感じ。この曲目に関しては、人前で演奏しても大丈夫そうだな。


2016年12月4日日曜日

【12月4日(日)】 But it's time to face the truth [住民255日目]

お声がけいただいたので急きょ、早朝に出立。休憩しつつ車で四時間ほど、山梨県へ。
ちょっとした手元というかアシスタントというか、お手伝いを担う。


お昼は、見るからに高級そうな料理をごちそうになってしまった。
この鰆(さわら)が、非常にうまかった。


小エビはサクサク。


お蕎麦は、コシが強め。デザートのチョコレートプリンは撮り忘れた。
いずれも絶品。思わず、また来たいと思わせられるほどであった。


また四時間ほどかけて帰還。道中は、お喋りしながら楽しく。
和泉地区のお隣、岐阜県は白鳥(しろとり)で、夕飯に中華をごちそうになる。こちらもうまかった、満腹である。

小旅行気分で遠出ができ、ちょっと良い気分転換にもなったかな。


帰宅すると、玄関に揚げ物の差し入れが。助かります。


お隣の集落、川合地区では今日、年に一度の報恩講(ほうおんこう)が行われていたようだ。
昨年はお手伝いと参加をしたが、今年は食べものだけ差し入れていただいてしまった。
これで2,3日は生きられるな。大変にありがたいです。


【12月3日(土)】 今日もまた夜空に描いた非現実 [住民254日目]

今月から始めた、株式会社昇竜でのバイト。今日は午前中のみ入らせてもらう。

始業後しばらくすると、工場内にはグリーグの「朝」が流れる。
小学生の頃、毎朝の校内放送で聞いていたな、懐かしい。一日の始まりを感じさせる、クラシックの名曲である。
音楽に関する造詣は一ミリも無いけど。


さいしょ二時間ほどは、まいたけ収穫の補助。
採られたあとの土台を、トレーごと運び、ラックに積んでいく。程よい運動だ。


まいたけの積まれた庫内は、湿度が高く保たれている。床には水が溜まってしまうので、かき出す。
そしてラックを水拭き。汚れがこびり付いてしまっているところは、丁寧に落としていく。


そんなこんなしているうちに、もう昼前。最後は少し、芽の出てきたものを判別させてもらう。
良さげかなと思っても、灰色っぽいとまだ早いようだ。目利きできるようになるには、経験が必要である。


フォークリフトをスムーズにオペレートしたり、まいたけをテキパキと仕分けていく様はカッコいい。
僕も早く、ひと通りの仕事を覚えたいものだ。バイトにどこまで教えるのか、というのも判断が難しいだろうけれど。


午後は、より処。今日は子どもたちがたくさん訪れてくれた。


一緒に人生ゲームをしたり、しりとりカードゲームをしたり、


未就学の子らとは、ルールの簡易な動物ゲームをしたり。
あとは各々、マンガを読んだりお絵描きしたりトランプしたり、ゆったりとした時間を過ごしてくれたようである。


あるお母さんからは、良い柿をいただく。二日酔いに効くというからな、飲み過ぎたときに重宝する。


女の子から、コアラのマーチをいただいてしまった。貴重品だろうに、嬉しいことである。ありがとう。


帰宅後、ご近所のお母さんが差し入れを持って来てくださる。
いつもこんなんでゴメンね、と仰るが、非常にありがたいことだ。ちょうど良い味付けで、最高にうまい。


さて、福井県大野市は、かつて星空日本一に認定されたことがある。それくらい、夜空が素敵なのだ。

和泉地区からでも見えるが、山に囲まれているため、ちょっと空が狭い。
なので、開けたところへ来てみた。星は写真に写らないものの、見上げるとたくさんの輝きを放っていた。
夜景も美しい。都会のように煌々とはしていないけど、この慎ましやかな、儚い感じが良いね。