2015年4月24日金曜日

【協力隊あるある】 No.004

絶対に負けられない戦いが、そこにはある (vsカメムシ)

【協力隊あるある】 No.003

食べきれないほどの おすそ分けをいただく

(福島県鮫川村・山田恵里隊員のFacebookより抜粋)

2015年4月23日木曜日

【4月22日(水)】 それは それは 空を越えて やがて やがて 迎えに来る [活動14日目]

この日は、初めて個人のお宅のお手伝いへ。
やっと「活動らしい活動」だな。今までは催しものやイベント関係ばかりだったからね。GWもそうなりますが。

本来ならば畑や田んぼの作業を始めてる時期だけど、この冬の豪雪の影響でできないんですね。
未だ残雪してるところもあるし、雪が溶けても水分を飛ばさんといかんから、すぐは無理、らしい。
5月になったら皆さん一気に始めるだろうということで、GW明けくらいから忙しくなるでしょう。



で、今日は愛称・ハルちゃんのところで、雨よけの屋根をつくる作業。
骨組みは元々あるので、木材を横方向に、そして波板を打ちつける。
雪が降るまえ、秋口に外して、春が来たらまた付けるのである。
今までは旦那さんがやってたらしいけど、昨年の夏に亡くなったのだそうだ。

日曜大工すらマトモにやったことないけど、釘をトンテンカンしていく。
バンセンの使い方も、やるうちに何となく分かった。鉄腕DASHでTOKIOが巻いてるのを見てたからな!



素人施工ではあるものの、午前中に何とか形になったぞ。崩れたり雨漏りしたりしないことを祈ります。

しかしこちらのハルちゃん、80歳近いし小柄だけど、すごく元気だ。
それなりに重いはずの丸太(屋根に乗せたやつ)も一人で運んできたし。うーんパワフル。



 
お昼をご馳走になった。里芋入りのお赤飯、冷ややっこ、サラダ、おでん。あと撮り忘れたけど、煮イカとバナナ。
自分ひとりで自炊してるとこんな何品もつくらないし、ありがたいことだ。胃袋満足。
お子さん方は地区外で暮らしており、お父さんもいないいま、いわゆる「独居老人」のハルちゃん。
「いつも独りで食べてるで、寂しくての」
食事は、誰かと一緒がいい。





さて午後は、家の周りの「雪囲い」を取り外す作業。
風雪を防ぐため、ムシロとかスダレとか板とかで囲うんですね、雪国では。

何枚もの板は、きっちりネジ止めされていた。ドライバー一本じゃ日が暮れるし腕がもげるぞ…
と思ったら、お隣さんから電動ドリルを借りてきてくれた。これがないとね。
作業は格段に効率化され、3時過ぎくらいに終了。お父さんにお線香を上げたら、いったん引き上げる。

余談だが、こちらのお母さんはハルちゃんでお父さんはヨシカズさん。
僕の母も名前がハルで始まり、父もヨシで始まる。どうということはないが、ちょっぴり不思議な御縁を感じた。
僕の父は健在ですけどね、念のため。



夕方、ふたたびハルちゃんを迎えに行き、一緒に近くの温泉「平成の湯」へ。
和泉地区に来て初めての湯治。良いお湯をいただき、汗と疲れがさっぱり流される。



帰宅し、詰めてくれたお弁当をいただく。昼と同じメニューでも全く飽きは無い。
誰かが作ってくれる料理ってのは、うまいもんだなあ。
楽しい一日だった。

2015年4月19日日曜日

【4月9-19日(木-日)】 はじめの一歩 -That's one small step for man, one giant leap for...- [活動1-11日目]

和泉地区に越してきて、十日が経ちました。

同期のみんなは、お祭りだったり畑だったり外仕事だったり、既に様々な活動を行なっているようですね。
ぼく?
こないだ、じきに芽吹く花桃(ハナモモ)の木々の手入れをお手伝いしました。



雪害から守っていた「雪囲い」を外し、堆肥を撒き、杭を打ち直す作業。
序盤は勝手が分からず、左右の手が逆ですね。シロウト丸出し。
このあと手を持ち替えたけど、道具を使い慣れてないため、右腕の筋肉が少し痛んだ。



場所は変わって、こちらは九頭竜湖(くずりゅうこ)。80本の花桃をみんなで植樹しました。



僕も2本、植えさせてもらった。うまくいけば今春、でなくても来春には綺麗な花が咲く。
いま中部縦貫自動車道というのが建設中。これで岐阜県側から来たとき、
トンネルを抜けて福井県に入ったら、まずこの80本の花桃が見えるんだとか。いいねえ。





さて、活動らしい活動ってのは、今のところコレだけかな。
本来なら畑仕事が始まってるらしいんだけど、この冬は雪がひどくて、まだそこらじゅうに残雪しているのです。
5月に入ったら一気にお手伝いが舞い込むかな。ゴールデンウィークのイベントごとも多いですし。



なので今のところ、催しなどに顔を出したり、自己紹介チラシを持って和泉地区内のお宅を回ったりしています。
話しこんじゃって先に進まないことがよくあるけど、でもそういうのが大事。
地区の歴史だったり、生い立ちや経験談だったり、方言だったり、生活の知恵だったり…
色んなことを知れるし、その人と仲良くなれるし、これはすごく楽しい。

「最初にどれだけ挨拶に行けるかで、その後の活動が決まると思う」
とは、昨年度の協力隊・吉井さんが残してくれたことばだ。
地区内にある約230世帯、すべてのお宅に自己紹介チラシを配るのが当面の目標。

吉井さんと、その前の石井さん(お会いしたことは無い)。
お二人が築いてくれたものがあるから、皆さん笑顔で迎え入れてくれる。
「緑のふるさと協力隊です」って言うだけで大抵は通じる。

「今年もまた、よろしくお願いしますね」
その期待に応えられるよう、がんばらねーとな。

【4月2-9日(木-木)】 Brand-New Myself [活動開始前]

「あ、コレだ」

って、ピンと来るとき、ありますよね。
けっこう大きな決断なんだけど、もう自分がそれを『やるんだ』と分かってる状態。

最近の僕でいうと、
2012年には「そうだ、カナダ行こう」
2014年には「自転車でカナダを横断しよう」
ってのがあった。思いついたそのときにはもう決まってるんだ。何がそうさせるんだろうね。

そして2015年2月にもまたあった。
緑のふるさと協力隊なるものを知ったとき、「あ、コレだ」と思ったのである。

ここにいる29人もまた、同じように思う瞬間があったのかなー、なんて考えていたな、初日は。





2015年4月2日~9日。事前研修に集まったのは、「第22期 緑のふるさと協力隊」の30人。

これは「農山村の人々と、志のある若者をつなぐプログラム。
4月~翌年3月の1年間、農山漁村に滞在し多様な地域活動に取り組む」というものだ。
詳細は公式ウェブサイトをどうぞ。

まあ何だ、大学を休学したり仕事をやめたりしてまで、一年間を農山村で暮らそうと。しかもボランティアで。
それに志願するというのは、まず変人である。いやむしろ変態だ。ド変態だ、この30人は。

そんなド変態の同期29人と過ごした7泊8日の研修は、結論からいうと、
め ち ゃ く ち ゃ 楽 し か っ た 。

自分でも驚いたのは、積極的に人に話しかけていけたことだ。
元来、僕はネクラで消極的で、ひとたび自信を失くすと負の思考スパイラルに陥るダメ人間。
かつて「おとなしい」とか「存在感がない」とか、どれだけ言われたことか。
それは、カナダで暮らしたり横断旅行をしたりしたことで少しずつ改善してきたんだとも思う。
でも、このド変態29人との出逢いはやはり大きかったんだよな。
こんなにも明るくできる自分がいたんだ、ってビックリしたもん。

みんな個性も参加する理由もバラバラなんだけど、でも根っこにある気持ちってのは一緒。
だからこうして集まって、すぐ打ち解けて、仲良くなれる。
似てないけど似た者どうしだから、僕という人間をさらけ出していける。
あるべき自分、そうありたい自分、ってのを出していけたんだと思う。

班長としてのあり方に悩んだり、感想文や2,000字作文が書けなくていつも一番最後だったり。
大変なことはあったけど、苦ではなかったな。

僕は、同期のみんな一人ひとりが大好きで、この気持ちは22期メンバーの中で一番だと自負してる。
仲間のおかげで見つけた自分。これからの活動、そして人生に、大きく活きていきますよ。

ありがとう。そして、
変態バンザイ!