2017年9月15日金曜日

【9月15日(金)】 デーメーテールどーん 種子量豊作 [住民540日目]

米の乾燥所へ仕事に行くと、


今日は稲刈りの方を手伝って欲しいとのこと。でもコンバインのオペレートはできないので、


他のことを。まずは、田んぼの隅っこを手刈りする。機械がターンするぶん、予め空けておくわけだ。


実りの秋、良いね。


軽トラに乗せたフレコンに、溜まった米を投入。


ぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ


僕はその軽トラをオペレートし、乾燥所へと運ぶ。
フォークリフトで降ろしてもらったら、また新たなフレコンをセッティングし、田んぼへ。これを繰り返す。


ハナエチゼンの収穫は終わったようで、きょう刈っている品種はイクヒカリ。
実がふっくらしており、おにぎりに適しているのだとか。


こちらは、刈るのがもう少し先のコシヒカリ。実がずっしりしていることなどから、雨風で倒れやすいという。
しかし茎は長いので、わら細工には適しているのだとか。
なるほど。品種ごとに、味だけでなく諸々と、一長一短あるようだ。


見ているぶんには長閑な光景だが、従事していると意外と大変。
あっちへ行ったりこっちへ来たり、体を動かして汗をかく。飲みものもどんどん消費。こういうの、嫌いじゃないけどね。


あとは、刈り残しを拾って歩いたり、手刈りした穂をコンバインに投入したり。
田んぼ7枚が、綺麗になっていく。


イラストが怖い。動いている機械には、不用意に近付かないことだ。作業の際には、細心の注意を。


国道側の、大きめのももう1枚。同時進行していた別箇所も合わせて、6.5トンくらいになったようだ。
僕は、田んぼと乾燥所を十数往復。あっという間に夕方で、時間の経つのが早く感じたな。


ちょっとおいでと電話があったので、ちょっとお伺いすると、ちょっとどころではない差し入れをいただいた。
おでんに魚にサラダにと。これは嬉しい。
「孫みたいなもんやでな」
ありがたいことである。夕飯に、おいしくいただくとする。


道で会った和泉っ子と少しお喋りし、行き会った方からはトマトをゲット。
平和な田舎の暮らしは、今日も穏やかであった。


【9月14日(木)】 あの空より朱く激しいものだよ [住民539日目]

乾燥所の仕事にも召集されなかったので、ノージョブデー。久しぶりに、福井市の方へドライブしてみる。


半年ぶりに、ここを訪れた。旅の間に他県でやろうとも思っていたのだが、タイミングが合わず。
福井に来てからは、これで5回目の血抜き。まあそんなもんだろう。


色々といただいた。福井県産コシヒカリの新米・絆創膏・けんけつちゃん付箋・けんけつちゃんタオル。
タオルが特に良いな、かわいい。何かの作業時には頭によく巻くから、実用的だ。

「佐宗さんて、珍しい名字ですね」
もともと東京なんですけど、移住してきまして。
といった具合に、お医者さんや看護師さんとの会話が膨らむ。
ちょいレア名字だと、こうして興味を持ってもらえるのがおトクだし、ありがたい。


ちょっとした買いものなどをし、和泉へ帰る。


夜は、とある説明会に一瞬だけ参加。


途中で抜け、消防団の練習へ。本日二回目。本当は三回目だが、初回は仕事のため来られなかった。
小型ポンプとポンプ車が、基本的には一日交替で訓練していく。今日は双方が、隣どうしでそれぞれ動く。

昨日は、吸管を水利に投入するところまで。今日はその先を教わる。
吸管の控綱をポンプに もやい結びし、枕木を吸管に取り付け、とび口を持って火点へ走る態勢を取る。そこまで。
書くと一行だけだが、以下略。写真や動画を載せないと、伝わらないわな。

動きを頭に叩き込み、随所の細々したところを確認する。流れは大丈夫と、お墨付きをもらった。
一つひとつの動作をキッチリと、慌てすぎず、かつ迅速に美しく。
次に集まるのは来週。夜な夜な、一人で練習だな。


2017年9月14日木曜日

【9月13日(水)】 答えだけを探すよりも 一つだけ何か変えてみせる [住民538日目]

ちょうど今日は仕事が入らなかったので、毎週水曜営業、より処へ。
活けられたお花が、一鉢二鉢、


三鉢、


四鉢と。ボランティアスタッフのお母さんが、今週も綺麗に仕上げてくださる。


店内に新たに飾られた写真。和泉地区の春を彩る、ハナモモだ。実行委員会の方々から、寄贈いただいた。美しい。


そして、より処はオープン一周年を迎える。
昨年9月の第二水曜から始めて、はや一年。あっという間にも、あの頃が遠い昔のことのようにも感じる。

お隣のJA九頭竜出張所から、祝いのお花をいただいた。素敵。
この施設を無償で貸してもらっているだけで充分なのだが、こういうところも気にかけてくださるのがありがたい。


こちらもJAさんから。来月あたりに回収されるというので、それまで置かせてもらうことに。飲み放題サービスだ。
この施設を無償で以下略。


一周年記念ということで、今週のワンコインランチはバイキング形式。
スタッフのお母さん方が腕を振るってくれたわけだが、これはちょっと豪勢で贅沢すぎるぜ。うまそう。


12時過ぎから、店内に続々と集まるお客さんたち。大盛況である。
和泉地区外から来てくれた方も数人おり、合計30名ほど。皆さん満腹になり、満足してくれたようだ。


デザートのケーキは、これまた農協さんから。この施設以下略。


別の方々から、くるみ饅頭。ずっしりしていて、食べ応えがある。皆さんに、食後のドリンクと一緒にお出しした。

お母さん方はキッチン側で、僕はホール側で、なかなか忙しい時間帯を乗り越える。
それから我々も、しっかりとお昼ごはん。空腹のうえ旨いものを食べると、夢中になってしまうのだった。


パンの耳を揚げ、パパッとつくってくれたお菓子。
もはや半スタッフと言っても過言ではないほど、協力いただいているお母さんによる。

サクッとしたあと、ジュワッと沁みてきて、フワッとした食感がくる。絶妙な出来に、手が止まらなかった。


寄贈いただいた本。焼き物の作品集のようだ。


こんな形のとか。おもしろい。ミニ図書コーナーに追加させてもらう。


バイキングは足りなくなることも無く、余りすぎることも無い、見事な分量だった。さすがだ。
それでも少し残ったものは、毎度の如くテイクアウトさせていただく。
より処の日は自分の食事を考える必要が無いので、大変にありがたい。



一年が経ったとはいえ、細々した改善点やら曖昧な部分やら、まだまだある。
が、まあみんなで楽しくわいわいぼちぼちと、続けていければ良いのかな。
より処、二年目に突入。


夜、グラウンドへ。サッカーの練習をする和泉っ子たちを観戦、


したかったところだが、こちら、消防団。隣接する、まいたけ工場の駐車場を借りて。
毎年恒例の操法大会が来月に控えているため、今週から練習が始まったのだ。僕も昨年同様、選手として招集されたわけである。


前回はポンプ車。筒先を持って火点へ走り、放水をする1番員だった。
今回は小型ポンプで、2番員。どんなんかというと、


こんなん。いや分かんねえ。実地で指導を受ける。

待機線から集合線に集まるところは、ポンプ車のときと一緒。
きょう教わったのは、3番員と協同して吸管を扱い、ポンプへの取り付け・水利への投入、をするまで。
書くと一行だけだが、ここまででも、やることが結構ある。
一挙手一投足が細かく決まっているし、ピシッとキレ良くキメていかねばならないのだ。

動きを頭に入れ、帰ってから反復練習。とりあえず流れは大丈夫だと思うが、多分まだ、全体の三分の一くらい。
始めのうちは大変だけど、新しく物事を覚えるのは楽しいもんだ。





ところで、より処も消防団も、ボランティア。
悪く言えば、金にもならない、何のためになるのか分からないようなことをしている。
良く言えば、多様な経験ができるし、お金には換算できない価値などを手に入れられる。

捉え方・考え方次第だ。外野が何と言おうと、自分の道から外れないように。そうありたいものだが。
まあその道が、未舗装の部分もあるからな。


2017年9月13日水曜日

【9月12日(火)】 September rain I'll be there with you [住民537日目]

昨日に続き、乾燥所の仕事。


雨なので、稲刈りをする集落はナシ。荷受けも無いが、乾燥の終わった米を詰める作業がある。


乾燥機から排出され、コンベアで運ばれ、機械へと投入されていく。自動停止機能付き。

出荷用の大きいフレコンに入れるときは、ここで異物を取り除く作業に従事。
今回は枝も石も、さほど混入していなかった。


微細なものは、こちらの機械にお任せ。時々レバーを引いて、吐き出してもらう。


米粒未満の大きさの小石が、けっこうある。
柔い田んぼだと、刈り取る際に土も混じってしまうからだという。


保有米の袋詰めでは、口を結んでパレットに積んでいく作業に従事。


誰も得をしない、一連の流れを収めた動画。
確実かつ綺麗に仕上がるよう、ちょっと考えながら。このあと、もう少しマシになった。


地味に暑くなり、汗をかいてくる。30kgの重りを持ったり下ろしたりするのは、軽く良い運動だ。


ちょうど100袋のピタリ賞。かと思ったら、もう一袋できた。


合計で、3トンほど詰めて重ねたわけだ。マッチョになっちゃうぜ。
フレコンは約900kgが3つだから、全て合わせると6トン近く。でも夕方には順調に終了し、


僕は次の現場、パークホテル九頭竜のヘルプへ。
学生さん100名ほどのBBQが入っているとのこと。今シーズンは、大口のお客さんはこれで最後のようである。

準備をし、炭にバーナーで火を点けて、片付けをして。もう目を瞑ってもできる流れだ。しないけど。


ここに来ると、帰る前にお風呂に入れるのが良い。家ではわざわざ、お湯まで張らないからな。

バーベキューの手伝いも終焉。あとは、たまに単発で呼ばれるくらいかね。
もう9月、そういえば秋なんだね。


2017年9月12日火曜日

【9月11日(月)】 no way I want to taste it Don't want to waste it away [住民536日目]

米の乾燥所へ。
おととい土曜日にも稼働していたようだが、来られなかった。道の駅ヘルプも、疎かにできないのでな。

天候は、かなり怪しい雰囲気の曇り。 というか、小雨が降ったりやんだりしている。
今日は後野(のちの)地区で、稲刈りを行うようだ。


土曜に荷受けされていた、下山(しもやま)・板倉・川合、の各地区の米。
乾燥が終わったものから、出荷用のフレコンに詰めていく。僕はまた、異物を取り除く作業を。
ざらざらざらざらざらざらざらざら。


今回のは、こんな小枝が多かった。田んぼもそれぞれ、けっこう顔が違うのだろう。


小石かしらと拾い上げてみると、黒い米だったりする。カメムシに喰われたやつだろうか。
もはや色はアテにならないので、形に違和を見付けていく感じ。


慣れてくると、こんな小さいのも見つけられる。何の自慢にもならないが。言ってもこれは、灰色だから目立つやつ。
基本的には機械が取り除いてくれるんだけど。人の目で排除できれば、それに越したことは無い、というだけの話だ。


こんなのもあるし。万がいち機械もすり抜け食卓まで届いてしまったら、えらいことでは済まない。
まあさすがにこれは、すり抜けないか。


刈り終わった米も随時、運ばれてくる。目方を量ったり、乾燥機に張り込んだり、空になったフレコンを畳んだり。


ライスパワーは侮れないようで、ぶつかる部分の塗装は剥がれていく。
ダメージを受け続けた箇所には、穴が開いてしまうこともあるのだとか。すごいな。
雨垂れ石を穿つ。五劫の擦り切れ。他は知らん。


午後は、保有米つまり自家用の袋に詰めていく。
紐を結んで積んでいく作業だなと思ったら、引き続きネオライスマスターすなわち混入物の除去を承る。


豊漁だ。目が疲れたぜ。


夜は、今年度初となる子ども英語教室。実に半年ぶりの再開である。
小学1年生から中学1年生まで、7名が参加してくれた。

まずはウォーミングアップとして、じゃんけん列車。もちろんRock Paper Scissorsの方で。


このあいだ用意していたボキャブラリーは、味。英語でいうとtaste。日本語の解説も交えながら10単語を導入する。
知らないワードでも一所懸命に予想してくれたり、「スイートコーンのsweetか」等々、合いの手を入れてくれたり。
ノリが良いというか、非常にやりやすい。ちゃんと興味も示してくれるし。

表現は必ずしも一つずつでは無いが、主なものを選んでみたつもり。
おいしい・おいしくない、なんか無数にあるようなもんだけど、yummy/yuckyを憶えてもらう。

自分のカードを当てる「What's on your head?」をしてもらい、


顔の一部から、どんな味の表情をしているか当てるゲーム。これはなかなか難易度が高め。
解答権を一人一回にしたところ、6人目でやっと正解となることも。

素直で元気で反応が良い、和泉っ子たち。
久しぶりのレッスンで最初は緊張もあったけど、何ということは無い。わいわいと、僕も楽しい時間であった。


ちなみにこちら、「第25期 緑のふるさと協力隊」の隊員募集ポスター。
座布団の上に立つというのは、宜しくないね。当時は、そんなことにも気が回っていなかったわけだ。
まあたぶん第一回目のレッスンだから、それこそめっちゃ緊張してた、ということにしておこう。


その後、小中学校の体育館へ。大人の昇竜太鼓教室である。


大太鼓の字が消えてしまっていたところ、書の先生が書き直してくださったらしい。これはカッコいい。

ところで曲目「穴馬(あなま)ばやし」は篠笛を担当するつもりだったのだが、急きょ、このセンターを拝命した。まじか。
これも半年ぶりくらい。一通りは覚えているけど、3回ほど通しで演奏しても、納得いかないレベル。
一週間後に敬老会で発表だけど、大丈夫か。


かつて昇竜太鼓をしていたという方たちも来訪。お手本を披露してもらい、綺麗な叩き方などに感心するメンバー。
あと一回しか練習ないけど、大丈夫か。