2016年8月20日土曜日

【8月19日(金)】 笑えよ 見てるんだろう? この俺がジタバタもがいてるのを [住民148日目]

昨日に続き、道の駅九頭竜でバイト。今月は5回目。
今日も主に直売所に入り、


 
お弁当やお惣菜、新鮮なお野菜などを販売。
野菜には基本的に「九頭竜産」と記載されており、すなわち和泉地区でつくられたものが並んでいる。
少し「大野産」もあるが、いずれにしても地産品である。

どれも100円とか200円とか、激安。ほぼ無農薬で質が良く、量もあるのに、田舎の人たちは商売っ気が無いのだ。


お昼にいただくのは、まいたけ入りそばと、そば処に入るお母さんがつくってくれた おにぎり。いつもありがたい。
繁忙の時間帯になる前に、店舗内で食する。


お盆が過ぎても、まだまだ暑い。もらったアイスで体温を僅かに下げたら、


毎度お馴染みの自販機作業。
それほど減っているものも無かったが、お茶やブラックコーヒーなどは、いつもたくさん売れている。
一箱24本ぶん以上は毎回、補充が必須だ。

二日間、直売所で立ち続け、飲みもの等の積み下ろしを繰り返し、ちょっと腰に来てしまった。
だが積載量限界の台車を運んだり、飲料の投入に腕を上げ下げしたり、良い筋トレにはなる。


直売所に出されている弁当・総菜類は、基本的に当日が消費期限。余ったものは、いただくことができたりする。
早いうちに完売する日も少なくないのだが、今日はけっこう余ってしまったようだ。

あまり大きな声でいうと諸問題がありそうなので、画像には ぼかしを入れておくが。
冷蔵・冷凍しておけば良いので、大変ありがたい。


夜は、元・お隣さんのお宅にお呼ばれ。
二男さんの誕生日であり、長男さんが帰省してきており、現・お隣さんとなった新隊員と、ちょうど訪ねて来ていたその友人の方と、
元・協力隊の僕と、大勢でわいわいと。


うまい料理の数々に、ビール・ワイン・焼酎など たらふくごちそうになり、みんなでお喋りして、たいへん楽しかった。

都会暮らしをしていた二十数年間、ご近所さんの家で夕飯をいただくなんて、まあ無かった。
和泉に来て、密接なつながりを知って、初めての経験であるといっても過言ではない。
やはり田舎暮らしは、おもしろいんだよな。


2016年8月18日木曜日

【8月18日(木)】 あの月も あの星も 全て君の為の 舞台照明 [住民147日目]

今月は4回目となる、道の駅九頭竜でのバイト。今日も基本的に直売所で、レジや袋詰めを担当する。
お盆も過ぎ、少し落ち着きが出てきた様相。しかし支配人いわく、こういうときこそ逆に体調を崩しやすいものだという。
観光シーズンで多忙を極めてきたスタッフの皆さんには、ご自愛いただきたい。


お店には今日も、和泉のうまいもんが並んでいる。茹でたてのスイートコーンや、


まいたけ弁当・かっちんこうぼう(じゃがいもの煮っころがし)・天ぷら・おにぎり・からあげ・おはぎ・とちもち・あげもちなど、
お弁当やお惣菜がたくさん。新鮮なお野菜や、加工品もたくさん。飛ぶように売れていく。


お昼には、味噌ラーメン・お母さんのつくってくれたおにぎり・生食できるコーンをいただく。ごちそうさまです。


そば処の手伝いも一時しつつ、恒例の自販機補充も。
ようやく、どの商品が売れ筋でどれがそうで無いのか、そして仕事の進め方の勝手が、少し分かってきた。

5台の機械を、飲み物で腹いっぱいにしてやる。
ちなみに作業中、子どもの視線を感じることが少なくない。問いかけると、やはり中を見るのが初めてであるようだ。


観光案内・おみやげ販売等の「ふれあい会館」でもレジや商品補充などをし、本日は終了。

直売所の真ん中に位置する「ゴールデンアイランド(命名・ぼく)」のどのエリアに誰が、翌日の弁当類を陳列するか。
毎日の営業終了後に、くじ引きで決められている。やはり入口に近い方が目につきやすく、売上げに有利なのだろうか。


あるお父さんに、ししとう・ナスをいただいた。ありがたい、これで夏野菜カレーがつくれるな。


夜は、和泉地区グラウンドゴルフ大会に参加。


朝日・水系(石徹白川[いとしろがわ]水域)・下山・大納(おおの)、の各地区対抗で争われる。
僕は朝日に所属。そして今夜は満月。


パターゴルフならやったことがあるが、これは初めて。
木製のクラブを用い、8つのホールを2ラウンド周っていく。短いところは15m、長いと50mほどのようだ。


カップではなく、円形のホールポスト内に収めるのを目指す。雨が降ったこともあり地面はぬかるんでいて、難易度は高い。

だが僕は基本的に、可もなく不可も無い、パーパットのような打撃を続けられた。
今日の程よい疲労感が功を奏し、無駄な力や考えが抜けていた感じだ。

最終ホールがホールインワンかと思いきや、いちど入って僅かにオーバー。惜しかった。


結果、朝日チームは第2位。個人成績では6位入賞となった。
最後が決まっていれば個人でも銅メダルくらいだったけど、まあ健闘したか。

始めは正直やる気も薄かったが、参加してみればおもしろいものだ。
仲間内で軽口を叩きながらも、わいわいと笑いながらプレーするのは楽しいものである。


【8月17日(水)】 甘い匂いに誘われた [住民146日目]

きのう田んぼの消毒を手伝ったお父さんが、スイートコーンをくださるという。お伺いして、ちょっと一緒に作業。
人にあげる用にと、数十本いただくことに。


収穫後に大変なのが、アブラムシ。こんなに小さな虫が付着してくるので、拭き取らねばならないのである。
写真はブログ用に、数の少ないもの。実際には、びっしりうじゃうじゃ徘徊しているのだって出てくる。
皮を一枚めくればそこにも、そしてその下にも、とキリが無い。


蛾の幼虫なんかも入り込んでいる。
第一次産業従事者の苦労の、ほんの一部。

しっかり消毒すれば防護することもできるが、虫も食わないような薬まみれの野菜を、果たして口にしたいかということだ。
虫が食ってるだの色が良くないだの形が変だの悪くなってる部分があるだのと、完璧を求める消費者。
生産者の葛藤や大変さも知らず、いい加減にしやがれしやがってくださいませんかとは思う。


お米もいただいてしまった。コシヒカリ・華越前(はなえちぜん)・もち米などが混ざった、いわゆる「ブレンド米」。
すべて和泉地区でつくられたものなので、さながら「和泉混合米」である。


午後は少し協議会の事務仕事をし、携わらせてもらっている畑へ。けさ獣が入ったようだが、この齧り方はサルなのだろうか。
過去の2,3回は綺麗に食べてくれていたので、ハクビシンだと思ったのだが。これもそうなのかは、分からない。


十数本ほど、やられていた。まあ収穫はほぼ終わっており、甚大な被害は被らなかったので良しとする。


いくつか所用があり、街へ下りる。

昨年から着続けていた「結(ゆい)ポロ」が、いい加減にボロボロだし色褪せてしまったので、新規購入した。
支払いに市役所を訪れる。ありがたいことに、一着プレゼントしていただいた。
貰ったからには全国全世界、今後も喜んで着用させていただく。


色落ちするもんである。
古いものは、汚れても良い作業着として。新しいものは、ちゃんとした場などに。
結の故郷(ゆいのくに)を背負い、体現して歩こう。


ホームセンターでは、「より処」で必要な消耗品類を買い込んだ。
理想という名のウサギを追うカメの如く歩みは遅いが、一歩ずつ進むしかない。
到達点も順路も霧がかっているから、どこかで道を外れてきたかもしれないけど。


やることは公私大小さまざまなのに、おおかた日中にしか出来ないというのが もどかしい。
申請関係にしてもお店等を訪れるにしても事務仕事にしても「より処」準備にしても、九時五時くらいの間に収めねばならない。
早朝や夜でも可能なら、もっと色々スムーズに行くのに。

とか考えるだけムダなので、今日も夢の世界へ暫時、現実逃避する。


2016年8月17日水曜日

【8月16日(火)】 He that sows good seed shall reap good corn [住民145日目]

一昨日から来てくれているALTさんを連れ、朝一で畑へ。せっかくなので、収穫体験をしてもらおうというわけである。
二人とも、割と寝不足だが。


拭き取って、重さを量り選別する作業もしてもらう。


もぎ立て蒸したてのスイートコーンを、朝食にいただく。甘くてうまい。


街へ下り、10分ほど軽く登山して越前大野城へ。


城の最上部から見渡せる景色。視界を遮る高い建物も無く、気持ちの良い眺めだ。


360°を山に囲まれ、外界から切り離された空間。そこには名の如く、大いなる野が広がっている。

ALT氏を大野駅まで送り、彼は石川県へと帰って行った。


大野警察署の生活安全課を訪れ、申請書を提出。射撃教習をするにも、火薬の譲り受け許可というのが必要となるらしいのだ。
仕方の無いことだろうが、銃に関する手続き等は実に煩雑である。


和泉へ戻り、「より処」の整理整頓清掃。大して はかどった感は無いものの、細かい物の片付けは済んだ。


夕方、先週に続いて田んぼの消毒をお手伝い。和泉診療所前の2枚と、


お隣の集落、板倉で7枚。およそ60俵ぶんのお米ができるというから、つまり3.6トンほどか。
小一時間ほどの作業で、先日の炎天下のときほどでは無いにしても、汗だくになる。


そのお父さんから、畑でつくったスイカとスイートコーン、あとパンをいただいた。ありがたい。


2016年8月16日火曜日

【8月15日(月)】 さぁ踊ろう世界が終わるまで [住民144日目]

きのう訪ねてきた来訪者ふたり。
自転車旅行者は朝一番で出立し、ALTさんはもう一日滞在してくれることに。


日中は協議会の事務仕事をしつつ、昼前には道の駅九頭竜でまいたけ弁当等を一緒に食する。


夕方、だいぶ久しぶりに「より処」の整理を少し。
開店準備が遅々として進んでいないため、自分に発破をかけるためにも、入口に案内を掲示してみた。


ALT氏を連れ、九頭竜ダム・九頭竜湖・面谷(おもだに)鉱山跡地などへドライブ。


そして街へ下り、五日間連続で続いている「おおの城まつり」へ。
昨日の「ふるさと夏まつり」に続き、日本のサマーフェスティバルをエンジョイしてもらう。せっかく来てくれたんだし。


ライトアップされた越前大野城を背景に、あちこちから香ばしい匂いが。


お好み焼き・ケバブ・串焼き・いちご大福などを喰らいエネルギーを補給したら、


おおのおどりにも参加。4つの曲がそれぞれ10~15分ずつ、順繰りに行われていく。


初めてだったが、動きは基本的に簡素なので、踊っているうちに覚えられる。
穴馬おどりは好きだが、こちらはこれで おもしろい。

そして当然というべきか、知っている方にまあよく会うこと。都度、軽くお喋りして歩く。
多くはスタッフや参加者として出てきている市役所職員さん方だが、和泉の人たちも けっこう訪れていたし、
先日の環境塾イングリッシュサマーキャンプに参加していた小学生・中学生などとも顔を合わせ、軽く挨拶。

ちょうど良い小ぢんまりさの大野市ならでは、という感じだ。
また一つ、「大野市民らしく」なれたかな。