2015年8月29日土曜日

【8月29日(土)】 刎頸の交わり [活動143日目]

午前中は、和泉地区の女性防火クラブ主催の防災教室に参加。
消防隊員お二人を招き、


まずは起震車を体験。福井県で一台だけだというこれに、高齢者から子どもまで乗り込む。
軽く二日酔いだったピンク坊主も、震度7を含む地震に2分ほど揺られてきた。

けっこう盛り上がり、子どもからは「楽しかったー」という感想も。
地震を見くびってしまうという危険性も孕んでいるなとは感じたが、
揺れを経験でき、とても立っていられる状況ではない、ということを理解してもらえれば良いのかな。


そのあとは、簡易トイレづくり。
災害時には排泄物の問題が深刻化するということで、これは興味深い。


教えていただきながら、みんなで一所懸命につくる。


完成!補強しているので、座っても潰れない。
赤を取り入れて、なかなかスタイリッシュやろ。


防災に関するお話も聞かせていただき、勉強になった。
やはり大切なのは、近所づきあい。有事の際には、お互い気にかけ、助け合うことである。



午後は、夜からの「名月観賞と篠笛の調べ」に向けた準備をする予定だったのだが、
天候が優れず満月を見られそうにないため、中止となってしまった。


というわけで、ご近所さんにお呼ばれしていたBBQへ。30人近くが集う。


ひとしきり食べたら、子どもたちはそこいらで遊びだす。
僕も混じり、暗くなるまで一緒に遊んだ。和泉の子らは、特別かわいい。


雨がパラパラと降りだしたので、ガレージ内に移動。


明かりの下に水を張っておくと、光に寄って来た虫がどんどん落ちていくそうだ。先人の知恵である。
それで遊ぶ子どもたち。

今日は実質の休日だったな。楽しかった。


【8月28日(金)】 中学生と高校生と僕と [活動142日目]

和泉小中学校の始業式であるこの日、僕は休日。


式の後には、全国中学生体育大会の砲丸投げで優勝した奥村くんの祝勝報告会。
地域の方が大勢集まり、喜びを分かち合った。



取材も こぞって来ていた。小中学校の全校生徒で記念撮影。



さて、昨日まで行動を共にしていた誠信高校の生徒たちは、きょう愛知へ帰っていく。
午前中は大野市街地を散策するとのことなので、僕もまちへ下りてみる。


 
生徒たちに同行している地球緑化センターのお二人がカフェにいるのを発見。
エジソンカフェ、名前は聞いていたが入る機会は無かったので、ちょうど良かった。
ゆずソーダ、うまい。

街を歩いていると、何人かの生徒に出会う。
奇遇やねー


男子グループが おそば屋さんに入るところだったので、ご一緒させてもらった。
七間(しちけん)本陣、大野でも名高いお店だ。おろしそば&おにぎり、うまい。


愛知へ帰るのに和泉を通るので、道の駅九頭竜で再び合流し、恐竜親子の前で記念撮影。
また会いに来てくれよー


夜、食事に連れて行っていただくと、テレビで奥村くんが紹介されていた。

五年後、東京オリンピックへの出場に期待が高まる!
腰を痛めないように、がんばっていただきたい。


2015年8月28日金曜日

【協力隊あるある】 No.033

夜道を運転するときは、ハイビームじゃないと怖い


【ドラゴン補足】
外灯も心もとない田舎。
真っ暗な道を走るのは、けっこう恐怖なときもあります。


【協力隊あるある】 No.032

体がもう一つ欲しい


【ドラゴン補足】
様々な依頼をいただいたり多くのやるべきことがあったり、忙しくさせてもらっている協力隊員。

しごとがブッキングして断らないといけないとか、本来したい活動まで手が回らないとか。
そんなとき、予備で動ける体があったら便利なんやけどなあ、なんて思うこともあります。

いやまあ、無理ですけどね(笑


2015年8月27日木曜日

【8月27日(木)】 十五少年体験記 [活動141日目]

誠信高校の農山村体験学習、3日目。
青少年自然の家は、利用者でいっぱいのようである。


遂に天候回復。


気温が上がってくるなか、阪谷地区は柿ケ嶋で里芋畑をしている山村さんのところへ。


ひと畝100m×20本ほどの広大な畑。
通路部分の草取りをしてまとめてあったものを、ひたすら拾っていくお手伝いをする。

これを炎天下で続け、噴き出すほどの汗をかく生徒たち。ぼちぼちやらんと、ぶっ倒れてまう。
休みすぎの子もいた気がするけどな(笑


大野市が「緑のふるさと協力隊」を受け入れるのは今年で6回目だが、
最初の3回は、実はこちらの阪谷地区に隊員が派遣されている。

今回お手伝いに伺った山村さんご夫妻も協力隊のことはよくご存知で、また来てくださいと言ってくれた。
僕の活動は基本的に和泉地区だが、収穫の時期にでも是非お邪魔したい。
休日をつかって個人的に来ればええでな。

こうやって人のつながりができていくのが、協力隊の楽しいところである。


かき集めた草は山盛りに。
湿った土と葉に溜まった水滴で全身を汚しながら、みんな頑張ってくれた。


宿舎へ戻りご飯を食べ、お昼休み。
男子の大部屋に突入し、一緒にトランプで遊ぶ。大人げなく僕が大富豪でした。ありがとうございました。


午後の活動場所へ移動後、少し空き時間があったので、僕がつくったスイートコーンを食してもらう。
常温で放置していたので味が心配だったが、それなりに甘く好評だった。
本当はもっと甘いけどねと伝えておくのも忘れずに。


そして「まんまるサイト」の坂本さん(さかもっちゃん)ご夫妻に、森散策を案内してもらう。
ドングリに付く虫や草笛など、森で楽しめることを色々と教えてもらった。


モグラがトンネルを掘った形跡も発見。
そのあとは倒木処理ということで、細い枝を折ったり太い枝を手ノコで切ったりして集める。


笹の葉で淹れたお茶をいただき、ひと息ついた。うまい。


来年の体験学習で しおりの表紙になるであろう写真を撮る。

生徒たちは宿舎へ戻り入浴・夕食。
僕も自宅へ戻り入浴・昼寝。寝不足は解消された。


夜は活動報告会。活動先の方々を招き、生徒たちが一人ひとり、感じたことを発表していく。
普段しないことをたくさんして疲れただろうが、楽しみながら良い経験ができたようだ。


正直、僕も不安だった。
ふだん高校生と接する機会はないし、素っ気ない対応で僕なんか相手にしてくれないかもと思っていた。
しかしいざ会ってみたら、みんなすごく素直な良い子だし、普通に話してくれた。

二日間とちょっとという短い時間だったけど、
一緒に活動していて ものすごく楽しかったし、僕もまた一つ、良い経験ができた。
この15人を、愛おしく思う。

みんなお疲れさま。そして、ありがとう。
またいつでも、遊びに来てくれよ!


2015年8月26日水曜日

【8月26日(水)】 Slope & Valley under stars [活動140日目]

昨日お話をさせてもらったのに引き続き、
誠信高校の農山村体験学習のお手伝い2日目。


 
せっかくなので、朝いちの体操から参加させてもらう。
ラジオ体操第二、初めてやった。


生徒たちが滞在しているのはこちら、青少年自然の家。
僕も協力隊の事前研修で、山梨県上野原市の青少年自然の里で一週間を過ごしたな。


体操後に付近を散策。


阪谷地区は高台に位置するので、眺望が良い。
ただ今日はお天気が優れないようだ。


この日は「スターランドさかだに」さんにお世話になる。


午前中は畑おこしや種まきなどを体験。
FBC福井放送も取材に来ていた。夕方のニュースででも流れていたかもしれない。


阪谷地区のゆるキャラ、さかずきんちゃんも応援。


こちらでは、そば打ち体験もできる。
四苦八苦しながら打ったそばと、地域の方々がつくってくれた豚汁とおにぎりをお昼にいただく。
最高に美味かった。


午後は唐箕(とうみ)でヒマワリの種を選別し、それを洗浄。
そして芋茎(ずいき)という里芋の茎の部分の皮むきもする。
手袋をしないと、手が真っ黒になって一週間は落ちないという。


みんなでトッピングしたピザを窯で焼いていただき、おやつに食べる。


夕方からBBQ。みんな手際よく作業していた。


その後「自然保護センター」でプラネタリウムを観賞。誰だ、寝てる坊主は。
阪谷地区は星が綺麗なことで有名。しかし昨日きょうと天候が良くないので、まだ拝めていない。



さて、高校生ともなると大人の階段を上ってきているわけだが、中身は良い意味でまだ子どもの部分がある。
素直な彼らと接していると、楽しい。

とりあえず15人全員の顔と名字は一致するようになった。
同行させてもらうのはあと一日だけだが、一緒に楽しく活動したい。


2015年8月25日火曜日

【8月25日(火)】 You know what LOVE is [活動139日目]

日中は休み。

だったのだが、朝いちで歯医者さんへ。
詰め物が取れていたらしく、その治療に何度か通わねばならない。

その後、自宅で作業。
パワーポイントと、来月の公民館報と一緒に全戸配布してもらう活動日誌の作成をする。

途中で化石研究会に呼ばれ、発掘体験場のテントを畳むお手伝いも。
台風の影響で強風のためだ。

そして夜は、車で40分ほどの阪谷(さかだに)地区へ。


昨日に引き続き「講演」である。


愛知県は誠信高校の生徒さんたちが、3泊4日で農山村体験に来ている。
明日・明後日と僕もお手伝いさせていただくのだが、
1日目の今夜は、何でもいいから話をしてくれと頼まれていたのである。

『緑のふるさと協力隊と、「田舎」のおはなし』と題して、お話しさせていただいた。
初日で疲れているところを夕飯とお風呂を済ませたあとで、さぞ眠かったであろう。
そしてどこの馬の骨かも分からん奴の話を聞かされるのも、つらかったであろう。よく耐えてくれた。

大野市・和泉地区・田舎・緑のふるさと協力隊、それぞれの魅力はそれなりに伝えられたと思う。

試しに篠笛を持って行ったところ、何人かは音を出せていた。やはり若いと吸収が早いのか。
笛と教本を置いてきたので、明日には演奏できるようになってるかもしれない。

「田舎」の魅力、五感で知って、愛知に帰ってくれれば嬉しい。