平日はずっと出張だし、休日も何かとやることがあって、なかなか余裕が持てない感じだ。
この一ヶ月間を、ハイライトでお届けする。
仕事の方では、新しい銃を持って現場へ入るようになった。
会社で新規に購入したものを、借り受けている。
日本の法律では、一丁の銃に対して一人の人間が紐付いていないといけないので、
名義上では僕のものになっているが。退職時に、会社の人へ譲り渡すわけである。
散弾銃の扱いだけど、ハーフライフルという種類。
つまり弾に少し回転が加わることで、飛距離や精度や威力が少し増している。
スコープも搭載したので、射撃場での調整というのをしなければならない。
1/4MOAというのは、100ヤード(約91.44m)先の標的の場合、
目盛り一つで1/4インチ(約6.35mm)、着弾点が移動するということだ。
厳密には違うのだが、ざっくり、その認識で調整できる。
銃をしっかり固定し、50mの距離でド真ん中を狙い、5発。何度か繰り返した結果、こんな感じに。
銃と弾の相性が大事なようだが、2.5㎝に収まるというのは、かなり良い精度らしい。
これでシカを仕留め損ねたら、完全に射手の技術不足ということだ。言い訳できねえ。
ちなみに、「散弾銃なのにスコープ付けるの?笑」
などと
双眼鏡で覗いてから銃を構えるという手間を無くすためだったり、
中途半端に当てて半矢(怪我させた状態で逃がしてしまう)を避けるためだったり、
矢先の確認(確実に獣だと視認する)のためだったり。
狩猟界では、人に対する誤射が絶えないからね。安全のためというのが一番大きいかも。
クレー射撃で使うような散弾だったら、もちろんスコープなど邪魔なだけである。
大物猟をする際には一発弾を使用するから、そこが違うと。
初夏も無く一気に夏が来たと思っていたら、晩夏も無く一気に秋となった山。
朝晩など、もはや冬だ。凛冽たる寒気に凍えているといっても過言ではない。
かと思えば日中は気温が上がり、山を歩けば暑くなり汗をかいたりして。
そんなんしてたら、また体調を崩してしまった。
風邪っぽくダルい症状ののち、腸の調子が悪くなって下痢のような状態が続き。
三連休のうち二日間ほど寝込むやら、地味な痛みに苦しむやら。
体調管理が難しいな。
だいたい快復したところで、土日をつかって和泉地区へ遊びに行く。
先月の敬老会以来、わずか一ヶ月ぶりだ。
夜中に車で出発し、朝に着いたら、
毎年開催されている、フォーラム青葉の笛。
青葉の笛保存顕彰会の一員として、準備・運営・片付けをする。
季節の花々を用い、より処スタッフでもあるお母さんが素敵に活けてくださる。毎年恒例だ。
篠笛愛好家の方々が近隣県から集い、演奏発表をしていく。
僕は全く練習できていなかったので、吹くのは遠慮しておいた。
お昼ごはんも振る舞われる。
和泉のお母さん方と和泉の料理屋さん方による、ごちそう。
お腹いっぱいいただいた。最高である。
夜には、集まりに呼んでいただいた。
皆さんとわいわい、肉やビールで盛り上がる。お腹ぽんぽんである。
日曜は朝はやくから、地区の神社へ。
こちらも毎年開催されている、まつりである。氏子若衆の一員として参加だ。
飾りつけをし、神輿や各種道具を用意し、
厳かに神事が執り行われる。今年は、中学生の女の子が巫女さんをしてくれていた。
その美しさ・神々しさに、みんな溜め息。
お守りも配られ、ハッピを羽織ったら半被ーな気分。
神輿巡業がスタート。わっしょいわっしょい。
中部縦貫自動車道という高速道路が絶賛建設中のため、あちこちで工事中だ。
大型車などに気を付けながら進行する。
随所で休憩。天候が良く、じんわり汗をかいてくるくらい。
三時間ほどかけて地区内を周ったら、神社で子ども向け屋台タイム。
毎年恒例、射的とお菓子すくいが行われる。
そして打ち上げ。拝殿内に所狭しと集まり、わいわいと。
夕方に解散となり、僕は翌日から仕事のため、東京への帰路につく。
楽しい二日間であった。
ここ数ヶ月、何やっても上手くいかねえなあと落ち込み、ネガティブになっていた。
しかし和泉へ遊びに帰ったことで、少し元気を取り戻せた気がする。
よく見知った人たちと、ふれ合って笑い合って。癒されたわけだ。
ハッピーになれる場所。我がふるさと、和泉。
そして来月早々にも、大野市文化祭に合わせ、またも帰省する予定。
穴馬(あなま)民踊保存会の一員として、穴馬おどりのステージ出演である。
楽しみだ。寝込まないようにしねえとな。