2017年10月21日土曜日

【10月20-21日(金-土)】 温い惰性の匂いがしても [住民575-576日目]

10月20日(金)

九頭竜スキー場。今日から、いよいよ草刈りが始まる。
草刈り隊の仕事形態とは少し違うのだが、実質は草刈り隊メンバーによって行われる。


広い斜面を、上までずーっと。例年2,3週間とか、ヘタすると一ヶ月とか、長い期間がかかるそうだ。


草に近付いてみると、身長以上のものばかり。思っていたよりも、だいぶ鬱蒼としている。これは大変だ。


一日かけて、このあたりまで侵略。段々と見晴らしが良くなっていくのだね。


草刈りの後は、ワックス塗り。オーナーがスポンジを置いていってくれたため、効率アップ。
そして作業をしていると「おでん食いに来いや」と連絡をいただいたので、仕事を切り上げ、


ご近所さん宅にお邪魔する。おいしい料理とお酒の数々を、堪能させていただいた。旨かった。


10月21日(土)

週末は例に漏れず、道の駅九頭竜のヘルプ。外では秋モノ野菜を販売している。


干し柿なんかも出てきていた。おいしいよね。


夕方の早めに終わったので、連日スキー板いじりに。誰も得をしない、作業風景の動画を撮ってみる。
裏面は、スポンジで軽くワックスを塗布し、ウェスで薄く塗り延ばし拭き取っていく。


表面は、前部・後部・足を置く部分の3セクション。あと側面にも少し。
職人になったつもりで、プロっぽくやるのがコツだ。何のアドバイスだ。
ちゃんとスキーやってる人が見たら、ダメ出しされそうだけど。自己流なので、あしからず。

実際には音楽を流しながらだし、寂しくは無い。ワックスの匂いが漂うなか、一人で集中して作業を進めていく。
今日で、全体の半分は越えたかな。


【和泉方言辞典】 No.006 -へくさんぼ-

へくさんぼ [名詞]

【意味】
カメムシ。

【解説】
ヘクサムシ、とも。独特の悪臭を指す「屁臭(へくさ)」に由来すると思われる。
春や秋の暖かい時分に、大挙して屋内外問わず飛び回り、壁や床や天井を這い回るのが田舎の風物詩。
気温の高い場所を求め狭いところに入り込む性質があるので、窓枠の隙間などに、ぎっしりと詰まっていることも。
そっとガムテープで取ったり、灯油を入れたペットボトルに封印したりする。そして扱いを誤ると、その洗礼を受けることとなる。

【例文】
「きのう暖かかったで、仰山へくさんぼ出てきとったのー」
「うわー、へくさんぼ踏んでもうた」

【参考写真】



【和泉方言辞典】 Introduction/索引

2017年10月20日金曜日

【10月18-19日(水-木)】 自分を信じたなら ほら未来が動き出す [住民573-574日目]

10月18日(水)

冠婚葬祭時以外は、まず着ない。というか堅っ苦しいため着たくないのだが、頼まれたので。


スーツに身を包み、親分のお迎え。ではなく、期日前投票所の仕事。今日だけ、お声がかかっていたのだ。
大野市では、市役所の本庁か、ここ和泉支所で受け付けている。
ちなみに、ずっと「きじつまえ」だと思ってたけど、「きじつぜん」が正しいのだね。


受付と、小選挙区の用紙交付は役場の方が行う。僕は別テーブルで、比例代表と国民審査の用紙をお渡しする係である。
ありがちなのは、紙がくっ付いていて二重交付してしまうというミス。
ちゃんと一枚ずつか、手元にある残り枚数は正しいか、など念入りに確認しながらだ。

訪れたのは何人とか、内部の写真とか、下手に言及してお縄になったら仕様もないので、これくらいに。

投票には何度も訪れているけど、自分が交付する側になろうとは。かつて思いもしなかった。
これもまた田舎ならではか。ひとつ、おもしろい経験ではあった。


夜は、先週に続き穴馬(あなま)民踊保存会の集まり。
近く出演する二つの行事、紅葉(こうよう)まつり大野市文化祭に際し、軽く打ち合わせと踊りを。


10月19日(木)

九頭竜スキー場向かいの、レンタルスキーショップ。シーズンを前に、スキー板およびスノーボード、全てワックスを塗るという。
写真に写っている他にもたくさんあり、全部で300以上。そういうわけで、こちらの仕事を請け負うこととなった。どういうわけだ。


一人で黙々と、ひっそり音楽を流しながら、自分のペースで、一枚いちまい作業を進めていく。
今日やっつけたのは、120組くらい。時間のあるとき勝手に来てやってくれれば良いから、ということなので、
あとはスキマ時間をみて、少しずつ進めていくか。時間の縛りが無いのはありがたい。

スキーやスノボには何度も訪れているけど、自分がワックスする側になろうとは。かつて思いもしなかった。
これもまた田舎ならではか。ひとつ、おもしろい経験ではあった。


日中には、期日前投票を済ませておく。昨日は配る側で、今日は投じる側と。

「誰が政治やっても同じ」とか「自分が一票入れたところで変わらない」とか言う人もいる。
それもある種、事実かもしれない。だとしても、それでも選挙に参加するのが責任だろう。とは思っている。
とりあえず若い人たちが選挙に行かないと、どんどん若者に世知辛い世の中になってしまうぜ。


2017年10月18日水曜日

【和泉方言辞典】 No.005 -ねんね-

ねんね [代名詞]

【意味】
子ども。特に、幼児・赤ちゃん。

【解説】
小学生以下くらいの子を指す、三人称。中学生以上の年齢に対しては、用いられていないように思う。
赤ん坊を意味する一般語ではあるが、もう少し年上も含む・日常的に使われる等の点から、方言に該当するかと。

【例文】
「あの夫婦も、まだねんねが小っちゃいでの」
「児童館に、ねんね迎えに行かんならんもんでな」



【和泉方言辞典】 Introduction/索引

2017年10月17日火曜日

【和泉方言辞典】 No.004 -あたる-

あたる [動詞]

【意味】
もらう。もらえる。手に入る。

【解説】
主に、何かしら利益となるものを対象に用いる。
漢字表記は「当たる」か。ただし、当選する、といった感覚とはまた少し違う。

【例文】
「昼メシあたらんと思ったら、弁当あたったわ」
「あの仕事は、けっこう日当あたるらしいで」



【和泉方言辞典】 Introduction/索引

【10月16日(月)】 We looked to the sky Deep into heaven's eyes [住民571日目]

雨の中、またも自転車旅行者が訪ねてきた。
車に乗せて大野市の街なかへ下り、ぶらりと。そして、


永平寺町は、永平寺に来てみる。道元禅師によって開かれた、曹洞宗の大本山だ。
和泉地区から小一時間で来られるものの、実は初来訪。仏信心の無い、エセ坊主だからな。

思ったよりも人が多く、思ったよりも広く、


思ったよりも荘厳だった。一部だけ紹介してみる。
絵天井の間。天井に飾られた230枚もの色彩画は、昭和初期の著名な画家たちによるもの。


法堂(はっとう)。法を説く道場で、朝のおつとめである朝課(ちょうか)なども行われる。


仏殿(ぶつでん)。御本尊であるお釈迦さまが祀られている。


祠堂殿(しどうでん)。位牌が、ずらりと納められている。なかなか圧巻だ。


以上、パンフレットの受け売りである。他にも様々な伽藍(がらん)、すなわち寺院の建物があり、見ごたえは充分。
降り続ける雨が、また良い感じに風情を醸し出してくれるのであった。思ったよりも、おもしろいところだった。


大野市へゴーバック。遅めのランチに、名物である醤油カツ丼を食べてもらう。
僕は食欲が薄かったので、とろろおろしそば。旨い。温泉に入り、


夜は子ども英語教室。始めの15分ほどだけ、ゲストとして参加してもらった。子どもらからの質問に、逆質問もあり、それぞれ色々と回答。
"What food do you like?" "Miso soup" 「「「おー!」」」などと盛り上がる。おもしろいな。
人見知りも物怖じもしない和泉っ子たちには、毎度すげえなと思わされる。

そして今年、月末にハロウィンレッスン&ミニパーティを控えているので、準備タイムだ。


折り紙や風船やその他のペーパークラフトをつくってもらう。
斬新だったり可愛かったり、子どもの発想は楽しいね。


2017年10月15日日曜日

【10月13-15日(金-日)】 「じょうしょうひょ… 表彰状」 [住民568-570日目]

10月13日(金)

雨降りだが、草刈り隊は出動。
きのう少し残った堤防の部分と、駐車場のヒビ割れに生えている雑草を地道に刈っていく。


水や泥や草を浴びながら。汚れるのを厭っていては、務まらない仕事である。


紅葉(こうよう)まつり時には、出口となり国道へつながる細道。


ここも、手が届く範囲で。


大体こんな感じだ。地味に広い範囲だったが、8人でかかり、今日は午前中に終了した。


先日の体力テストの結果が出ていた。体力年齢は実年齢と相応のようだけど、B判定かよ。それじゃダメだ。
力と柔軟性が今ひとつで、跳躍力がだいぶ足りないようである。運動しないとね。

さて半日休みとなったため、福井市の方へ小一時間、車を走らせる。


ふだん映画館は訪れないのだが、これは観なくてはならない。文句あるかコノヤロー。

過去のキタノ作品は、いちおう全て観賞している。
暴力は嫌いだけど、道理・人の愚かさ・命の呆気なさ等々、クールに描かれているのが好きなのだ。
おもしろかったぜバカヤロー。


ふと帰り道で思い出し、大野市の街なかにある春日神社へ。
今年も、イルミネーションが始まっているのである。相変わらず幻想的で、美しい。


良縁の樹。杉とケヤキが根元でくっ付いている、不思議な夫婦樹だ。
仕事・健康・金銭・恋愛などなど、様々な御縁をもたらすとか、もたらさないとか。


10月14日(土)

週末恒例、道の駅九頭竜のヘルプ。
お昼ごはんは今日も、麺処のお母さんがつくってきてくださった。ありがたい。中身は、昆布・紅しょうが・辛子明太子、の三種類。旨すぎる。


夜は、草刈り隊のご苦労さん会。新入りの僕も呼んでいただいた。
今年の仕事が一段落つき、あとはスキー場の草刈りがしばらく続くのみ。
来年どうなるかは分からないが、少なくとももう少しの間、刈払機を振ることになりそうだ。


そして、どうやら風邪をひいてしまったらしい。熱と悪寒に見舞われる。雨の中の草刈りが祟ったかな。
とにかく寝て治すしかないと早めに床に就き、夜中に何度も目を覚ましながら、うなされながら。


10月15日(日)

起床は早朝。今日は、大野市消防団の操法大会の日である。
昨夜に比べれば体調はマシになったが、まだ微熱や軽い頭痛が残る。しかし動けないことは無い。出場あるのみ。


街へ下り、市役所の横にある操法用レーンに集う消防団。市内は九地区に別れており、つまり九つの分団があるわけだ。


小雨決行。このレーンは濡れるとけっこう滑るので、転倒が怖い。


昨年はポンプ車操法の1番員で、今年は小型ポンプ操法の2番員。
まずは小型。8チームが出場し、われわれ第9分団はトップバッターである。トップファイターか。どうでもいいか。


撮っていただいた写真。練習通りに、淡々とこなす。雨は上がっていたので良かったが、体しんどい。


ポンプ車も8チームが出場。こちらも、われわれ和泉分団が一番手に登場する。
このあたりから、ふつうに雨が降り始めた。他の選手には悪いが、さっさと出番が終わったのはありがたい。


火点の標的を倒すまでの時間や、一挙手一投足がピシッとしているかなどが採点のポイント。


よその分団の様子を動画で。


ポンプ車操法・小型ポンプ操法いずれも、3位以内入賞は成らず。残念。
そして今年から個人表彰が導入されたそうで、ポンプ車の指揮者・1~4番員、小型ポンプの指揮者・1~3番員が、各1名ずつ選ばれる。


やらかしちまった。言っても、8チームすなわち8人中で1番だったというだけなのだが。
他の個人表彰は3位以内入賞チームから選ばれたなか、唯一、下位チームからの表彰とはなったようだけど。畏れ多いね。
何かしらの大会で賞されたことなど皆無なので、良い経験とはなった。


和泉地区へ戻り、濡れたホースを干ーす。


夜は慰労会。お互いの健闘を称え合う。

来年は福井国体のため操法大会どころでは無いらしく、ノー操法。再来年は、3番員あたりで出ることになるだろうか。
その頃にはもう居なくなってる、なんてことにならないよう、諸々しっかりしていきたいものだ。