2016年9月3日土曜日

【9月3日(土)】 ふいにこみ上げる 寂寞の想いに [住民163日目]

土日祝日は、副職もしくは地域行事や何かしらの催しに参加することが多い。

今日も道の駅九頭竜でのバイト。
基本は麺処で、仕込みから盛り付け品出し皿洗いその他諸々をしつつ、直売所での袋詰め・レジ打ちもヘルプに行く。


お昼は、例によってラーメンを、九頭竜まいたけも添えて。うまい。


ドーナツの差し入れもいただいた。うまい。


夕方は、例によって自販機の補充。二時間ほどかけて満タンにする。
コカコーラ社とダイドー社の各種飲料が取り揃っているので、お立ち寄りの際には一本どうぞ。


ところで自宅前では、「花いっぱい運動」の一環としてお花を育てている。というと聞こえはいいが、水をやっているだけだ。
ガーデニングの知識は皆無なので、詳しいお母さんが全て用意して、置いて行ってくれたのである。


自分で種から育てていたミニひまわりは枯れてしまったので、右の花を新たに、お母さんが持って来てくれた。
左のは、おじぎ草。これも種から植えたのだが、ここまで生長してくれている。

子どもの頃、佐宗家の玄関先でプランターに植わっていた、おじぎ草。触れると葉を閉じる姿がおもしろくて、触りまくっていた。
いつかまた機会があれば育てたい、という想いは頭の奥のタンスの引き出しに入っていたが、
ここに来て二十年ぶりくらいに実現したわけだ。


可愛らしい。ピンク色の花も咲くんだな。

おじぎ草と戯れたあの家もあの場所も、今はもう無い。都市開発の末に、すっかり面影は無くなってしまっている。
そんな淋しさはあれど、あの日と同じように頭を垂れる草は、ここに生きる記憶。微笑ましい。

ウチの前を通り過ぎる際には、どうぞ好きなだけお辞儀させまくって下さい。
何なら、ついでにお辞儀しまくって下さい。


自宅では「内職」。
夏休み期間中はお休みしていた、子ども英語教室。9月から再開するので、そのピクチャーカードをつくる。

新学期一発目のボキャブラリーは、こんな感じ。見たところ、五行説か何かかな。


2016年9月2日金曜日

【9月2日(金)】 横綱不在 [住民162日目]

日中は協議会の事務仕事。
やや育ち過ぎたらしい野菜をいただいた。ありがたい、これはまたカレーだな。


より処」に、仮の看板を設置。印刷してラミネートしただけの、超簡易版だ。あくまでも仮である。

和泉の子どもからお年寄りまで集まって、手描きでつくってもらう、という構想は捨てていない。
来月にでも、イベントみたいにしてやってみようか。


ちなみに店内は、完全禁煙とした。
単純に僕がタバコ嫌いだから、というわけではない。煙たいところは、人々の集う場としてふさわしくないからだ。
以前は喫煙可だったためか、壁や天井は黒ずんでしまっているし。


夕方から所用で街へ下り、帰ってカレーをつくっていると、近所のお母さんが天ぷらを差し入れてくださった。
サクサクである。うまかった。


【9月1日(木)】 今日も 僕だけが行ける世界で銃声が轟く [住民161日目]

車を走らせ、お隣は石川県の加賀市へ。
銃の教習資格認定が下りたところで、いよいよ射撃場にて受講する。


注意書き。まだ自分の銃は所持していないが、いずれ関係してくる。
銃や弾の取扱いは、当然ながら非常に厳しい。管理は徹底しなければならない。


到着時には3人ほど経験者教習を受けており、それが終わると僕ひとりの初心者教習。

まずは教官による座学を少し。
「銃口を人に向けない」「射撃時以外は用心がねに指を入れない」「脱包(弾が入っていないこと)の確認」
の三点がとにかく、銃を取り扱う上での基本中の基本となる。狩猟免許取得時にも、口を酸っぱくして言われたな。


銃の分解・点検・結合・構え方・携行などを教わり、一連の流れを実施。


そして実際に射撃をする。写真は、僕の前に教習を受けていた人たちの様子。


クレーは思いのほか小さく、飛び出す方向や角度も変わってくる。命中させるのは容易ではない。

また、ずっしりと重みのある銃を構えていると、ものすごく肩にくる。
保持の仕方も悪かったのかもしれないが、完全に筋肉痛だ。


点検等から射撃25発までの流れを2セット練習し、最後は修了考査としてもう1セット。
危険な取扱いが無く、かつ2発以上命中すれば合格らしい。

命中数は、初めてならこんなものか。残念ながら、天性の才能は無かったようである。
しかし競技として・趣味としての射撃ができたらおもしろそうだ。時間や資金に余裕があればだけど。


無事に、教習修了証明書を発行していただいた。これでようやく、銃の所持許可申請をすることができる。

ただ教官も仰っていたが、所持をしてからの法令違反が非常に多いという。
許可の取り下げ等の罰則のみならず、猟友会や競技者に対する信頼問題にも関わるし、何より安全第一だ。
遵守すべきことは、しっかりしていかなければならない。


2016年8月31日水曜日

【8月31日(水)】 いつも焦ってた あの日の僕に会えれば [住民160日目]

より処」の運営スタッフとして、ボランティアで協力いただけることとなったお母さん3名。
現場で軽く打ち合わせというか、お話しする。


和泉地区の高齢者に向けたチラシでも、宣伝してくれている。


不要なものをバックヤードに移動したり、レイアウトを変更したり、掃除したり、作業していただけた。
一人では時間がかかったり やり方に悩んだりするものも、数名で取り組めばスムーズである。

お母さん方は、思ったことをハッキリ言う。
しかし世間には口だけの人も多いなか、しっかり行動までしてくださるので、非常に心強い。


外から中が丸見えだと嫌がるお年寄りも多い、ということで棚を利用し、ついたて代わりに。
なるほど、そういう発想は全く無かった。

これも然り。色んな人の意見やアドバイスや協力で、より良い場所になっていくのが理想だ。


見違えるほど、素敵な感じになって来た。
汚れた壁や床や天井の清掃だったり張り替えだったりは、追々やっていかねばならないけど。

今まで余裕が無くて一人で抱え込んで準備も捗らなくて、正直やる気が落ち込んでいたが、
やっとワクワク感を取り戻してきた。当事者が楽しめなくては、何ごとも上手くいくはずが無い。


地区内で営業されている食堂に、オープンする旨を軽くごあいさつ。競合するわけではないが、礼儀だ。

こうした事業はとても良いことだと歓迎していただき、協力できることは何でも、と言っていただいた。
しばらく話し込み、夕飯にと牛丼まで持たせてもらう。ありがたい。ちなみに、お店のメニューには載っていない。


家の前の道路。ハチさんが、せっせと何かを運びながら歩いていった。
僕は、何をどこへ届けられるのだろうな。


【8月30日(火)】 ツバメちゃんも ウサギちゃんも 笑ってくれるの [住民159日目]

「より処」の台所部分。排水は、槽に溜まるトラップ式のようになっているわけだが、ここが酷いことになっていた。
昨日は少しだけ取り除いたが、今日は本格的に掃除をする。お一人、お手伝いいただいて。(※画像に処理を施してあります)

まるで汚物や吐瀉物や生活排水が入り混じったような、凶悪な汚水。
それと堆積物とを掬いだしては、雨の中、少し離れたところへ捨てに行く。その辺には流せないので。
マスクも意味を成さないほどの、次元を超越した悪臭に吐き気を覚えながらも、


写真にモザイクをかけなくても良いくらいになった。これでもう、虫も湧かないし臭いもしない。
かつてJAの売店だった時代から、何年か十何年か分にも及ぶ汚れが放置され蓄積していたのでは無いか、という。
どうにせよ、今までの人生で最悪レベルの清掃を、こんなところですることになるとは。

作業が終わってからも、鼻腔が記憶している臭いを時たま思い出しては、少し陰鬱な気分にさせた。
きのう今日の掃除は、軽くトラウマになりそうな、えらいしごとであった。


お昼は「喫茶INOUE」で、あるお母さんにごちそうしていただいてしまった。
みそカツ定食、うまい。あんな作業の後でも、ちゃんと食欲はある。


午後から公民館で協議会の仕事をしつつ、輪転機もかけたりする。


より処オープンのチラシをつくったのだ。広告作成センスが皆無なので、読みづらいけど。

和泉地区では、お知らせ等の回覧及び全戸配布が月に二回ある。
明日がその配布日なので、地区内すべてのお宅に届くよう、220枚ほどコピーした。


より処の入り口に、前にいただいてきたカーテンを付けてみた。校則違反で停学になりそうな丈だが。
閉まってるよというのが遠目で分かりつつ、下からは中の様子も覗けるので、ちょうど良いか。


チラシと、営業カレンダーもぶら下げておく。
オープンまで二週間。やるべきことは、まだまだ尽きない。


夜。お誘いいただき、お隣は福井市の県民球場へ。
三年に一度くらい、プロ野球が地方巡業のような形で福井へ来るらしく、今回は巨人vsヤクルト戦。


満員御礼状態の場内。ほとんどをオレンジ色が占めるなか、スワローズの外野席で応援する。
同軍には、大野市出身の中村選手が在籍しているのだ。


髪型のせいか、野球やってたのかと聞かれることがある。でもふだん野球は観ないし、
球場で観戦するなんて小学生以来だろう。僕の中のプロ野球は、長嶋監督時代で止まっている。
亡きじーちゃんは巨人ファンで、居間でナイター中継を観ては、ホームランが出るたび拍手していたのを思い出すな。

9回表、ヤ2-5巨。2アウトから1,2塁まで粘るも、そのまま試合終了となった。


帰りがけ、一緒に観戦した数名で「8番ラーメン」へ。
北陸地方を中心に出店しているチェーンで、その名前は国道8号線に由来するらしい。

ここでも、ごちそうになってしまった。
お昼も晩御飯も、チケットもみていただいて、申し訳ないようなありがたいような気持ちである。


2016年8月30日火曜日

【8月29日(月)】 アブラにまみれて 黙り込んだあいつ [住民158日目]

協議会の事務仕事をしつつ、「より処」関係の資料づくりなども進めていく。梨をいただいた。


その、より処の台所部分。排水が流れていくところを開けると、以前からの汚物が溜まっているのか、
相当にグロテスクなことになっている。(※画像には処理を施してあります)

強烈な悪臭に、湧く小バエに、水面で大量に蠢く小さな黒い虫はウジなのか。
全身に痒いものを感じながら、気色の悪い汚れや、謎の繁殖を遂げた謎の物体などを取り除いていく。

不快に感じた方がいらっしゃいましたら、お詫び申し上げます。
でも、こうした地味な苦労の数々を乗り越えながら、頑張っているんです。


夜は、青葉の笛保存顕彰会による篠笛の練習。


前に手づくりした笛を、先生が調整してくださった。
穴の微妙な加減で、少し出しづらかった音も吹きやすくなったりする。


小刀もいただいてしまった。持っていなかったので、ありがたい。
これで、自分の音を「つくる」ことができる。と言えるほどの音楽才能には、まだまだ程遠い。練習だ、練習。


2016年8月29日月曜日

【8月28日(日)】 あと一歩だけ、前に 進もう [住民157日目]

これといった仕事は無い日。
朝は目覚ましもかけず、布団の中に留まる。変な夢しか見なかった記憶があるけど。


鮎を獲るので来ないか、と電話でお誘いいただいたので、すぐ近くの九頭竜川へ。


水深はあまり無いものの、けっこう流れが早いし、石はつるつるしていて滑りやすい。


川の端から端を塞ぐ形で4ヶ所、網を張る。僕の到着時には、張り終わっていたけど。


しばらく待つとほら、魚がかかるわけだ。


上が鮎。下は鯎(うぐい)というやつで、臭いも味もあまり良くないらしい。
素人目には、ピンと来ないものである。


6,7匹ほどもいただいてしまった。ありがたい。
そのまま保存するとパサパサになってしまうので、水に浸した状態で冷凍すると良いのだという。なるほど、勉強になる。

最近の僕の様子を心配し、話も聞いてくださった。
自分から悩みなど言い出せないヘタレな性格のため、気にかけていただけるのは何ともありがたい。


帰宅すると、ご近所のお母さんが差し入れを持って来てくださった。つくり立てで、ほかほか。さっそくお昼に、ごちそうになる。

天ぷらもうまいが、このナスのお煮付けが特に大好きなのだ。
幼少期から、母のつくるナスの煮付けが大好物だった。それを想起させてくれる。
ちなみに佐宗家の亡きじーちゃんも、これを好んで食していたらしい。おふくろの味というやつだな。


日中は「より処」のチラシづくりなど自宅作業をし、夕方はお隣の集落、ぶなの木台へ。


集落でのBBQをするということで、お呼びいただいたのである。嬉しいことだ。
ぶなの木台は、和泉地区の新興住宅街。お子さんを持つ40代くらいの方々を中心に、十数世帯が暮らしている。


小一時間ほど参加させてもらったあと、公民館へ。和泉自治会生活チームの会合が急きょ決まったので。

「より処」の運営について諸々と話し合い、とりあえず、オープンは9月14日(水)に決まった。
当初は8月1日とかお盆明けとか言っていたが、準備も捗らず、ずるずると延びてしまったが。やっと見えてきた。

運営スタッフとしてご協力いただける方々も何人かいらっしゃるようで、大変ありがたい。
もちろん基本的には僕が出るが、そうで無くとも運営されるようにはしていきたい。
佐宗の店では無く、和泉地区のみんなでつくっていく場所なのだから。


二時間ほどの会議を終え、ふたたびBBQに舞い戻る。少し人数は減ったものの、まだまだ賑やかに続行中であった。
肉に酒に線香花火に。歳の近い人たちだからか、特に気兼ねせず気楽にいられるのが心地よい。

僕の身の上にも言及してくれ、基盤となる仕事を持った方が良いのでは、などとご心配いただいた。ご明察。
いまは多種多様な事業に首を突っ込み、それは経験にもなるし面白いのだが、経済的・心情的に余裕は無い。
何か一つ、これという職に就くべきかなと、やはり最近は考えている。

和泉地区といえば、九頭竜まいたけ生産製造等の「㈱昇竜」、
キャンプ場・スキー場・道の駅九頭竜を運営する「福井和泉リゾート㈱」、の二大企業が存している。
ただ、「x(和泉に残る)=どちらかに就職」という方程式の解に嵌まってしまうのも、自分の想いとは違う。

だからと言って、ハッキリとやりたいことが定まっているわけでも無い。今しばらく、模索しなければならないようだ。
するべき・悩むべき・考えるべきことが多いのは、悪いことでは無いな。