和泉地区では、ホタルの群れを見ることができる。
それはもう、地上の天の川のごとく出ることもあるという。
しかし最近は減少の傾向にあるようだ。特に今年は、全然ダメらしい。
とはいえ、一度行ってみることにした。
まだ暗くなる前の時間、和泉の奥の方へ。
車を停めエンジンも切り静かに待機していると、数匹の蛍が現れては消えていく。
いいねえ。ミルキーウェイとまでいかなくとも、充分に美しい。
だがイラッとするのは、けたたましく車で来ては電灯でピカピカ辺りを照らし、
数分してホタルを拝めないと知ると、またけたたましく帰っていく人たち。
僕が蛍だったら、そりゃ出てこないわ。
ところで最近は、やらなきゃならないことやら作らなきゃならない書類やらが多かったり、
良かれと思ってお手伝いに行ったのにキツい言い方されるやら文句言われてたらしいやら、
どうにもストレスが溜まっていた。
が、ホタルを見ていたらちょっとは落ち着いたようだ。
そういえば最後に見たのは、ちょうど去年の今ごろ、カナダを自転車横断旅行してたときだったか。
二時間ほどだろうか。時折ちらほらと舞うホタルを、ずっと眺めていた。
自慢にも何にもならないが、こういうのは飽きずにいつまでも続けていられる。
僕のカメラでは、うまく映らない。
まあ、それでいい。
2015年度「緑のふるさと協力隊」⇒定住し、何でも屋⇒和泉を離れ、職業猟師などとして修業中⇒和泉に戻れる日は近いのか。To be continued... ※当時の想い・価値観・表現・事実等をそのまま残しているため、不適切と思われる部分も存在するかもしれない。ご了承いただきたい。
2015年7月10日金曜日
【7月9日(木)】 三つ子の魂百まで [活動92日目]
朝、道の駅に寄って姐さんやお母さん方とお話。
帰りがけに保育所の前を通ると、園庭で子どもたちが泥んこ遊びをしていた。
飛び入り参加することにした。
トンネルを掘って水路をつくる子たち。
穴を掘ってお風呂をつくる子たち。
砂のプリンをつくる子。
ひたすら水と戯れる子。
汚れるのも濡れるのも厭わず、自由に無邪気に遊んでいる。和む。
しかしいつも凄いなと思うのは、保育士の先生たちだ。
僕も子どもは好きだけど(和泉の子たち限定かもしれないけど)、
それでも一日じゅう一緒に過ごし、毎にち関わっていくのはさすがに疲れると思うから。
一瞬だけ興味を持ったことがあるが、やはり本当に子どもが好きじゃないとできない仕事やね。
しかも一緒に遊んでればいいわけではなく、命を預かっているし、教育をせねばならない。
今日もちょっとイヤなことがあったらしい子がいたのだが、
何がイヤだったのか、どうしたいのか、その子の考えを口に出させるようにしていた。
最近の子はやはり、自分の意見を言わない傾向にあるようだ。
ゲームやらスマホやらネットやら人との関わりが薄いやらの影響なのか分からないが。
日々の生活を共にするなかで、人としてたいせつなことをしっかりと教えている。
教育者というのは、尊い仕事だ。
僕には向かんなあ。
帰りがけに保育所の前を通ると、園庭で子どもたちが泥んこ遊びをしていた。
飛び入り参加することにした。
トンネルを掘って水路をつくる子たち。
穴を掘ってお風呂をつくる子たち。
砂のプリンをつくる子。
ひたすら水と戯れる子。
汚れるのも濡れるのも厭わず、自由に無邪気に遊んでいる。和む。
しかしいつも凄いなと思うのは、保育士の先生たちだ。
僕も子どもは好きだけど(和泉の子たち限定かもしれないけど)、
それでも一日じゅう一緒に過ごし、毎にち関わっていくのはさすがに疲れると思うから。
一瞬だけ興味を持ったことがあるが、やはり本当に子どもが好きじゃないとできない仕事やね。
しかも一緒に遊んでればいいわけではなく、命を預かっているし、教育をせねばならない。
今日もちょっとイヤなことがあったらしい子がいたのだが、
何がイヤだったのか、どうしたいのか、その子の考えを口に出させるようにしていた。
最近の子はやはり、自分の意見を言わない傾向にあるようだ。
ゲームやらスマホやらネットやら人との関わりが薄いやらの影響なのか分からないが。
日々の生活を共にするなかで、人としてたいせつなことをしっかりと教えている。
教育者というのは、尊い仕事だ。
僕には向かんなあ。
2015年7月8日水曜日
【7月7日(火)】 無難か、有難いか [活動90日目]
和泉地区にはお寺がない。代わりに各地区(集落)ごとに道場があり、中には立派な仏壇が設けられている。
地区の人たちは、皆がお勤めをしてきたのだという。
僧侶がおらずとも、地域で仏さんの教えを受け継いできたということだ。
料理の手伝いは下手にやると迷惑をかけるだけなので、皿洗いや掃除や細々とした仕事を担当。
20人ほどの人が集まり、東京から来たお寺さんと揃って読経する。ソラで行う方もいた。すごい。
その後は法話を聴き、懇談をし、夕食。
ご飯をいただいただけでもありがたいのだが、おみやげまで持たせてもらった。助かります。
道場という文化があるなんて知らなかった。全国的にも、やはり珍しいらしい。
しかしここにもやはり、それを担っていく若い人がいないという問題がある。
それは寂しいことだよと、地区の方も仰っていた。
2015年7月7日火曜日
【7月6日(月)】 full of beans [活動89日目]
「たっちゃんの小学生えいご教室」、今夜は第8回。
恒例になったアルファベットビンゴをし、前回から引き続いて動物の名前を練習。
そして "I like ~" "I don't like ~" の表現をつかってゲームをする。
ルールを説明したら、あとは勝手に盛り上がる子どもたち。
小さい子はまだ、怒ったり泣いたりもしますが (^^; )
学年が違っても、みんな仲が良い。
ちゃんと感情を込めて "I don't like giraffe!" とかやってくれるし、見てて楽しいね。
恒例になったアルファベットビンゴをし、前回から引き続いて動物の名前を練習。
そして "I like ~" "I don't like ~" の表現をつかってゲームをする。
ルールを説明したら、あとは勝手に盛り上がる子どもたち。
小さい子はまだ、怒ったり泣いたりもしますが (^^; )
学年が違っても、みんな仲が良い。
ちゃんと感情を込めて "I don't like giraffe!" とかやってくれるし、見てて楽しいね。
2015年7月5日日曜日
【7月5日(日)】 願い事ひとつだけ 叶えてくれるなら [活動88日目]
上大納(かみおおの)地区で、朝から草刈りがある。
という情報を、昨夜の「七夕のつどい」のときに教えてもらった。
ので、お手伝いに来させてもらう。
同じ刈払機でもナイロン紐を使うタイプは経験済みだが、今回は刃のタイプ。
危険を伴う機械なのでしっかりと使い方を教わり、
練習がてら、まずは斜面ではなく平面を。
つるが絡まったり石にぶつけたり、なかなかスムーズにいかず、難しい。
しかし要領は分かってきたので、川沿いなどでも作業。
上大納の方々、20人ほどで協力し、さっぱり綺麗になった。
この地区もまた、若い人がほとんどいない。
まだ皆さん元気に刈払機を扱っているが、この先のことは、課題だ。
さて今回の作業に誘ってくれた方は、森林組合に勤めており、
ご近所さんに木の剪定を頼まれていたので、その様子を見せていただくことに。
さすがはプロ。手際よく作業し、あっという間に2本の木が丸坊主になった。
僕も、落ちた枝を集めるお手伝い。
すると、お昼にそうめんをごちそうになった。
近くのお母さんも料理を何品か差し入れてくれ、おなか満足。ごちそうさまです。
そしてこうやって交流する時間は、やはり楽しい。
地区のことなど色々な話が聞けるし、みんな仲が良いんだなあと再認識する。
さて、帰りがけに畑レンジャーの畑へ。
担当している予備の畝も、僕のところも、順調に育っている。
いよいよ一本に間引き、ネットを上げ、土寄せをし、追肥をしたら、第3回の作業は終了だ。
さらに帰りがけ、車を停め、高級そうな双眼鏡等で空を覗く男性が。
最近ちょくちょく和泉地区内で見かけるので、声をかけてみた。
以前の僕だったら、知らない人にぜったい自分から近付いて行ったりしない。人って変わるもんやね。
それはともかく、何でも鳥を観察しているらしい。
この界隈はやはり豊からしく、年間で120種ほども見られるそうだ。
それでも急激な環境の変化が生態系に与えた影響は大きいという。
馬や牛をつかった農作業や、山に入って木を取るような暮らしが、百年千年と続いてきた。
自然のものはそこに適応してきたのに、便利な世の中になり、変わってしまったのは、つい最近。
サルなどによる獣害が増えたのも、つい最近だ。
なるほどなあ、と思った。
昔ながらのしごとだったり焼き畑だったりできれば良いのかも、とその人は言っていた。
和泉地区なら、自然との共存をはじめ、あらゆる分野でのモデルケースになれるような気はする。
簡単ではないことですけどね。
そういえば昨日、子どもたちが書いた願いごとを読んでなかった。
七夕飾りを確認しようと思ったのだが、既に撤去されたという…… 残念。
どなたか写真に収めていましたら、提供くださると嬉しいです。
という情報を、昨夜の「七夕のつどい」のときに教えてもらった。
ので、お手伝いに来させてもらう。
同じ刈払機でもナイロン紐を使うタイプは経験済みだが、今回は刃のタイプ。
危険を伴う機械なのでしっかりと使い方を教わり、
練習がてら、まずは斜面ではなく平面を。
つるが絡まったり石にぶつけたり、なかなかスムーズにいかず、難しい。
しかし要領は分かってきたので、川沿いなどでも作業。
上大納の方々、20人ほどで協力し、さっぱり綺麗になった。
この地区もまた、若い人がほとんどいない。
まだ皆さん元気に刈払機を扱っているが、この先のことは、課題だ。
さて今回の作業に誘ってくれた方は、森林組合に勤めており、
ご近所さんに木の剪定を頼まれていたので、その様子を見せていただくことに。
さすがはプロ。手際よく作業し、あっという間に2本の木が丸坊主になった。
僕も、落ちた枝を集めるお手伝い。
すると、お昼にそうめんをごちそうになった。
近くのお母さんも料理を何品か差し入れてくれ、おなか満足。ごちそうさまです。
そしてこうやって交流する時間は、やはり楽しい。
地区のことなど色々な話が聞けるし、みんな仲が良いんだなあと再認識する。
さて、帰りがけに畑レンジャーの畑へ。
担当している予備の畝も、僕のところも、順調に育っている。
いよいよ一本に間引き、ネットを上げ、土寄せをし、追肥をしたら、第3回の作業は終了だ。
さらに帰りがけ、車を停め、高級そうな双眼鏡等で空を覗く男性が。
最近ちょくちょく和泉地区内で見かけるので、声をかけてみた。
以前の僕だったら、知らない人にぜったい自分から近付いて行ったりしない。人って変わるもんやね。
それはともかく、何でも鳥を観察しているらしい。
この界隈はやはり豊からしく、年間で120種ほども見られるそうだ。
それでも急激な環境の変化が生態系に与えた影響は大きいという。
馬や牛をつかった農作業や、山に入って木を取るような暮らしが、百年千年と続いてきた。
自然のものはそこに適応してきたのに、便利な世の中になり、変わってしまったのは、つい最近。
サルなどによる獣害が増えたのも、つい最近だ。
なるほどなあ、と思った。
昔ながらのしごとだったり焼き畑だったりできれば良いのかも、とその人は言っていた。
和泉地区なら、自然との共存をはじめ、あらゆる分野でのモデルケースになれるような気はする。
簡単ではないことですけどね。
そういえば昨日、子どもたちが書いた願いごとを読んでなかった。
七夕飾りを確認しようと思ったのだが、既に撤去されたという…… 残念。
どなたか写真に収めていましたら、提供くださると嬉しいです。
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