昨夜ステイさせてもらった駐車場。
三度目の車中泊でも、まだ夜中に何度も目覚めてしまう。ぐっすり眠れる体勢を今後、見つけたいものだ。
昨日の山道を戻り、反対側の国道から街へ抜け、岐阜の方へと南下していく。
立ち寄った道の駅では、お母さんが店先で飛騨牛の串焼きを出していた。これは絶対に旨いやつ。
ちょっと冷えるわねとか、桜の開花が遅いから桜祭りに間に合うか心配、といったお話を聞き、タレ味でいただく。
ピントはズレてるけど、味には一切ズレが無かった。
昼すぎに到着したのは、下呂温泉。
メジャーどころは避けマイナーなところに好んで行くタチだが、せっかくの日本三名泉だし、寄ってみることに。
多くの温泉施設があるので迷ったものの、露天風呂のみという こちらに決定。
洗い場が6つだけの狭い空間ながら、泡風呂・ジャクジー・打たせ湯・箱蒸しなどのギミックが愉しめる。
これは上階からの景色だが、お風呂からも、川のせせらぎと桜を観賞できた。
ほぼ貸し切り状態で、これは非常に良いお湯を堪能。
何と言っても温泉は、日本を旅するときの醍醐味である。
身体は大丈夫なので、おつむを湯治できると良いんだけど。
ドライブを再開し、ある道の駅で休憩。豆腐でつくったという長寿だんごと、よもぎ団子で小腹を満たす。
あまり長生きしたいとも思わんがな。
大野市の隣である、岐阜県郡上市。
近いながら訪れたことの無かった、郡上八幡城を見てみることに。
城というのは、どこのもカッコいいな。
高台から街を見下ろすのはおもしろい。山があって川があって、その間に家々が建ち並んで。
その地に生き、暮らしを営んできた先人たちの姿が、浮かんでくるような感覚がある。
そして、木曜金曜と野暮用があるため、いったん和泉地区へと帰還。
車の旅は一時中断である。
[今日の走行ルート]
※大雑把に示しているため、実際の走行とは必ずしも一致しない
【走行距離:267km/Total:1,018km】
2015年度「緑のふるさと協力隊」⇒定住し、何でも屋⇒和泉を離れ、職業猟師などとして修業中⇒和泉に戻れる日は近いのか。To be continued... ※当時の想い・価値観・表現・事実等をそのまま残しているため、不適切と思われる部分も存在するかもしれない。ご了承いただきたい。
2017年4月14日金曜日
【4月11日(火)】 空を見上げて 新しい世界へ飛び込め [車の旅3日目]
何とか脚を伸ばして眠ることができ、一日目よりは深めのノンレム睡眠に落ちていた。
それでも、夜中に何度も目覚めてしまう。なかなか安眠とはいかないな。
通勤時間帯の、街の車列に紛れる。こういうところには向いてないから、早いとこ脱出だ。
金沢といえば、日本三名園の一つ、兼六園がある。せっかくだから、人生初来園としよう。
今日は朝から雨。しかし、濡れた庭園も雅なものである。
晴れている日なら、美しくて当然。ひねくれ者としては、雨の中で観賞するのは けっこう好きである。
悪条件の下でこそ、その本質が現れてくるというものだろう。
桜雨、という言葉もあるし。
そんな天候でも、見学者は少なくない。
しかも日本人は皆無に等しく、海外から訪れてくれたツアーの方々だらけであった。
ジャパニーズの文化や歴史や感性などが集約されているから、定番の場所なのかな。
冷雨に打たれるのも厭わず、黙々と草取りに従事する作業員さんたち。
人の手による、地道な努力と苦労によって成り立っているのだね。
向かいの、金沢城跡へ。
裏手の石垣脇から登城してみる。この辺は、全く人がいない。
本丸跡。ぱたぱたと、雨音だけが淋しげに響く。
一時間半ほど散策していたと思うが、手が冷えた。
表側から下城する。
水戸の偕楽園は訪れたことがあるから、あとは岡山の後楽園を残すのみか。
さて、このまま南へ向かっても、小松市とか加賀市とか大きそうなところへ行くだけ。
人や車の多そうな地は避けたいので、再びの富山県を目指して東へ。
県道から抜けていこうと思い、しばらく走る。が、その先でゲートに阻まれた。
冬季期間中、といっても5月いっぱいまで、通行止めらしい。じゃあ仕方ない。引き返す。
採石場が見られたから、まあ良しとしよう。
別の道から、富山へと向かう。
天然記念物、カモシカ。和泉で何度も見ているから珍しくも無いのだが、近い距離だったので撮っておく。
とある道の駅。木彫りのまちであるらしく、立派な七福神が屹立していた。
逆光だったけど、これはこれで神々しい。
寿老人は療養中らしい。こういうの素敵だよね。
ハイテクな看板が。これに釣られて中に入ると、売り子のお母さんがお茶を出してくれた。
田舎まんじゅうというのを購入。つぶあんの歯ざわりが良く、旨かった。
今度は岐阜県を目指し、県道を南へ。
途中で「瞑想の郷」という看板が目に入ったので、ちょっとおもしろそうだなと思い行ってみる。
おー、そういう感じか。お手洗いは、瞑洗房。格好良い。
でも瞑想よりは迷走したいので、ゴーバック。
そして薄々勘付いてはいたが、この県道の先も通行止めになっていた。本日二度目。
少し引き返し、別の道へ。天竺の湯、という温泉があったので、ネーミングに魅かれ入湯。
三蔵法師一行も、旅の終わりにここで疲れを癒やしたのかな。
こじんまりとしており、地元のおんちゃんが4,5名いるだけだった。
こういう小さいところの方が、くつろげるので良い。露天風呂で、山を見ながら温まる。
クロモジという植物を利用したアイスがあった。お腹の調子を整えるなどといわれているようだ。
香りがしっかりしていて、葉の苦みと氷菓の甘みが上手いことマッチしている。おいしかった。
それにしても この辺りは、まだだいぶ雪が残っている。豪雪地帯なのだな。
ウソみたいだろ。国道なんだぜ。これで。
脱輪したり崖から落ちたりしないよう気を付けながら進み、ケータイも圏外になるような集落へと入り、
そして嫌な予感はしていたものの、やっぱり通行止めにぶち当たった。本日三回目。
この時期は、基本的に山は越えられないよと。まあ当然だわね。
だが良さげなパーキングがあり、もちろん誰もいないし来ないので、そこで夜を明かすこととした。
まさに紆余曲折あり数十kmはムダに走ったが、良いじゃないか。それも旅の、おもしろいとこである。
[今日の走行ルート]
※大雑把に示しているため、実際の走行とは必ずしも一致しない
【走行距離:191km/Total:751km】
それでも、夜中に何度も目覚めてしまう。なかなか安眠とはいかないな。
通勤時間帯の、街の車列に紛れる。こういうところには向いてないから、早いとこ脱出だ。
金沢といえば、日本三名園の一つ、兼六園がある。せっかくだから、人生初来園としよう。
今日は朝から雨。しかし、濡れた庭園も雅なものである。
晴れている日なら、美しくて当然。ひねくれ者としては、雨の中で観賞するのは けっこう好きである。
悪条件の下でこそ、その本質が現れてくるというものだろう。
桜雨、という言葉もあるし。
そんな天候でも、見学者は少なくない。
しかも日本人は皆無に等しく、海外から訪れてくれたツアーの方々だらけであった。
ジャパニーズの文化や歴史や感性などが集約されているから、定番の場所なのかな。
冷雨に打たれるのも厭わず、黙々と草取りに従事する作業員さんたち。
人の手による、地道な努力と苦労によって成り立っているのだね。
向かいの、金沢城跡へ。
裏手の石垣脇から登城してみる。この辺は、全く人がいない。
表側から下城する。
水戸の偕楽園は訪れたことがあるから、あとは岡山の後楽園を残すのみか。
さて、このまま南へ向かっても、小松市とか加賀市とか大きそうなところへ行くだけ。
人や車の多そうな地は避けたいので、再びの富山県を目指して東へ。
県道から抜けていこうと思い、しばらく走る。が、その先でゲートに阻まれた。
冬季期間中、といっても5月いっぱいまで、通行止めらしい。じゃあ仕方ない。引き返す。
採石場が見られたから、まあ良しとしよう。
別の道から、富山へと向かう。
天然記念物、カモシカ。和泉で何度も見ているから珍しくも無いのだが、近い距離だったので撮っておく。
とある道の駅。木彫りのまちであるらしく、立派な七福神が屹立していた。
逆光だったけど、これはこれで神々しい。
寿老人は療養中らしい。こういうの素敵だよね。
田舎まんじゅうというのを購入。つぶあんの歯ざわりが良く、旨かった。
今度は岐阜県を目指し、県道を南へ。
途中で「瞑想の郷」という看板が目に入ったので、ちょっとおもしろそうだなと思い行ってみる。
おー、そういう感じか。お手洗いは、瞑洗房。格好良い。
でも瞑想よりは迷走したいので、ゴーバック。
そして薄々勘付いてはいたが、この県道の先も通行止めになっていた。本日二度目。
少し引き返し、別の道へ。天竺の湯、という温泉があったので、ネーミングに魅かれ入湯。
三蔵法師一行も、旅の終わりにここで疲れを癒やしたのかな。
こじんまりとしており、地元のおんちゃんが4,5名いるだけだった。
こういう小さいところの方が、くつろげるので良い。露天風呂で、山を見ながら温まる。
クロモジという植物を利用したアイスがあった。お腹の調子を整えるなどといわれているようだ。
香りがしっかりしていて、葉の苦みと氷菓の甘みが上手いことマッチしている。おいしかった。
それにしても この辺りは、まだだいぶ雪が残っている。豪雪地帯なのだな。
ウソみたいだろ。国道なんだぜ。これで。
脱輪したり崖から落ちたりしないよう気を付けながら進み、ケータイも圏外になるような集落へと入り、
そして嫌な予感はしていたものの、やっぱり通行止めにぶち当たった。本日三回目。
この時期は、基本的に山は越えられないよと。まあ当然だわね。
だが良さげなパーキングがあり、もちろん誰もいないし来ないので、そこで夜を明かすこととした。
まさに紆余曲折あり数十kmはムダに走ったが、良いじゃないか。それも旅の、おもしろいとこである。
[今日の走行ルート]
※大雑把に示しているため、実際の走行とは必ずしも一致しない
【走行距離:191km/Total:751km】
2017年4月13日木曜日
【4月10日(月)】 さあ次の扉をノックしよう [車の旅2日目]
昨夜はなかなか寝付けず、夜中に起きてなかなか再入眠できず、眠りも浅かった。
初めはそんなもんだろう。直に慣れる、と思う。
昨日の走行距離は257kmだったが、このあたりの県道も257号線だった。
凄いのかスゴくないのか、よく分からない一致である。
能登島とお別れし、
能登半島の海沿いを、ぐるりと行くことにする。
内陸側を通る国道等の方が走りやすそうだが、あくまで日本海を追いかけていく。
車一台ぶんしか無い幅員も、ちょいちょい出てくる。
途中、能登ペインという看板が見えた。
ペイン、痛み、何のお店だろう、整体とかの関係なのか、そっち系の大人の店なのか、いやこんなところに無いよな、
などと3秒くらい考えて、ああフランス語の方かと気付いてUターン。
Pain、パンである。良かった、そっち系には全く興味が無いので。
海の見える、小洒落たお店。焼きたての香ばしいブレッドとカフェオレを、朝食にいただいた。
波が高いときには通行止めになるのだな。
山でも海でも、自然と向かい合って生きるのは大変だ。
小さな入り江ごとに、家が数軒ずつ建っている。
僕の出身地と同じ名を冠する、八王子神社という小さな社があった。
番だろうか、ネコちゃん二匹にガンを飛ばされる。
遺跡公園とやらがあった。
……。
海へ続く坂道。
ナントカいうパワースポットらしい場所にあった宿。すごい立地である。
スピリチュアル的なものにはあまり関心が無いので、写真だけ撮って先へ進み、
とある道の駅で車を停め、けっこうな勾配の細道を上っていくと、
能登半島の最先端、禄剛埼(ろっこうざき)灯台が。
陽は暖かいのだが、風が寒い。
以前は門があったようだ。
中心てか。んー、それはどうだろう。
このあたりの地名は、狼煙(のろし)。かつて、船への合図として狼煙を上げていたことに由来するらしい。
名前の起こりは、各地の歴史。どこもおもしろいものだ。
天候に恵まれ、気持ち良いドライブができる。
まだまだ行く。
石の鳥居が連なる、おもしろい小島が。
その先の道の駅では、巨大な釜がお出迎え。
揚げ浜式という、昔ながらの塩づくりが連綿と受け継がれているのだという。
朝の連続テレビ小説で、パティシエールが主人公だったやつだ。
観てないから知らないけど、この辺りが舞台だったのか。
浜の方へ下りてみる。
海の向こうから泳いできたらしい。
まだ日は高い。
よく分からないが、立ち寄ってみた岩場。
プールがあった。もちろん、中は海水。よく分からない。
何も無い道をしばらく走り、小峠を越えると、
小さな浦に住宅が並んでいる。概ね、その繰り返しだ。
間垣というらしい、竹で作られた独特の垣根。こういうの、すごい。
温泉を発見。ラドン、たまに聞くけど何だろう、ポケモンかな。
とか考えていると、ちゃんと説明文があった。要するに、体に良い含有成分であると。
こんな感じの眺望を楽しめる、こじんまりとした温泉。
ゆっくりと浸かり、ここまでの運転の疲れをとる。
能登半島を周り終え、日が暮れる。
金沢あたりはまだ先かな、と思いながら南下していたら、
着いてしまった。
ライトアップされた橋と風車が素敵な、道の駅の駐車場。今日はここを終着点とする。
[今日の走行ルート]
※大雑把に示しているため、実際の走行とは必ずしも一致しない
【走行距離:303km/Total:560km】
初めはそんなもんだろう。直に慣れる、と思う。
昨日の走行距離は257kmだったが、このあたりの県道も257号線だった。
凄いのかスゴくないのか、よく分からない一致である。
能登島とお別れし、
能登半島の海沿いを、ぐるりと行くことにする。
内陸側を通る国道等の方が走りやすそうだが、あくまで日本海を追いかけていく。
車一台ぶんしか無い幅員も、ちょいちょい出てくる。
途中、能登ペインという看板が見えた。
ペイン、痛み、何のお店だろう、整体とかの関係なのか、そっち系の大人の店なのか、いやこんなところに無いよな、
などと3秒くらい考えて、ああフランス語の方かと気付いてUターン。
Pain、パンである。良かった、そっち系には全く興味が無いので。
海の見える、小洒落たお店。焼きたての香ばしいブレッドとカフェオレを、朝食にいただいた。
波が高いときには通行止めになるのだな。
山でも海でも、自然と向かい合って生きるのは大変だ。
小さな入り江ごとに、家が数軒ずつ建っている。
僕の出身地と同じ名を冠する、八王子神社という小さな社があった。
番だろうか、ネコちゃん二匹にガンを飛ばされる。
遺跡公園とやらがあった。
……。
海へ続く坂道。
ナントカいうパワースポットらしい場所にあった宿。すごい立地である。
スピリチュアル的なものにはあまり関心が無いので、写真だけ撮って先へ進み、
とある道の駅で車を停め、けっこうな勾配の細道を上っていくと、
能登半島の最先端、禄剛埼(ろっこうざき)灯台が。
以前は門があったようだ。
中心てか。んー、それはどうだろう。
このあたりの地名は、狼煙(のろし)。かつて、船への合図として狼煙を上げていたことに由来するらしい。
名前の起こりは、各地の歴史。どこもおもしろいものだ。
天候に恵まれ、気持ち良いドライブができる。
まだまだ行く。
石の鳥居が連なる、おもしろい小島が。
その先の道の駅では、巨大な釜がお出迎え。
揚げ浜式という、昔ながらの塩づくりが連綿と受け継がれているのだという。
朝の連続テレビ小説で、パティシエールが主人公だったやつだ。
観てないから知らないけど、この辺りが舞台だったのか。
浜の方へ下りてみる。
海の向こうから泳いできたらしい。
まだ日は高い。
よく分からないが、立ち寄ってみた岩場。
プールがあった。もちろん、中は海水。よく分からない。
何も無い道をしばらく走り、小峠を越えると、
小さな浦に住宅が並んでいる。概ね、その繰り返しだ。
間垣というらしい、竹で作られた独特の垣根。こういうの、すごい。
温泉を発見。ラドン、たまに聞くけど何だろう、ポケモンかな。
とか考えていると、ちゃんと説明文があった。要するに、体に良い含有成分であると。
こんな感じの眺望を楽しめる、こじんまりとした温泉。
ゆっくりと浸かり、ここまでの運転の疲れをとる。
能登半島を周り終え、日が暮れる。
金沢あたりはまだ先かな、と思いながら南下していたら、
着いてしまった。
ライトアップされた橋と風車が素敵な、道の駅の駐車場。今日はここを終着点とする。
[今日の走行ルート]
※大雑把に示しているため、実際の走行とは必ずしも一致しない
【走行距離:303km/Total:560km】
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