2018年6月10日日曜日

【6月4-9日(月-土)】 後悔をバネにして ピンチはチャンスに変えて [猟師31-36日目]

今週の現場は、林道。車で徐行しながら、出会ったシカを捕獲するのである。
射手の方が助手席で、僕は運転係。安全第一だが、シカセンサーも稼働させておく。


何ヶ所か、エサを撒いての誘引作業も行いながら。

いつどこで遭遇するか分からないし、シカの方が先に我々に気付いてしまうから、
なかなか簡単ではない。月火水と従事し、捕獲もあったものの、


木曜には、やっちまった。落石の多い林道。石は避けて走ったり除去したりするのだが、
ちょっと横着して乗り越えようとしたら、まあこうなる。


後輪のみならず、前輪も。鋭い石だったのだろうが、2本いくとは。
完全に運転手の責任である。予備タイヤ一本は交換したが、


もう一本はどうしようもないので、タイヤ屋さんへ。

入社した人の、通過儀礼的なものではあるらしいけれども。
後悔先に立たず。二度としないよう、以後は気を付けるのみである。


金曜には、あんなところにいるシカを発見。距離にして70m。
微動だにしなかったし木だろうと思ったものの、色に違和感を感じた僕が目を凝らしたら、
やっぱりシカだった。走りながらも見つけた自分を、ちょっと褒めてやろう。


射手の方が狙撃するも、当然というべきか、下の方へ転がっていってしまう。
処理をしたら、帰りは急斜面を登って帰るしかない。
200mほどだったろうか。リアルクライミングで、良い運動になってしまった。

そんな感じで、一週間ずっと運転。しかし林道を走るのも、なかなか楽しいもんだ。
捕獲できず悔しい場面もあったので、運転技術等を磨いていく必要があるな。


土曜日には、先週に続いて都内へ。


都庁を訪れ、しばし講習を受けたら、


狩猟免状が更新された。
三年に一度なわけだが、福井で取ってから、もうそんなに経つのだね。
当時は、3年後にこうなっているとは思いもしなかった。まあ人生そんなもんだ。


せっかく新宿にいるので、献血にも行ってみた。
福井県には1ヶ所だけの献血ルームも、新宿駅周辺だけで4ヶ所もある。まじか。

夕方に行ったら160番目くらいだったし、来てる人たくさんいたし、
スタッフさんもたくさんいたし、さすが都市だし。


この時期だと、献血してきたぜアピールしながら帰ることになるけどね。まあいいし。
でも外に出たら数百数千数万という人で溢れかえっていて、
それを考えたら献血者数も少ないよなと思ったり。

都心まで電車で行って、人の多さに触れるだけでも、
一週間の仕事以上に疲れたかもしれない。

まあ今は、仕事が楽しいからな。
あっという間に一ヶ月が過ぎ、また新たな一週間が始まる。