2016年2月13日土曜日

【2月12日(金)】 Get chance and luck [活動310日目]

社協(社会福祉協議会)の「ふれあい給食」をお手伝い。
ひとりorふたり暮らしをする高齢の方に、お弁当をつくるサービスである。
ボランティアのお母さん方が担当するのは、月に一回。

手伝いというものの、料理・調理は素人以前の腕前。
邪魔にならぬよう、洗い物をしたり食材を切ったり和えたりおろしたり、


盛り付けをしたり。お母さんのお手本通りに詰めただけであるが。
うーん、しかしうまそう。途中とちゅうつまみ食い味見をさせてもらったが、実際すげーおいしい。
こんな豪勢なお弁当、僕も頼みたいのですが。


完成したものは、小学生が描いた絵で包装。これがまた喜ばれるのだ。全て保管し、屋内に貼っている方もいる。
配送にも同行し、一人ひとり手渡していった。

協力隊として同サービスに携わるのは、今日が最後だったろう。
さすがに、任期の終了を意識させることが増えてきている。


ところで、ふれあい給食では少し余ったおかずをいただき、
道で会ったお母さんからは焼き芋とお酒をいただき、
ある先生からはお菓子をいただき、
あるご近所さんからはビールをパックでいただき。
たくさんいただいてしまった日であった。ありがたいことです。

これほどの いただきものが手に入るのも、協力隊のうちかな。
そう思うとまた、協力隊という肩書きが無くなる一抹の寂しさも湧きあがって来る。

さもしいなあ。


2016年2月11日木曜日

【2月11日(木)】 この木の 下で会いましょう [活動309日目]

上大納(かみおおの)地区にて、日曜日に行われる左義長の準備。
先週に木を立てたが、今日は それに続く作業である。


朝は早めの7時半、地区の方々が集う。
何名かは近くの山へ杉を切り出しに行き、こちらはワラを運び出す。


木の周囲を、地道に囲んでいく。これだけで小一時間。


ワラが終わったら、こんどは杉を差していく。たっぷりと、こんもりするように。
ここまででも、更に小一時間。


温かいお茶をいただきながら休憩をし、


すっぽりと杉に覆われた木。こうなるまでに、もう小一時間。


そして登場したのは、しめ縄。主にお母さん方が、ずっと手作業で結っていたのである。


これを巻き付けていく。七回り半だそうだ。


最終的に20人ほどの方が集まり、みんなの協力で立派な一本木が完成。
とどめの小一時間で、ちょうど午前中に作業が終了。
朝早く始めてお昼までに終わらせるのが、上大納のスタイルなんかな。


6mはあるだろうか、立派である。あとは当日、各戸でつくった装飾を取り付けて、一気に燃すのみ。


作業終了後、ぜんざいや茹で卵などをごちそうになる。
冷え込む日に、これは良い。うまかった。


地区の人は減り高齢化も進み、年々縮小化しているという左義長。
連綿と続いてきた伝統を継承していくには、今後、他地区の どんど焼きと併合する必要もあるのかもしれない。

それはそれとして、当日どのようになるのか、楽しみである。


2016年2月10日水曜日

【2月8-9日(月-火)】 The Three Furusateers [活動306-307日目]

2月8日(月)

3人の来訪者。
福井県坂井市竹田地区から、協力隊OBの石さん。滋賀県多賀町から、同期の太陽くんと、協力隊OBの栗さん。
僕がそれぞれ12月頭1月頭にお邪魔していたこともあり、今度は揃って「和泉視察研修」に来てくれたのである。


まずは道の駅九頭竜にて、姐さんにコーヒーをごちそうになる。まいたけ弁当を食すと、みな大絶賛。
訪ねて来てくれた人にまず食べてもらっているが、これは間違いない逸品だ。100%、美味いという感想である。


雪景色の山々に映える九頭竜ダムと九頭竜湖を眺め、資料コーナーでダム建設時のビデオ映像を少し観賞。


和泉支所でコーヒーをいただきながら職員さんとお話しし、公民館でお茶をいただきながら職員さん方とお話しする。


穴馬紙すきの塵選り(ちりより)、つまり不純物などを取り除く作業を見学しつつ、姐さんとお話。


保育所。お絵描き中の子たちや先生がたと話したり、小さい子たちと戯れたり。


児童館。突然の訪問者にも怯むことなく、むしろ絶好の遊び相手にしてしまう小学生たち。
トランプでつくったアンバランスな土台に重りを乗せていくニューゲームに、


UNOに、


神経衰弱に。


この日は体育館が貸出中ということもあり、座ってできる遊びでみんな盛り上がるのであった。

そのあと平成の湯で温泉に浸かり、さっぱりしたところで、


月曜夜の小学生えいご教室、28回目。3人にも参加してもらった。
英語での自己紹介により、Ishi-chan, Yo-tan, Guri-chan, とそれぞれ呼ばれることになる。


先週に引き続き、文房具の単語。子どもらは既にほぼ完ぺきに覚えているなか、いい大人たちの英語力を試してみる。
間違っては笑いを誘ったり、正解しては感嘆されたり、盛り上がっていた。

各単語をリピートして練習し、


自分のカードを当てる「What's on your head?」。意外と難しいのだが、慣れてきたのか すぐに正答する子も。
これを数回やり、


子どもらのリクエストにより「Rock Scissors Paper Train」、つまり じゃんけん列車。
運要素のみで勝敗を決するシンプルなゲームだが、けっこう楽しめる。
これも数回やり、あとはアルファベットの発音練習をして終了。

ほぼずっと遊んでいたようなものだけど、ゲストと一緒の時間を満喫してくれたようだから、良いかな。
今までで一番、笑いの絶えないレッスンだったと思う。


そして佐宗隊員邸に集い、晩餐。買ってきておいた とんちゃん、つまりホルモンを焼き、ご飯にビールに。
手土産に持って来てくれた猪肉に日本酒に。落ち着いたら乾き物に。男4人でお喋りしながら、食卓を囲む。


高校時代の友人が遊びに来たとき置いていった「チーキーモンキー」で遊んでみる。
シンプルなルールながら奥深くスリルなどもあり、なかなかハマる。

カナダ時代、ブラジルの友人から教わったトランプゲームもなかなか盛り上がり、
けっきょく3時過ぎくらいまで わいわいするのであった。



2月9日(火)

石さんは外せない用事があるとのことで、7時前には出立。
本当はきのう日帰りの予定だったところを、引き止めてしまった形になり申し訳ない。


多賀組と僕は もう少しゆっくりしてから、和泉郷土資料館へ。お茶をいただきながら、管理のお父さん二人とお話する。
「こうして訪ねて来てくれるで、ありがたいのー」
その通りです。一人またひとりと、和泉の魅力を伝えることができるのは、冥利に尽きるというものだ。


化石展示コーナーを周り、和泉地区の歴史概要を説明していただく。


出土した土器、昆虫や鉱物などを見て、押し花状態になっている植物を眺める現旧隊員。
様々な科のものが、1,100点以上も保管されているそうだ。すごい。
訪問者があるたび資料館にお邪魔しているが、何度来ても飽きないんだよな。

見せたい場所や逢わせたい人はまだまだ尽きないものの、ここで和泉地区とはお別れ。


和泉では雪が積もり出し山道の運転に若干の恐怖を感じつつも、大野市の街なかへ下りる。
越前大野城を麓から見上げ、水の湧き出る「お清水(おしょうず)」で透き通る水を口にし、


お昼を食べに来た「しもむら」さんでは、


大野名物「醤油カツ丼」と「おろしそば」のセットを3人とも喰らう。うまい。

太陽くんがえらく気に入ってくれた大野銘菓「けんけら」を買い、
栗さんが奢ってくれるということで大野唯一のミスドにてお茶をし、いよいよ解散となる。

一ヶ月後の総括研修、及び公開報告会でまた再会するので、しばしのお別れだ。


多賀名物、糸切餅。あんこが挟んであり、甘くておいしい。
太陽くん、ごちそうさまです。


猪肉に、手打ちしたそばに。栗さん、ごちそうさまです。
米糠さばというやつに、竹田名物の油揚げに。石さん、ごちそうさまです。
手土産にまで気を遣っていただいて、かたじけなく存じます。


さて、一日もしくは二日間だけだったものの、3人には楽しんでもらえたようで嬉しく思う。
5月の新緑まつりにでも、また来ると約束してくれた。四季折々の風景や食があるからね、ばんばん来て欲しい。

そして今回残してくれた感想は、
「子どもたちが超元気。人見知りしないのが衝撃的」
「和泉は、みんな人が良い。すごく温かい」

いつ誰が来てもウェルカムで、いつもと変わらぬ人柄で接する和泉人(いずみびと)の心。
人こそが、和泉最大の魅力である。

お逢いいただいた和泉の皆さん、ありがとうございました。
そしてお三方、お越しいただきありがとうございました。またいつでも、遊びに来てくださいね (*^^)


2016年2月7日日曜日

【2月7日(日)】 答えは雪に聞け。 [活動305日目]

大野市の総体スキー、つまり冬の市民総合体育大会の日。
僕も和泉代表として、来させていただく運びとなった。撮影係の代表として。
公民館のカメラを提げ、参加者の勇姿を焼き付けるのである。


開会式は、前にゲートボール大会で訪れた、上大納(かみおおの)地区の体育館で。


その向かいの会場にて、午前中はクロスカントリー競技。


めっちゃ良い天気である。吹雪くなか行われる年も少なくないようだが、やはり暖冬の影響か。


和泉小学校の全校生徒17人は、総体に全員参加。うち10人がクロカンである。
年齢と性別に応じて1kmか2kmを走り、そのタイムを競う。


一般の部では、和泉の人も他地区の人も、知っている方が何人か出場していた。


学校の先生や保護者の方々と一緒に応援しながら、スタート直後とゴール時の写真をパシャパシャ。


全員の滑走が終わると、タイムが貼り出される。このあと地区対抗のリレーも行われ、午前の部は終了。


九頭竜スキー場に行くとカレーが当たるよ、ということで、場所を移動し ごちそうになる。
懸賞の話ではない。「あたる」というのは、「もらえる」「食べられる」といった意味合いで使うことばだ。大野弁なんかな。


和泉スキークラブのハウスでお昼を食べ、元気を付ける和泉の人たち。


デザートまで充実していた。ありがとうございます。


そして同スキー場で午後の部、ジャイアントスラロームが開催。
和泉小学校からは5人が出場した。出られなくなってしまった子もいたのである。


公民館カメラに夢中で、自分カメラで撮るのを忘れてしまった。
一般の部でも知ってる方が多数出場。みんな速いもんだ。


市役所本部用の豚汁があたった。ごちそうさまです。

一所懸命に頑張っていた子どもたち。学校行事ではないから、明日は普通に登校日だ。
一般参加・役員・手伝い等の方々も、明日は仕事だろう。
皆さん、お疲れさまでした。

来年は出場できるよう、僕も練習せなあかんな。