【5月3-5日(木-土)】 こっそり出ていくよ もうキャンセルもできない [住民770-771日目・猟師1日目]

5月3日（木）

街へ下り、越前大野城へ登城してみる。
さすがゴールデンウィーク。それなりに人が訪れていた。

天守からの眺めが素敵なんだな。
山に囲まれ、外界から切り離された世界。あるのは田んぼと、低い建物だけだ。

この時期、街なかではシバザクラが見ごろ。
田んぼ沿いに、ずーっと咲き誇っている地域があるのだ。美しい。

田植え前の、鏡のような水面。空が映っている。良いよね。

いままでは遠目に眺めてたけど、間近に見るのは初めて。

白や紫もあり、実に見事だ。友人の言葉を借りれば、魔法の絨毯。
こういう、心の和むようなホッとするようなスポットが多い気がするな、大野市は。

しばらく離れる前に、のんびり観光できて良かった。

夜は、集まりに呼んでいただく。さいきん飲んでばかりな気もするな。
わいわいと、楽しい時間を過ごさせてもらった。


5月4日（金）

必死こいて、家じゅう大片付け。


5月5日（土）

何とか間に合った。車に詰め込む。
独り身なのに、なんでこんな荷物があるんだろうか。

ちょっと仮眠をとり、夜中。一年半ほど世話になった借家を出て、
三年ちょっとお世話になった和泉地区へ、静かに別れを告げる。
いや、また帰って来るけど。

深夜のドライブは嫌いじゃない。車も少ないし、どこか非日常的な雰囲気がある。
明け方、空が段々と白んでくるのも好きだ。

途中、ひとつ大台に乗った。
（※安全に留意し、一瞬でノールック撮影している）

福井で譲っていただいた車も、2年ちょっとで4万4千kmを走ってくれた。
車の旅をしたり、あちこちプチ遠出やら何やらしたからな。
20万kmまで頑張ってもらおうかな。

Uターンラッシュは避けられたが、9時ごろに東京へ近付くと、一瞬だけ渋滞していた。
睡眠不足の長時間運転はなかなかヤバいので、休みやすみ。

不動産賃貸仲介業者を訪れ手続きをし、

新住居へ。綺麗だし、一人には充分だ。

のどかな感じのところ。いちおう東京都だけど、目の前が川で、
神奈川県との県境になっている。

懸念していたガンロッカーも、取り付けることができた。寛大な大家さんで良かった。
横向きだが、見た目はどうでも良いのだ。簡単に持ち去られなければ。

あとは実家で夕飯を食べさせてもらい、しばしのんびり。
こんなタイミングでケータイが壊れてしまったので、それも早いとこ何とかせねば。
持ちたくないんだけどね、本当は。無いと社会が受け入れてくんないからね。


何はともあれ、和泉を離れての新生活がスタートした。
まだまだやることはあるし、仕事にも慣れていかねばならないが。
まあまずは心身が疲れない程度に、少しずつ適応していくことだな。

【5月1-2日(火-水)】 人生なんてそうそう たやすく見逃しちゃくれない [住民768-769日目]

世間はゴールデンウィークの真ん中、平日の二日間。

車に荷物を詰め込む。いずれ一回では運び切れないので、まずは第一陣というわけだ。
タイヤ・冷蔵庫・布団セット・スノーボード・自転車・リラックマなど、
けっこう入るもんである。

複雑な標識。初見では理解できないな。
というか何度も走っている道なのに、利用すべきジャンクションをスルーしてしまった。
寝ぼけてやがったか。

このあいだ同様、新東名で行くことに。
ここは一般車の速度規制を、110km/hに引き上げるという試行区間がある。

普段そんなスピード出さないけど、ムダに遠回りしてるし、約束の時間もあるし、
110で行ってみた。ちょっとは早いんだろうけど、そんな大きくは変わらないだろう。
急いだ結果に事故ったら、しょうも無い。安全第一。

東京都は町田市へ。駅前の立体駐車場は、非常に狭い。
どこでも自由に停められる田舎と違って、土地が無いのだな。

不動産賃貸仲介業者へ。荷物運びより寧ろ、ここを訪れるのが目的だ。
福井から問い合わせて物件を探してもらってはいたのだが、難航していた。

それが内見する運びとなり、こちらのアパートに即入居できる運びとなった。
築20年くらいの、アパートらしいアパートという感じ。良い感じである。

猟銃うんぬんよりも、ガンロッカーを壁に固定する、という部分で嫌がる大家さんが
ほとんどだったらしい。まあ気持ちは分かる。ビス留め3ヶ所で、壁に穴を空けるからな。
退去時に軽くパテ埋めすれば済む話なんだけどね。器が小さい理解は得られづらい。

右側の細い収納にピッタリ収まるか、ダメなら左側の押し入れに横向きで。

風呂の先にトイレがあるという、あまり見たことない設計。
まあ間取りとか正直どうでもいいので、気にしない。ガンロッカーさえクリアできれば。

そのままお店で、申し込み・重要事項説明などと済ませ、4日後には入居となった。
ゴールデンウィーク明けから勤務開始なので、助かる。

無理なら、いったん実家に入るつもりだった。
ただその場合、実家の住所で住民票や銃の届け出などをし、アパートが決まったら再度、
同じように申請をやり直さなければならない。
そうなると超絶めんどくさかったので、助かる。

ほど近い、八王子市の実家へ。父は巡業を観覧したそうだ。良いな。

積んできた荷物を、いったん僕の部屋等に置かせてもらう。
夕飯をいただき、シャワーを浴び、少し仮眠をとって、夜中に出発。
翌日の午前中に、和泉地区に戻って来る。

平日はもう、この日しかないのだ。役場へ行き、転出届の提出などを済ませる。
新住所の管轄警察署に電話をして、銃関係の申請について尋ねる。
ネットと電話で、電気・ガス・水道の使用開始手続きをしておく。
とりあえず、そんなもんだろうか。なんか忘れてるかもしれん。

あとは引越し後にも、やるべきことが山積。超絶めんどくさいけど、やるしかない。
環境を変えるというのは、非常にエネルギーをつかうね。


そして体力やフットワークの軽さには自信があるけど、
当然、睡眠不足には勝てない。さすがに眠かった。というか眠い。

【4月28-30日(土-月)】 金と黒のラベル選んで [住民765-767日目]

4月28日（土）

世間はゴールデンウィークに突入した。
サービス業の前線で働く人々にとっては、ブラックウィークであるが。

かくいう僕も、この三連休は、道の駅九頭竜のヘルプだ。
駐車場のハナモモは、見事に満開。美しい。

九頭竜新緑まつりのポスターが貼られていた。
昨年は車の旅に行ってたし、今年もまた居なくなるし、二年連続不参加か。

直売所に出ている商品を、一部紹介。にんにく、

わけぎ、

しいたけ、

里芋、

タケノコ、

ぷるんぷるん、ノンアルコールビール、

チューリップ、は売り物じゃなかった。

GW初日は、かなり穏やかな感じ。お客さんは、かなり少ない。

弁当・惣菜類が、かなり売れ残ってしまった。そんな日もある。

夜は、BBQにお呼ばれ。

和泉・大野の若いメンバー、僕を含めて4名でわいわいと。
僕の送別会も兼ねてくれているということで、ありがたい。

冷えてきてからは、屋内で。他愛の無い話も有る話も盛り上がり、真夜中まで続いた。
何やかや僕は月イチくらいで遊びに帰って来そうだし、また集まろうと約束。


4月29日（日）

寝不足だけど、GW二日目の、道の駅ヘルプ二日目。
昨日と違いお客さんの数も増えてきて、臨時駐車場もいっぱいになっていた。

メインレジの反対側にあるサブレジも、こういうときには開放。
主に、僕が一人で担当する。

タケノコご飯も出ていた。

穴馬（あなま）かぶらのピクルス。新商品だ。

高級路線というか、和泉の良い資源を・良い状態で・良いパッケージで提供する。
理解し、手に取ってくれる人が増えれば良いのであるが。

屋外も、それなりに賑わっている。そして新緑も鮮やかになってきている。

お待たせしましたー（ピッピッ）お会計○○○○円でございます□□□□円お預かりします
△△△円のお返しですありがとうございましたー

というセリフ＋αを、列ができている際には延々と喋り続けることになるから、喉が渇く。
レジを打ったり商品や小銭を捌いたりするのは、おもしろいし好きだから良いけどね。

夜は、お隣の岐阜県へ。
より処のボランティアスタッフメンバーで、お食事である。

適当な写真しか撮っていなかったが。

僕の送別会ということで、割と急きょ、集まろうということになったのだ。ありがたい。
料理は美味しかったし、わいわいと賑やかな時間を過ごすことができた。
楽しかったねー、とみんな口々に。
何やかや僕は月イチくらいで遊びに帰って来そうだし、また集まろうと約束。

より処を離れるのは心苦しいし淋しいけども、うちのスタッフは、
和泉最強のお母さん方だ。安心してお任せできる。


4月30日（月）

そしてGW三日目で、道の駅ヘルプも三日目。
今度は、塩蔵のわらび・ぜんまいが出ていた。新商品だ。

和泉地区では今年度、自治会出資の新会社が設立された。
九頭竜の贈り物、と称して、未利用資源の活用などをしていくわけである。
商品の左下に見えているが、ロゴマークがかっけえのだ。

この日も主に、サブレジを担当。昨日よりは少なめだが、お客さんはまずまず。

一瞬、がらーんとする時もあるが。基本的には、人が途切れず入ってきていた。
まあまあ忙しい日という感じ。でも補充スタッフさんもいたから、
普段よりも休憩時間が確保されていた。


そして今日をもって、僕の道の駅ヘルプも区切り。
あとは、新生活に向けた準備やら片付けやら整理やらに追われることとなるか。