2016年6月4日土曜日

【6月4日(土)】 蛇が蚊を呑んだよう [住民72日目]

もう何度目かになる、足羽(あすわ)川での繰舟(くりふね)のバイト。
それほど多くの人は訪れないので、ぼちぼちとやっていく。


船頭としてではなく客として座ると、また景色も違うし心地良いものだ。
昼下がりには川の中央に舟を泊め、風に吹かれながら流れに揺れながら、しばし まどろんでいた。


このあいだ泳ぐヘビを見たが、今日もいた。ちょっと遠目で分かりづらいが、動画を撮ってみる。


仕事仲間たちと大野へ戻り、街なかの「しもむら」で夕飯。
このあいだ食べたのは、大野名物・醤油カツ丼。今回は、あんかけ五目焼きそば。一緒の方が、おすすめしてくれたので。
うまかった。そして、ごちそうになってしまった。ありがとうございます。

今日の参加者は43名ほどだったそうだ。明日は、もう少し来てくれても良いな。


【6月3日(金)】 酒の力を借りて 嫌なことは忘れてしまえ [住民71日目]

和泉地区の「職域交流会」に参加させていただく。
九頭竜ダム等で電力関係の仕事をする方々と、役所関係の方々(支所・保育園・診療所等)が交流を深める場だ。
昨年は協力隊(和泉支所の人間)として、今年は公民館の人間として参加させていただいている。間借りしてるだけだけど。


福井県で焼き鳥といえば「秋吉」。お店には一度だけ訪れたことがあるが、こういった催しの際には出張も頼める。
一串を一口でいけるくらいのサイズで、これがまた美味くてビールに合うのである。

ふだん絡むことが皆無の人たちと交流することができ、良い機会であった。
よう気にかけてくださる元区長さんは参加費を負担してくれるし、なんとも申し訳ない気持ちであり、ありがたい限りである。

一切お酒を飲まない方と二人、車で30分の、お隣は岐阜県・白鳥(しろとり)のスナックへ二次会に行くのであった。


2016年6月3日金曜日

【6月2日(木)】 銃口を突き付けろ [住民70日目]

猟銃等講習会に参加すべく、二時間半ほど車を走らせて若狭町へ。
初心者講習は、二ヶ月に一度の開催。近場の福井市だと8月とか12月になってしまうため、日が近い方を選んだのである。

受講者は、僕を含め7人。
狩猟試験を通った人のうち、実際に銃の所持許可に向けて動いていく人は、どれくらいなんだろうか。


県ライフル射撃協会の方(いまの磯野波平さんと声が似てる)が銃の取扱いなどを教えてくれ、
県警の方(協力隊時代の担当者さんと声が似てる)が関係法令などを教えてくれる。非常に分かりやすかった。

いちにち講義ののち、最後には50問の○×考査。約9割の正答が合格基準と、やや厳しめだ。
基本的には一般常識の範疇だが、勉強していないと答えられないものや、ひっかけ的な問題もある。
実際、講師曰く不合格だった方もいたようである。決して甘くはない。

僕は1,2問ほど間違えたものの合格し、講習修了証明書をいただいた。


銃を所持するまでの道のりは長い。このあとの主な流れとしては、

⇒銃の教習を受けても良いですよ、という許可をもらうべく警察に申請
⇒調査される
⇒許可が出たら、射撃場で教習
⇒銃の所持許可を申請
⇒再び調査される
⇒許可が出たら、銃を手に入れる
⇒警察で確認してもらう

といった感じだ。
今冬の猟期には間に合わせ、実地訓練ができるようにしたい。経験を積み、有害獣駆除等の役に立っていきたいものである。

とはいえ、事故により人を殺めてしまった事例のビデオなど観ると、改めて恐ろしさも感じる。
殺傷能力の極めて高い道具。それを所持し使用するというのは、相当の覚悟が必要だ。


帰りがけ、物産フェアなどで訪れたことのある、道の駅三方五湖に立ち寄る。
福井の梅をつかったサイダー。薫りがよく、うまい。


別の道の駅では、日本海に沈みゆく夕陽を拝む。


大野市へ帰ってきて、街なかの「てんやラーメン」でネギ味噌ラーメンを食す。
けっこう辛いけど、うまい。血行が良くなる。


和泉地区へ上っていく国道。工事中区間の自動式信号で停まった際、車のライトを消して撮影してみる。
(※他車の無いことを確認するなど、安全には万全を期しています)


寝不足のせいか頭が若干痛く、
車内一人カラオケをしていたせいか喉が若干痛く、
朝から晩まで座り続けたせいか お尻が若干痛い。
寝よう。


2016年6月1日水曜日

【6月1日(水)】 腑甲斐無い自分に [住民69日目]

協議会の仕事は午前中で切り上げ、


午後はやっと、畑に来ることができた。
前に張ったマルチは押さえ方が緩かったらしく、風に煽られ捲れてしまっているものもあった。
こちらのお母さんと一緒に直したり、まだ手を付けていなかった畝にマルチを張ったり、苗を植えたり、一部で種を撒いたり。

僕が時間を取れず来られなかった間にも けっこう作業をしてくれていたようで、だいぶ進捗している。
引き受けたものの中途半端な状態になっていて、もどかしいやら不甲斐ないやら申し訳ないやら。


己への嫌悪感を抱えながらも手を動かし、全体の半分以上は植え付けが終わった。
とりあえず目途は付いたろうか。あとはまた、時間の合間を縫って作業しよう。


夜は、青葉の笛保存顕彰会の会合。
夏以降に控える三つのイベントについて、概要を決めていく。

いちばん近いのが「七夕のつどい」。
昨年はわたがし屋さんをさせてもらっているが、今年は何をやるかな。当日に決めることになっている。
短冊づくり・篠笛の演奏・種々の夜店・ビンゴなどのゲーム・花火、といった恒例に加え、今年はバルーンアートも予定。
楽しみである。7月9日(土)の夜は、皆さん笛資料館へお越しくださいね。


【5月31日(火)】 やりきれない日々に 冷めきった自分を [住民68日目]

協議会の仕事は午前中で終わらせて、畑をせねば。
と思っていたのだが、またも細々としたものに行く手を阻まれ、一日ぶんプラスαの作業。

ワーキングチーム(実働側)と事務局(行政側)の意見の相違に板挟みとなり、
知らねえよそっちで解決してから言ってこいよなどと思いながら。
いろいろ頼まれるものの、もっと分かりやすく指示してくんねえかななどと思いながら。

あちこち動き周りお願いしますねと色んな人に頭を下げ、時に面倒くさそうな嫌そうな顔もされ。
べつだん感謝もされず、言われるのは「これだとあかんから作り直して」「早めにやっといて」だけ。
やや大仰にいえば、そんなもんだ。末端で動く人間なんて、そんなもん。
けっきょく都会も田舎も、変わんねえんだよな。


夜は、週に一度のコーラス。
ほぼ毎回、新しい曲が導入される。知らない曲の方が多いけど、やってるうちに歌えるようになってくるもんだ。
少人数体制だが、わいわいとしながら声を出し軽く汗をかくと、楽しいものである。


今日のいただきものシリーズ。お母さん方が差し入れてくださった。
最近は自分で料理する気にもならないので、超絶にありがたい。
とても美味かった。感謝である。


2016年5月30日月曜日

【5月30日(月)】 君が次に叩く1回で、壁は打ち破れるかもしれないんだ [住民67日目]

子ども英語教室は、シーズンⅡの第6回。
先週は「地域資源レシピ研究会」を被らせてくれやがったと重なってしまったので、二週間ぶりとなる。


新隊員も参加してくれ、みんなで一緒にスポーツの単語を復習。
そして今日は、2チームに分かれジェスチャーゲームをしてもらった。
「Do you like~?」「Yes, I do / No, I don't」くらいは絡めたものの、やはりもっと発話が多くなるように工夫しなければな。

そのまま、青葉の笛保存顕彰会による篠笛の練習。
こちらにも、新隊員は顔を出してくれた。先日、マイ笛もつくらせてもらったらしい。
音を出せるまでに三ヶ月かかるともいわれる、繊細な楽器。酸欠気味になりながら練習するのは、通る道だ。
夏の「七夕のつどい」や秋の敬老会で、独奏する機会があるだろう。ぼちぼち、がんばっていただきたい。

などと上から目線であるが、己も研鑽を積まねばならない。
最近は吹く時間をつくれていないからな。一日に5分10分だけでも、やらないよりは大きく違うのだ。


【5月29日(日)】 何か一つやり遂げたら 花となり輝くでしょう [住民66日目]

福井駅前に一ヶ月ほど前オープンした複合施設、ハピリン。この土日は、何やら祭が催されているらしい。


屋台が並んだり、


各種体験ブースなどが出展したり。


その中の一つ、「まんまるサイト」によるマイ箸づくりの手伝いに来てみた。
利益は望めないので、一日やって樋口女史でとお願いされている。まあ何もしないよりは、プラスになるでな。


半屋外型のスペースではステージイベントも行われ、けっこうな数の人が訪れていた。
街のような都会のような様相を呈しており、何だか福井らしくない。こういう場所は、ちょっと苦手だ。


箸づくりも、多くの子どもたちが体験していった。
カンナでケヤキの木材を削り、手に合った長さに切り、紙やすりで角を滑らかにし、油を薄く塗り、


箸入れをつくったら、世界に一つだけのチョップスティックスが完成。僕も一膳、いただいた。

立て続けに人が来る時もあり、工程も多く、気をかけねばならない部分も少なくない。
スタッフ3人で対応するのは ちょっと大変だったが、子どもらからは達成感や喜びが見られたので、
それが何よりの報酬だということにしよう。


きのう数ヶ月ぶりにお会いした和泉の方が「飲みに来たらええ」と言ってくださったので、お邪魔する。

焼いた鮎などを摘ませていただきながら、色々な話を聞かせてもらった。
誰もがそれぞれの経験を持ち、それぞれの人生を歩んで来ているから、おもしろい。


2016年5月29日日曜日

【5月28日(土)】 悲しい記憶が化石に変わるよ もうすぐ [住民65日目]

化石発掘体験のスタッフとしてバイト。
運営は「九頭竜化石研究会」だが、今日は僕と、街の方から来てくれた学生さんで任される。


夏休み期間などは毎日で、この時期は土日祝に営業。
素人に毛の生えた程度の知識だが、お客さんに説明したりお話ししたりするのは楽しいもんである。


体験場でサクッと見つかった、二枚貝・巻貝・植物たち。お分かりいただけるだろうか。
和泉地区はアホほど化石が出るのだが、さほど知られていないのが勿体ない話だ。恐竜の歯も、何度か見つかっている。
一億数千万年の時を越え、いま出逢う奇跡。ロマンである。


仕事を終え帰宅すると、玄関に焼酎が。
そういえば以前、「今度やるわ」と言われていたのを思い出す。ありがたくいただきます。


そしてご近所さんちに集い、バーベキュー。
肉に、芋に、イカに、九頭竜まいたけに、大野名物・とんちゃん(ホルモン)に。いろいろと焼き、喰らう。
お喋りし、子どもたちとも戯れ、みんなでわいわいと。楽しいねえ。


もちろん新隊員も呼ばれており、和泉へ来て一ヶ月半の感想を述べさせられていた。
既にすっかり溶け込んでいて、僕が世話を焼く必要もない。今後の活躍に期待である。


全員で片付け。
都会暮らしだったら、こんな集まりも年に一度あるかないか。そもそも地域の人たちと、こんな密接に関わることも無い。
田舎は良いね。是非また近々、やりたいものです。