2015年11月2日月曜日

【10月27日-11月1日(火-日)】 「出来ないことはない」「どこへだって行ける」「つまずいても また立ち上がれる」 [活動202-207日目]

ほぼ毎日更新と嘯いておきながら、およそ一週間ぶり。
どうもブログをやる気力があまり無かったんですね、後述しますが。

というわけで最近の様子を、ダイジェストでお届けします。



10月27日(火)

3泊4日で遊びに来てくれていた父が、東京へ戻る日。

和泉の郷土資料館へお邪魔し、ぐるりと館内を見させてもらう。
管理している馴染みのお父さんにコーヒーをいただき、おみやげに九頭竜まいたけもいただいた。
父に持たせるため、いま買って来てくれたようだ。気づかいがすごいなあ。ありがとうございます。

福井駅まで送る途中、大野市の街なかもぐるりと巡る。


お昼はエキナカのお店で。父はおろしそば、僕は大野市の新名物・醤油カツ丼。うまい。

あわただしくて申し訳なかったが、和泉・大野訪問を楽しんではもらえたようだ。
そして多くの人に会い、安心したと言っていた。僕が残りたいという気持ちが分かった、と。そうやろ (*^^)

3月には協力隊の総括研修のため東京へ行くので、四ヶ月半ほどしたらまた会いますね。


10月28日(水)


昼、学校へ行き、月末のハロウィンパーティに来てくれるALTの先生と軽く打ち合わせ。

夕方、街なかのカフェへ行き、移住応援マガジン「オオノグラシ」の取材を受ける。
畏まったカタチが苦手なため、あまり上手く想いを話せていた気はしない。
そこはプロのライターさんの力で、五割増しくらいに良い内容にしていただこう(笑

皆さんと、取材を受けるもうお一方と一緒に食事へ。
街で飲んだ際に和泉まで代行で帰ると金額も馬鹿にならないので、
兄さんの家に泊めていただけることに。ありがとうございます。


10月29日(木)

軽い二日酔いと寝不足、そして今月たしか休みが一日くらいだったため、疲れている。寝る。

和泉地区に全戸配布してもらう活動日誌を、パソコンでダラダラと作成。
テンションは上がらない。


10月30日(金)

学校体育館の雪囲い作業をする予定だったが、雨のため延期。
依然として気分は上がらない。

夜、新たにできた「飲み仲間」お二人と、未就学児のお子さん二人が遊びに来てくれる。
いつも広い家に独りなので、誰かとわいわいできると楽しい。


10月31日(土)

朝、布団の中で「起きたくない」と思った。協力隊の前の仕事をしていたとき以来、7ヶ月ぶりくらいか。
二度寝と、目覚まし時計のスヌーズ機能の発動を何度も繰り返す。

カーテン越しに伺うと、天気は良いようだ。
晴れたら行こうと思っていた畑レンジャーだが、面倒くさい気持ちが勝ったので取り止めにした。
どうやら三日連続で、バイオリズム最悪らしい。


そんな中、今日は公民館でハロウィンレッスン&パーティの日だ。
職員さんと僕は13時頃から、子どもたちは15時頃から徐々に集まり、飾り付けを進める。
そしてママさん方&女の子には、料理班として作業していただくことに。助かります。

僕は絵を描くのが壊滅的に無理なため、子どもらと、今日の講師であるミシェル先生にお願いした。上手だなあ。


初音ミクの仮装をしたミシェル先生と、ハロウィン特別レッスンを受ける小学生たち14名と、着流し侍の僕。

ハロウィンについて、簡単な英語に日本語も交えつつ解説してくれた。そのあと、ゲームで盛り上がる。
学年が離れていると指導が大変に難しいのだが、そこはさすが、上手くやっていただいた。ありがたい。


その後、お食事タイム。
教室内や廊下は、ご覧のように風船やハロウィンツリー(折り紙や塗り絵を吊り下げてある)などで飾ってもらいました。


ママさんたち特製の、ハロウィンカレー。
目や口の形に切ってくれた海苔などで、各々がジャック・オー・ランタンをつくります。甘口で、うまい。
僕のはSad face。


デザートに、おばけ入りフルーチェ。かわいくて甘くてうまい。



さて、公民館の方やママさん方や高学年の子たちが頑張ってくれるなか、僕は動きが悪かった。
協力せず遊んでるだけの子に注意するのもダルいとしか思えなかったし、英語を使うのにも気が乗らなかった。
これといった働きは、今日は何もしていない。自分自身に、イライラしている。

この不安定な心は何なんだろうか。帰宅し、ひとり酒をしながら考える。
たぶんなのだが。この三日間、「自分が必要とされている」感が無かったのが大きいのかもしれない。

僕は今まで生きてきたなかで、「人に必要とされている」と感じたことが無かった。
色んな仕事をしてきて、カナダでも暮らしたりしてみたけれど、27年間それを感じることは皆無だったのだ。

でもそれが、「緑のふるさと協力隊」になってみたらどうだろう、毎日のようにそれを感じる。
子どもから高齢者の方まで「たっちゃん」「佐宗くん」とか「ドラゴンさん」「ドラゴンくん」とか呼んで仲良くしてくれて。
「来てくれて良かった」とか「みんな喜んでる」とか言ってくれて。
ただただそれが嬉しかった。初めて、生きがいを見つけたといっていい。

しかしこの三日ほどは これといった活動も無く、呼ばれることも無く、人と触れ合うことも少なかった。
今日のハロウィンレッスンも、正直いって僕はいなくても成り立っていた。
「自分は必要とされていないのではないか」という不安と、求められるに至らない自分への苛立ち。
そんな不安定な気持ちがあったのかもしれない。

つい先日、「ちやほやされるのも今だけだかんな」と、冗談交じりだが言われた。
分かってはいたつもりだけど、それは一理ある。
いまは『協力隊』という肩書きがあるから良いが、それ以降は『佐宗辰哉』という個人で存せねばならない。
そうなったとき、つまり来年4月以降だ、果たして僕は「和泉に必要とされる人間であれるのか?」
求められなくなったとき、また自分を見失ってしまうかもしれない。
和泉に残ると決めたいま、僕自身を欲してもらえるよう、もっと動かなければ。人間を磨かなければ。
そんな焦燥感もあったのかもしれない。

「必要とされている感」が無いと不安になってしまう、なんと心の弱いヘタレ坊主であろうか。
このヘタレの壁を、ぶち破りたいものなのだが。


11月1日(日)

という原稿用紙たっぷり二枚ぶんくらいの脳内コラムを執筆してから一晩明け、今日の調子は悪くなさそうである。


朝、和泉保育園の奉仕作業があるとのことなので、お手伝いに行かせてもらう。「おとうさん」として。
※注: 隠し子はいません

僕は主に、6尺の脚立に乗って、埃や息絶えたオニヤンマ(たくさんいる)を箒で落とす作業。
小学生のお兄ちゃん3人が、それを綺麗にしていってくれる。


ママさん方と先生がたはガラス拭きや掃き掃除、パパさん方は庭作業がメインだ。
写真では、丸太がチェンソーで切られている。本職のお父さんである。

十数名の皆さんの協力で、保育園はより美しくなった。お疲れさまでした。


午後は街へ行き、招待していただいたコンサートを観賞。お世話になっている姐さんも出演するのだ。

コーラスグループの方10名ほどによるアンサンブルに、各々1,2曲ずつのソロ、そしてプロのピアニストさんによる演奏。
楽しそうに演奏する姿に絢爛な衣装も相まって、見ていておもしろいものだ。


休憩時間には軽食も振る舞われた。写真は一部ですが。
楽しいコンサートにお招きいただき、ありがとうございました。



さて、帰りがけに国道沿いの「さ蔵」さんへ立ち寄る。
贈答用に日本酒の「黒龍」「九頭龍」を購入する際は、こちらにお世話になっているのだ。

店主さんと話しこんでいると、常連さんらしい男性が来店。
驚くことに、僕を認めるや「いつもブログ読んでますよ」とお声がけいただいた。

市役所に共通の知り合いの方がいるらしく、Facebookを通じて見てくださっていたようだ。
面識が無くても応援してくれる方もいるとは、嬉しいことである。

そしてこうやって、ふとしたところで出会うのがまた大野市のおもしろいところ。
ちょうど良いこじんまりさ、やなと思う。



さて、どうやらバイオリズムは、平常に戻ったと思われる。


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