2018年10月17日水曜日

【9月18日(火)-10月14日(日)】 Happy 半被 知ってるかい? [猟師137-163日目]

毎日更新していたブログも、和泉を離れてからは週イチになり、今や月イチになっている。
平日はずっと出張だし、休日も何かとやることがあって、なかなか余裕が持てない感じだ。

この一ヶ月間を、ハイライトでお届けする。


仕事の方では、新しい銃を持って現場へ入るようになった。
会社で新規に購入したものを、借り受けている。
日本の法律では、一丁の銃に対して一人の人間が紐付いていないといけないので、
名義上では僕のものになっているが。退職時に、会社の人へ譲り渡すわけである。

散弾銃の扱いだけど、ハーフライフルという種類。
つまり弾に少し回転が加わることで、飛距離や精度や威力が少し増している。


スコープも搭載したので、射撃場での調整というのをしなければならない。
1/4MOAというのは、100ヤード(約91.44m)先の標的の場合、
目盛り一つで1/4インチ(約6.35mm)、着弾点が移動するということだ。
厳密には違うのだが、ざっくり、その認識で調整できる。


銃をしっかり固定し、50mの距離でド真ん中を狙い、5発。何度か繰り返した結果、こんな感じに。
銃と弾の相性が大事なようだが、2.5㎝に収まるというのは、かなり良い精度らしい。
これでシカを仕留め損ねたら、完全に射手の技術不足ということだ。言い訳できねえ。

ちなみに、「散弾銃なのにスコープ付けるの?笑」
などとシロウトに言われることもあるが、これは必要である。
双眼鏡で覗いてから銃を構えるという手間を無くすためだったり、
中途半端に当てて半矢(怪我させた状態で逃がしてしまう)を避けるためだったり、
矢先の確認(確実に獣だと視認する)のためだったり。
狩猟界では、人に対する誤射が絶えないからね。安全のためというのが一番大きいかも。

クレー射撃で使うような散弾だったら、もちろんスコープなど邪魔なだけである。
大物猟をする際には一発弾を使用するから、そこが違うと。


初夏も無く一気に夏が来たと思っていたら、晩夏も無く一気に秋となった山。
朝晩など、もはや冬だ。凛冽たる寒気に凍えているといっても過言ではない。
かと思えば日中は気温が上がり、山を歩けば暑くなり汗をかいたりして。

そんなんしてたら、また体調を崩してしまった。
風邪っぽくダルい症状ののち、腸の調子が悪くなって下痢のような状態が続き。
三連休のうち二日間ほど寝込むやら、地味な痛みに苦しむやら。
体調管理が難しいな。


だいたい快復したところで、土日をつかって和泉地区へ遊びに行く。
先月の敬老会以来、わずか一ヶ月ぶりだ。

夜中に車で出発し、朝に着いたら、


毎年開催されている、フォーラム青葉の笛。
青葉の笛保存顕彰会の一員として、準備・運営・片付けをする。


季節の花々を用い、より処スタッフでもあるお母さんが素敵に活けてくださる。毎年恒例だ。


篠笛愛好家の方々が近隣県から集い、演奏発表をしていく。
僕は全く練習できていなかったので、吹くのは遠慮しておいた。


お昼ごはんも振る舞われる。
和泉のお母さん方と和泉の料理屋さん方による、ごちそう。
お腹いっぱいいただいた。最高である。


夜には、集まりに呼んでいただいた。
皆さんとわいわい、肉やビールで盛り上がる。お腹ぽんぽんである。


日曜は朝はやくから、地区の神社へ。
こちらも毎年開催されている、まつりである。氏子若衆の一員として参加だ。
飾りつけをし、神輿や各種道具を用意し、


厳かに神事が執り行われる。今年は、中学生の女の子が巫女さんをしてくれていた。
その美しさ・神々しさに、みんな溜め息。


お守りも配られ、ハッピを羽織ったら半被ーな気分。


神輿巡業がスタート。わっしょいわっしょい。

中部縦貫自動車道という高速道路が絶賛建設中のため、あちこちで工事中だ。
大型車などに気を付けながら進行する。


随所で休憩。天候が良く、じんわり汗をかいてくるくらい。


三時間ほどかけて地区内を周ったら、神社で子ども向け屋台タイム。
毎年恒例、射的とお菓子すくいが行われる。


そして打ち上げ。拝殿内に所狭しと集まり、わいわいと。
夕方に解散となり、僕は翌日から仕事のため、東京への帰路につく。
楽しい二日間であった。



ここ数ヶ月、何やっても上手くいかねえなあと落ち込み、ネガティブになっていた。
しかし和泉へ遊びに帰ったことで、少し元気を取り戻せた気がする。
よく見知った人たちと、ふれ合って笑い合って。癒されたわけだ。
ハッピーになれる場所。我がふるさと、和泉。

そして来月早々にも、大野市文化祭に合わせ、またも帰省する予定。
穴馬(あなま)民踊保存会の一員として、穴馬おどりのステージ出演である。

楽しみだ。寝込まないようにしねえとな。