2016年3月9日水曜日

【3月9日(水)】 気づいたことは 1人じゃないってこと [活動336日目]

和泉地区に着任したのが、昨年の4月9日。
それからちょうど十一カ月。きょう3月9日が、協力隊として和泉にいる最終日である。


明日からは東京で、四日間の総括研修がある。全国に散らばっていた同期26人での、最後のしごと。

明日の朝一の電車で出立しますが、わけあって今夜から家を出ます。
次のブログ更新は研修終了後になると思いますので、しばらく皆さん、ごきげんよう。

月末には、「一人の住民」として和泉に戻ってまいりますよ。
では、行ってきまーす。


2016年3月8日火曜日

【3月8日(火)】 容赦なく 時は 刻みつづける [活動335日目]

明後日からは、緑のふるさと協力隊の総括研修。東京にて。

報告書という名の作文を認(したた)め、提出しなければならない。原稿用紙5枚ぶん、即ち2,000字。
論理的思考力が大きく欠如しているので、こういった文書作成には恐ろしく時間がかかる。
事前研修のときも、いつも一番最後までかかっていた劣等生だ。


〆切直前になり尻に火が付かないと本格始動しない、この怠けグセも宜しくないのだが。
上手くまとまらないけど、終わらせるしかない。

研修さいごの公開報告会では、個人展示もつくる。それ用の写真類を、支所で印刷。


手土産など買うべく街へ下り、帰りに新幹線の切符を発券してもらうべく駅へ行くと、和泉のお母さんに会った。
一人暮らしで ご高齢だが、毎にち2,3万歩くらい歩く、超元気な方だ。青春18きっぷで、敦賀まで行ってきたらしい。
日に5本の九頭竜線が来るまで二時間近くもあったので、軽トラで良ければとお誘いする。お喋りしながら帰る。

万がいち事故でもあると えらいことだから、協力隊としては本当は良くないのだろう。
でも抑制ばっかしてると人生おもしろくないからね。
人間、死ぬときは死ぬしさ。

荷物もまとめなあかんし、明日までに終わらせるべき、細々したことがまだある。
死んでる場合じゃねえ。


【3月7日(月)】 誰かの笑顔 誰かの言葉 [活動334日目]

電車に乗りたかったということで、阪谷(さかだに)地区に住む方が遊びに来てくれた。
一両編成・単線・日に5本。普段が車の生活だと、乗る機会が無いからね。

道の駅や社協(社会福祉協議会)を訪れ、コーヒーをごちそうになりながらお喋りさせていただく。
スタッフさんのみならず、顔を出す地区の方々とも会話が弾んでいくのが、おもしろいよなと思う。


保育園を突撃訪問し、10人の全園児たちと戯れる。
何やら、だるまさんがころんだの亜種のような遊びもしていた。


いちばん年長の二人は、歌の練習も。
4月からは一年生。ランドセル姿を見るのが、僕も楽しみだ。


パズルをしたり、洗濯バサミをつないだり身体に付けてみたり。
相変わらずみんな超元気に、笑い合いながら楽しんでいる。僕らも一緒になって遊ばせてもらい、長居してしまった。
(※子どものプライバシー保護のため、念のため画像の一部に処理を施してあります)


公民館にお邪魔し、ここでも やや長居し、職員さんや訪れてきた方々とお喋り。

「平成の湯」で温泉に入り、夕飯をと思ったが、和泉の料理屋さんは二軒とも臨時休業だった。残念。


小学生えいご教室、32回目。今年度さいごのレッスンである。
これまで登場した単語を復習するが、子どもたちはもう完ぺきに覚えていた。
大人でも知らない単語をサラッと口にするので、ゲストも驚愕していた様子。

お馴染みじゃんけん列車をし、


さいきん恒例となった、単語を探すパズル。


締めに、いただいたお菓子とジュースでプチパーティ。ごちそうさまです。
夕飯を終えて来てる子どもらも、食べるたべる。
(※子どもたちのプライバシー保護のため、念のため画像の一部に処理を施してあります)

けっきょく探りさぐりのまま続けた一年間。でも和泉っ子と接するのは楽しかったし、非常に良い経験となった。
職員さんから来年度以降の話が出ると、「一生続きます」「私たちの子どもにも教えて」などという声が。
そう言ってもらえるのは嬉しいもんだ。4月からまた再開させてもらって、飽きられるくらいまでは続けたいものである。


そして終電(21時19分発)で帰って行ったゲスト。半日の滞在でも楽しんでもらえたようなので、嬉しく思う。
和泉の魅力はまだまだこんなもんではないので、是非また来ていただきたいね。


2016年3月6日日曜日

【3月6日(日)】 武士は相身互い [活動333日目]

越前市は「蔵の辻」というところへ。その名の通り、蔵の立ち並ぶ辻である。


ほぼ毎月「壱の市」という物産フェアが行われているそうだ。3月は「弥生のはじまり市」。


福井県の地域おこし協力隊連携事業・第三弾ということで、7市町が出展。
第一弾にも参加させてもらっています。


良い具合に こじんまりとしており、けっこう人が訪れる。


大野市役所・結の故郷(ゆいのくに)推進室の職員さんと、地域おこし協力隊の方にご足労いただいた。


商品開発コンテスト入賞作品の販売がメイン。
前回は九頭竜まいたけの試食販売と出張化石発掘体験があったが、今回は和泉地区のものは無し。


お隣のブース、おおい町の名田庄(なたしょう)漬けなど、食べもの系は やはり強い。
早々に売り切れるところもあるほど、好評であった。


10時から14時の四時間、和やかな雰囲気のなか終了。終礼をし、


協力隊で集合写真。ろくに仕事してないのに、センターに収まってしまった。何かすみません。


数人で近くの喫茶店を訪れ、コーヒーなど啜りながらお喋り。
「緑のふるさと」の同期たちに加え、こうして「地域おこし」の仲間と交流できるのも楽しいものである。

今度は是非5月に、和泉地区の新緑まつりで集合したいものだ。
僕はもう一般人になるので、協力隊の協力を勝手にするとしよう。


帰りは、個人的に遊びに来てくれた市役所の兄さんの車に乗せていただく。同い年だけど。
夕飯を食べるべく来たのは、大野食堂。


何かが公認らしい。


僕の任期も終わるということで、出所祝いに「天かつ統一丼」をごちそうになってしまった。……出所?
海老天とカツを玉子で とじた丼。ふわふわとした食感で、うまい。ありがとうございました。


【3月5日(土)】 何が怖いんだ 好きな歌唄ってくれ [活動332日目]

「青葉の笛保存顕彰会」のお母さん方と、篠笛の練習。
春らしい曲を中心に、お菓子やお茶をいただきながら、和気あいあいと進めます。


夜の森スノーシューに参加。自然体験活動など行う「まんまるサイト」の主催だ。
1月にも来たし、何かと絡ませてもらっている。


みんなで軽食用のおにぎりをつくり、


包んだら各々、懐に入れて出発。


大野市は星空が綺麗なことでも知られているが、この辺り阪谷(さかだに)地区は特別美しいといわれる。
僕の中性能カメラでも、少し映るね。

お互いの顔もよく視認できない闇のなか、ペンライトを頼りにさくさくと森の中を歩いて行く。
イノシシが土を掘り返した跡や植物なども観察し、


みんなで焚き火を囲んで、おやつタイム。
呉汁(ごじる)という、大豆をすり潰してつくったお汁もいただいた。やさしい味で、うまい。ちなみに「豆汁」とも書く。
和泉のお母さんにも、以前ごちそうになったな。

そして僭越ながら、篠笛も少し披露させていただく。
注目されると普段より更に音が掠れ、息も続かなくなり、なかなかお粗末なものになってしまう。
まだまだ練習が必要である。


まんまるサイトの事務所に戻り、おやつタイム第二弾。
大野でカフェを経営する方がコーヒーを淹れてくださり、


ある参加者の方は、コーヒーケーキ・フィナンシェ・ラスク・ピロシキを持参してくださった。
すべて手づくりというから、すごい。趣味の域を超えている。何とも豪勢な食卓になった。

十数名の皆さん、福井県内の各市町から来られたのだが、出身は県外の方がほとんど。
純粋な福井人がいないという、おもしろい場であった。

新たに出逢う方がいて、久しぶりに再会する方もいて、こうした催しに参加させてもらうのは楽しいものだ。


一人にひとつということで、手づくりラスクもいただいてしまった。ごちそうさまです。