射撃場に集う、オレンジ色の人たち。
福井県猟友会の、安全狩猟射撃大会が開催されるのだ。毎年、行なわれているという。
各市町の会から、最大6名ずつの精鋭たちが参加。3名1組の団体戦および個人戦で競われる。
和泉支部は最少で最小ということもあり、ド新人の僕にも当たり前のようにお声がかかったと。
もとより競うつもりは無く、というか争えるような次元にそもそも居ないので、練習だと思って来た。
まず、散弾を購入。このあいだ警察署へ出向き、火薬譲受許可を得たのは、このためだ。
射撃競技といえば、クレー射撃である。銃の所持許可を得るべく、昨年、この場所で教習をして以来。
2枚のクレーがほぼ同時に、手前から奥の方へ飛び出すので、それらを連射して狙う。これは初挑戦。
同組の人たちと並んで射台に立ち、一人ずつ射撃。ローテーションしながら、各々20回つまり40枚を相手にする。
「はーい」とか「ヨー」とか「ヤー」とか、何でも良いのでかけ声を発すると、クレーを射出してくれる。
当然ながら、簡単ではない。当たったのは16枚だけであった。
次に、スキート。フィールドが半円状で、その弧の部分を周っていく。これも初挑戦。
ハウスと呼ばれる、クレーの出てくる場所が左右に一ヶ所ずつ。横方向に飛ぶ獲物を狙うわけだ。
ただしこの大会の規則によるものだと思うので、ガチの競技ではもっとたくさん撃つのだろう。
写真は、同組の方。
僕の銃だと、トラップよりスキートの方が当たり易いらしいのだが、撃ち落とせたのは2枚だけ。終わってやがるぜ。
クレーって実は、こんな小さいのだ。そりゃ当たんないよね。いやみんな、バシバシ当ててるけど。
マシンガンの使用を許可してくれれば、僕でも当たるんだけど。
最後に、トラップシングル・10メートル。射台は、先ほどより少し遠い位置。
今度は一枚ずつクレーが出てくるが、主に斜め方向に飛んでいく。でも2発まで撃っていい。これも20枚。
教習でやったのは、これの1発ずつ撃つバージョンだったか。
和泉支部の猟友が、写真を撮ってくださった。
一発で当てるか、二発ハジいても当たらないかだった。記録は9枚。
ちなみに、電光掲示板にも随時、成績が表示されていく。
上手な人は、平気で八割九割くらい成功させてしまう。カッコいいわ。
そして最終結果。全80枚中、27枚。ひどい、センスゼロである。いくら初心者といえども、もう少し当てないと。
ちなみに優勝者は、69点だったそうだ。すげえ、11枚しか外してないのか。
団体戦には全く以て貢献できなかったけど、しかし良い経験であった。
まあ本番は山の中だからな、そちらでしっかりと命中させられるようになろうか。
参加賞のタオルが、かわいかった。これは地味に嬉しい。
汗をかく仕事のときなど、日常での必需品。でも無地のものなんかでは、おっさんくさいというか味が無いというか。
今まで使ってたのがそろそろボロボロになってきてるので、これは重宝。
和泉に戻ってから、急きょヘルプに呼ばれたパークホテル九頭竜へ。20名ほどのBBQが入っているとのこと。
到着時には、既に開始していた。途中で炭を追加しに行き、終わった後は片付けをして、二時間くらいだけの仕事。
いつもいる おんちゃんはお休みだったため、ぼく一人。使用後の網からススを落とすなど、見よう見まねでやってみる。
その後、道の駅九頭竜の野外テーブルへ。地区の方々数名と、県外在住のご夫妻が宴を催していた。
お二人は和泉ファンで、この地をちょくちょく訪れてくださるのだ。昨年に初めてお逢いし、今夜で二回目。
気さく過ぎるメンバーでかなり賑やかに、おいしいものを色々とごちそうになりながら、楽しい会となった。