2016年5月14日土曜日

【5月13日(金)】 俺もどんとまた 生きてやる [住民50日目]


3月末にも開催した「地域資源レシピ研究会」を、今月末にも行う。
イタリアンのシェフと山菜に詳しい教授を招き、新たな加工品などを試作研究。地区の方々も招き、講演と試食もする。
どなたでもご自由に、お気軽にお越しください。

協議会の仕事は午前中で上がり、


和泉小中学校にて、篠笛の練習に参加させてもらう。青葉の笛保存顕彰会員として。


土日は「九頭竜新緑まつり」。日曜の朝一のステージで、子どもたちによる演奏が披露される。
顕彰会メンバーも後ろに立ち、サポート的に一緒に吹くのだ。

曲と曲の間には、子どもらによる紹介が入る。
自分たちの紹介や青葉の笛伝説についてなど、はきはきと大きな声で。頼もしいね。


その後は街へ下りて諸々の買い物をしたり、市役所の本庁へ行ったり。
いったん帰宅すると、ご近所のお母さんが差し入れを持って来てくださった。
うまそうだ。しかしたいへん申し訳ないのだが、明日に食べさせていただくとして…


夜、新隊員と一緒に再び街へ行き、若狭町の地域おこし協力隊員3名と食事。
明日の協力隊連携ブースで出展してもらうので、前日入りしていてくれたのである。もちろん僕はノンアルコール。

さて、土曜日は「九頭竜楽しみ隊」の手伝いで、手打ちそばの販売。
日曜日は道の駅九頭竜にてバイトをしつつ、朝は篠笛・夕方は穴馬おどりのステージ出演に駆け付ける。
ゲストも宿泊する予定だ。忙しさも、楽しみながらやっていければ良いね。


2016年5月13日金曜日

【5月12日(木)】 いつでも大野は待っているから [住民49日目]

大野市の移住応援マガジン「オオノグラシ」で受けた取材の詳細版を、
奥越前まんまるサイトの「おおの人」ページに掲載していただいています。お時間ありましたら、ご一読どうぞ。

それにしてもこの写真、遺影に良いですね。Yeah.


2016年5月12日木曜日

【5月11日(水)】 現実は がむしゃらに来るし [住民48日目]

協議会の、細々とした事務仕事等。
内々で回すだけの伺書をいちいち作成したり、いちいち捺印してもらわないといけなかったり、
こんな面倒くさいことする必要は本当にあるのかよとか思いながらもやるしかないので、やる。
人間社会の・日本社会の、堅実さであり因習でもある部分なのかななどと感じている。


今日のいただきものシリーズ。ご近所さんから、サンドイッチとパンの差し入れ。
これと、前にいただいて冷凍しておいた まいたけ弁当でお腹を満たしたら、


穴馬(あなま)民踊保存会の練習に顔を出す。
週末に控える新緑まつり(九頭竜まつり)では、ステージイベントの大トリで出演する慣例なのである。
昨年の紅葉まつりには協力隊として出演させていただいたが、今年度からは正規会員として。


新隊員も呼ばり、穴馬おどりを初体験してもらう。
独特の動きに始めは戸惑っていたようだが、メンバーが順を追って教授し、徐々に覚えていった。
僕のときは皆さんが踊るのを見て必死に覚えたのであるが、男女の歓待の差も大きいようである(笑

まつりで演じるのは「やんしき」という曲と、


途中からスピードアップする「質調衣(しっちょい)ちょい」。
これが楽しいんだな。本番では下駄を履いて舞うので、その音もまた良い味を出すのだ。

良い汗かいたし、ちょっと気分も晴れた。


2016年5月10日火曜日

【5月10日(火)】 恨みたいなら 僕を育てた世界を恨んで [住民47日目]

いちにち協議会の仕事で、こんど開催する「地域資源レシピ研究会」というやつのチラシをつくるなどする。
広告作成なんてやったことも無ければ、デザインやレイアウトや文言を考えるなどのセンスも皆無。
見よう見まねでやってみる。

夕方、お母さんが差し入れてくれた まいたけ弁当で食をつないだら、


和泉自治会の産業チーム(≒協議会のワーキングチーム)による月例会議。

チラシにしても細々した作業にしても、やったところで誰にも感謝されなければ褒められもしない。
そもそも認知すらされていない。「仕事」というのは、ある種そんなもんである。
現代的な・日本的な・都会的なそれも、もしかしたら田舎では違うかもしれないと、そんな淡い期待も以前は抱いていたが、
まあどこでも一緒だ。

「ありがとう」と言ってもらえる「緑のふるさと協力隊」は、やはり特別で希少な活動だったのだなと感じる。


【5月9日(月)】 さぁ 笑ってくれ [住民46日目]

子ども英語教室、シーズンⅡの第4回目。今週からは新単語「スポーツ」を用意し、多めの16ワードを導入する。
普段からつかう名称、及びそれに準ずるものがほとんどなので、覚えるのには問題ないだろう。あとは英語の発音で。
体操と砲丸投げは、大人でもなかなか知らないかね。

ピクチャーカードの写真などにネタ要素を盛り込んでしまったせいか、単語紹介だけで けっこう時間を食ってしまった。


あとは、"What sport do you like?" "I like ~"の表現を用いて、同じカードを持つ人を探すゲームを。


教室の後は、篠笛の練習。
週末の新緑まつりでは小中学生によるステージ演奏があり、3曲を披露するそうだ。
青葉の笛保存顕彰会メンバーは、後ろでサポートとして一緒に吹くらしい。

そのための練習もしたいし、そうでなくても研鑽を積みたいのだが、日中はなかなか それも出来ていない。
せめて月曜の夜に参加することで、腕を落とさないようにしたいものである。


2016年5月8日日曜日

【5月8日(日)】 そこにあることで誰かが特別喜ぶでもない [住民45日目]

昨日に続き、道の駅九頭竜にてお手伝い。
今日は直売所の方を担当させていただく。姐さんとのコンビで、レジ打ちをしたり商品の袋詰めをしたり、入れ替わりながら。
一つひとつ捌いていくのは、どこか気持ちの良いものがある。
毎日やるとなると大変だろうけど、たまに来させてもらうぶんには楽しい。

敷地内の自動販売機に、飲みものを補充する作業もさせてもらった。



まかないに、冷やしとろろうどんを自分でつくる。
お母さんから、コロッケとサラダもいただいた。ありがとうございます。


直売所の閉店時間。お弁当や総菜を出している地区の方々が集まり、残ってしまった物を引き上げていく。
このタイミングに居合わせると いくつか持たせてもらえる、という和泉暮らしの特権があるのだ。非常にありがたい。
冷凍しておけば、いつでもレンジでチンして食べられるものも多い。たいへん助かるのである。

道の駅でのバイトは、時給以上のメリットも大きいようだ。


【5月7日(土)】 ほら未来が生まれるこの街で [住民44日目]

一昨日に続き、道の駅九頭竜にてお手伝い。
こちらの麺処では、まいたけ・おろし・とろろ・たぬきの各そば・うどんを温or冷で、及びラーメンを食することができる。


おろしそばを、まかないでいただく。そばは大野産のものだから、うまい。


朝から天気が優れず、客足は一昨日の三分の一ほど。閑古鳥が鳴いている状態であった。
明日は忙しくなってくれることを期待しよう。


夕方から、地区にある神社の氏子若衆による集まり。僕も正式なメンバーに加えていただいている。
道の駅向かいのお宅で、国道を通る人たちに見せびらかしながらBBQ。


若衆は主に、和泉っ子を持つお父さん方。奥さまと子どもたちも呼び、新隊員も呼び、


30名近くの大所帯で、賑やかな宴とする。


ところで僕は、少なくとも今は、和泉に永住したいという気持ちでいる。
しかし良くしてくれているお母さんお父さん方も、二・三十年後くらいには住む世界が違ってしまっているだろう。
寂しいけれど、それは間違いなく訪れる未来だ。
そうなったとき、ここに暮らし続ける意味・希望・自信などが失われてしまうのではないか。
そんな漠然とした不安は、ずっとあった。


しかし、いま和泉で生きる若い世代の方々や子どもたちと火を囲んでいて、その心配も灰となったように感じた。
この人たちと一緒なら、未来は明るい。楽しくやっていける。馬鹿話をしながら笑い合うなかで、そう確信したのである。


余ったお酒と、お母さん手づくりの料理をいただいた。
こういうのが当たり前にある日常。都会では、そうそう見られないはずだ。

やっぱ田舎暮らしは、やめらんねえや。