2016年11月26日土曜日

【11月25日(金)】 胸に点る この確かな強い光 [住民246日目]

家に戻ると、取っておいたカレーが鍋ごと引っくり返っていた。
やだーもうーなにこれー、とかぼやいていると、ガサゴソと物音が。シンクの裏の方を覗いてみる。

人ん家に勝手に上がり込んでいたのは、イタチであった。


どうしたもんかねー、とか言っていると、物陰へ逃げていった。(※写真に犯人は映っていない)
どうやら、床下に通ずる路があるらしい。それらしい場所を塞いだり、間に合わせでバリケードを組んだりしてみる。
これで不法侵入されなければ御の字なのだが、まだ怪しい。

古い家に安く住まわせてもらうということは、こういったリスクというか、弊害も背負うことになる。正直、他にも諸々。
この家に移って一ヶ月。そろそろ、次の引っ越し先を探すようかな。


夜はお誘いいただき、お隣の勝山(かつやま)市へ。
名古屋名物・きしめんを啜り、同・みそカツも頬張る。うまかった。


写真自体も、なぜ貼ったのかも、謎である。


大野市へ帰り、今日が今年の最終日だという「良縁の樹イルミネーション」を観に来る。
というか片付けがあると聞いたので、勝手に手伝いに来たのだ。ここのは美しく、個人的に好きなので。

まだ時間があったため、社務所というか座敷に上がらせてもらう。
当事業を運営しているのは、ボランティアの皆さん。お顔は拝見したことがあれど、ちゃんと話したことの無い方がほとんど。
ここで人見知りが発揮されてしまい、萎縮してしまい、やべー帰ろうかなとヘタレだしてしまったものの、


ぜんざいをいただき、話しかけてもらい、お喋りすることができ、無事に巻き返した。


点灯時間は22時までとしているため、そのあとに撤収を開始。


光と戯れながら、わいわいと笑い合いながらの作業は楽しいものだ。


コード同士が絡まっているので、外すのがなかなか大変。知恵の輪のようで、おもしろかったけど。


これが500本もあるという。また日を改め、乾かして一つひとつ束ねる作業もせねばならないらしい。
それほど手間がかかっていたとは。人を悦ばせることの裏には、人の苦労がある。



しかし20名以上の手により、順調に終了。
心配されていた雨も、作業が終わってから本格的に降り出した。これも良縁の樹パワーか。


来年も、素敵なイルミネーションに期待したい。
手伝えることがあれば、また勝手にやらせてもらうとしよう。

「良縁の樹」公式ウェブサイト。勝手に紹介しておく。


2016年11月24日木曜日

【坊主あるある】 No.005

頭を触られるのは、悪い気はしない


【ドラゴン補足】
独特の感触が気持ち良いのか、子どもなど一部の人は触りたがる。御利益があるかどうかは不明。
坊主には、節度を守って触りましょう。


【坊主あるある】 No.004

冬場は、寒くない?と訊かれる


【ドラゴン補足】
何年も坊主だと慣れるのか、意外と大丈夫。
でも顔や耳は寒い。


【11月23日(水)】 ほら 前を見てごらん [住民244日目]

祝日。公民館行事「エネルギー・環境美化視察」の日。


和泉地区民25名ほどで、バスに揺られていく。
お世話になるのは、毎度お馴染み大野観光。天空の城・越前大野城がラッピングされている。


お昼ごはんは、途中のサービスエリアで。
福井県のご当地グルメ、ボルガライスを食す。うまかった。


今回の研修は、福井県内の海の方。
内陸部である大野市の、さらに山の中の和泉地区からは、だいたい二時間ほどか。


まずは美浜発電所。PRセンターでは原子力発電についてなど説明をしていただき、


見学用バスに乗せてもらい、厳戒な警備態勢が敷かれている離島へ。
当然ながら、撮影は厳禁。この写真はパンフレット上のものだ。

1・2号機は運転終了し、廃止措置の手続き中。3号機は、いまは稼働していない。
さすがに施設内までは入れなかったものの、貴重な場所を見ることができた。


海鮮市場、日本海さかな街(まち)。


多種多様な海の幸が所狭しと並び、人は溢れ、活気づいている。

なかなか前に進めない状態の通路。火事とかの災害が起きたらヤバいよなあ、などと場違いなことを考えていた。
そして人の多さに気圧された僕は、やはりこういうところは苦手だなと独りごち、そそくさと戦線離脱するのであった。


敦賀港の周辺へ。
まずは敦賀赤レンガ倉庫。かつて石油倉庫だったらしい。


内部には、港と鉄道の巨大ジオラマが。


次に、人道の港 敦賀ムゼウム。ポーランド語で、ミュージアムを意味するそうだ。

ここ敦賀港では、1920年ころにポーランド孤児が数百人、助け出されている。
また1940年ころには、杉原千畝によるいわゆる「命のビザ」で、ユダヤ人難民が上陸した。


空も暗くなって赤レンガ倉庫へ戻り、


その中のレストランで夕飯。刺身がうまい。


そして、敦賀港イルミネーション ミライエ。


光のトンネルは、なかなか幻想的。眼がチカチカしたけど。


決して盛大というわけではないが、これくらいがちょうど良いのかもしれない。
個人的には、大野の良縁の樹イルミネーションの方が好きだな。比べることに意味は無いけど。


地元の小学生たちによる、手づくりキャンドルもぶら下がっていた。


誰もが家族・恋人・友人同士で訪れているので、疎外感は否めなかったが。

今回の研修は、以上。バスに乗り、無事に帰る。
発電についてや日本史など、よい勉強となった。次回以降の研修も、ぜひ参加したいものである。


2016年11月22日火曜日

【11月21日(月)】 苦しくて せつなくて 見せたくて [住民242日目]

協議会の事務の日。
お昼は、いったん自宅へ帰って食事と昼寝。午後から再開だと家を出たところ、ゴロンゴロン。
後方でものすごく嫌な音が。


パンクしてるし。
さっき帰宅して駐車する際に、何か乗り上げたような気はしていたのだが。


仕方ないので、スペアタイヤにチェンジ。やべーできるのか、と不安だったものの、


できた。
昨年、役場の公用車をスノータイヤに履き替えさせる際、お手伝いした経験が役立った。


再び自宅へ帰る。犯人はこいつか。
何たって、こんなものを放置しておいたのか。脇にほかしておく。


これも良い機会だと、けっきょく四本すべて、スタッドレスに替えるのであった。
スペアタイヤ用の工具で、充分に対応できるのだな。

良い勉強になった。春が来たら、タイヤ買わなきゃならないけど。


タイヤ交換中に通りがかったお母さんから、炒飯とコロッケをいただいた。
怪我の功名といったところか。ありがたい、夕飯にとっておく。


別の方からは、鍋焼きうどんとネギもいただいた。
鍋焼きなんて何年ぶりだろうか。こちらも夕飯に食べるとする。ありがたい。


夜は子ども英語教室。今年度21回目。

楽器の単語は、今週で最後となる。
軽くおさらいして、「Can you play the ~?」「Yes, I can / No, I can't」の発話練習をして、ゲームをして、


久しぶりに、パズルをしてもらう。インターネットで、簡単につくれるのだ。


のち、大人の昇龍太鼓教室。4回目。

他に会議があったようで、参加者は少なめであった。
ここまで練習してきた「穴馬(あなま)ばやし」は、各々だいぶ形になってきている。


大太鼓は、常に一定のリズムを刻み続ける。ベースとなる役割だ。


叩くのも普通のバチではなく、竹で。
こちらも練習したものの、左側がなかなか上手くジャストミートしない。


楽しみながら、良い感じである。

曲の最後の部分をどう演奏するのか、講師の方々も思い出しながら、探っていた。
そのあたりが確定すれば完璧。次の曲目に行けるか。


2016年11月21日月曜日

【11月19-20日(土-日)】 信州しなのの新そばよりも わたしゃあなたのそばがよい [住民240-241日目]


11月19日(土)

昼ころに家を出ると、小さな虫がたくさん、近所じゅうを飛び回っていた。
いわゆる雪虫だろうか。間もなく初雪が降るという、前触れかもしれない。


より処。今月は試験的に、土曜日の午後も営業している。

運営スタッフのお母さんと、開店直後に来てくれたお母さんと、それぞれが ごはんを差し入れてくださった。
ありがたい。ブランチということで、食べさせてもらった。


シンガポールのおみやげをいただいた。ものすごく香りの良い紅茶。
前にいただいたのもそうだが、やはり市販のティーバッグとは全然ちがう。

紅茶の注文が入ったら、これらを淹れ提供させてもらう。お茶っ葉が無くなるまでの、先着順だ。


スタッフのお母さんが、ガヤの実、というのを持参。
ストーブの上で、じっくりと煎る。こういう使い方ができるのも利点で、田舎らしさでもある。


アーモンドとかピーナツのような感じだが、けっこうクセのある味。


ストーブを囲みながら、実をつまみながら、談笑しながら、ゆったりとした時間を過ごす。


編み物をしていたお母さんが、いとも簡単につくって提供してくれた。簡単に汚れが落とせる、ナイロンタワシらしい。
勿体ないですよコースターにしたいんですけど、などと言っていたところ、


あっという間にコースターもつくってくれた。技術であり、芸術である。
手づくりは、温かみがあって嬉しいものだ。より処で使わせていただこう。


夕方、近所のお母さんがポテトサラダを差し入れてくださった。助かる。
こちらは明日にでもいただくとして、


お誘いいただいた、食事の席へ。
和泉が好きでよく訪れるというご夫妻と、和泉のお母さんがたと、僕と。
おもしろい方々で、てっぺんまで賑やかに過ごした。


11月20日(日)


午前中は、大野市防犯隊の秋期錬成大会。
消防団員になると、自動的に防犯隊員にも任命されるのだ。

九つの支隊から、それぞれ10名前後が参加する。年に一度、着るか着ないかの制服を着用。
隊長や市長らが隊員を観て周る観閲式、隊員への各種表彰式、来賓から話をもらう式典、
警察署員による簡単な護身術の研修会、といった内容であった。


この土日は、「越前おおの 新そばまつり」。


昨日は より処、今日の午前は大会があったため関われなかったが、


昼前から、九頭竜楽しみ隊のブースに参加する。
昨年は緑のふるさと協力隊員として、今年は楽しみ隊員としてだ。


打つ人、


茹でる人、


盛り付ける人、品出しをする人など、それぞれが各所で、重要な役割を担う。

僕は去年や紅葉(こうよう)まつりのときと同様、こねる作業がメイン。体重をかけ、愛情を籠めて。
加えて、機械で大根をおろしたりネギを刻んだり、その他の細かいしごとなどをさせてもらった。


九頭竜まいたけ入りの、手打ちおろしそば。うまいのである。


土曜は雨、日曜も晴れのち曇りときどき雨、といった生憎の天候。
前回のような大入りとはならなかったようであるが、忙しすぎても大変だ。
楽しみ隊の本願である「楽しむ」という点では、ほど良かったのかもしれない。