ゴールデンウィークも終わり平日なのだが、駐車場はいっぱいだった。外には花苗が並び、
中には地元産の生鮮品などが並ぶ。道の駅というより、見た目はほぼスーパー。レストランも併設されていた。
場所は変わり、小学生のころ妹と歩いた通学路。
片倉城跡公園。ここを通って学校へ向かったのだ。
小さな水車小屋は健在。水受けというのか、くるくる回る部分は新しくなっていた。
冬には つららができていて、つららアイス・つららソードとか言って遊んだものだ。
園内には彫刻が二十体ほど。左の「酔っぱらい」が、個人的にお気に入りだった。
それが二十年あとの己の姿だったとは、予想だにしなかったが。
蓮沼。
これも冬の朝、凍ってることに興奮して乗って遊んでいたら、氷が割れ出し焦って脱出したことがある。
脚くらいは濡れたんだったかな。危なげなこともしたい、思い描いてた夢も形にしてみたい年頃だったのだろう。
細く急峻な道。だが上るのに5分もかからず、
二の丸広場に行ける。
隣には本丸広場。小学生時代は、放課後の遊び場の一つだった。
間には、掘割の跡。学校の遠足なんかでもよく訪れていたので、ここでお弁当を食べた記憶もある。
カナヘビがよくいるのだ。キャッチアンドリリースして遊んでいたな。
土と、踏み砕かれた落ち葉でできた道。
静かで穏やかな、良い公園。地元の、好きな場所である。
また場所は変わり、都内は国会議事堂。
実は訪れたことが無かったので、衆議院を見学してみることに。日中は毎正時、予約なしで受け入れてくれる。
受付をし、手荷物検査と金属探知を受けたら、事務局の方の案内で中へ。
平日でも意外と人が多いかな、と思いきや僕を含めて3名。団体さんは、他に数グループいたけど。
撮影禁止だが、本会議場だけはOK。イメージよりも、小ぢんまりとしている。
記者席には、配線がずらり。各社、座る場所が決まっているようだ。
庭園には、各都道府県の木が並んでいる。福井県はクロマツだったのか、知らなかった。
一時間と聞いていたが、その半分くらいでサラッと終了。
周辺の街を歩いてみる。都会は都会だが、人の数が多くは無いので、いわゆる都会トカイした感じでも無い。
国会議事堂と議員会館の間では、のぼりを掲げ訴えをする人たち。議員さんたちは、嫌でも目と耳に付くわけだ。
せっかくなので、参議院も見学。ほぼ一緒だろうけどと思いきや、
こちらには見学前の資料コーナーが。ここは撮影OK。
貴重なものや興味深いものが展示されていた。
僕の他に、お母さんがた女性が7名ほど。
国会の警備をする衛視さんが、丁寧に説明しながら、一時間じっくりと案内をしてくれた。
衛視は衆参あわせて四百数十人いるとか、議場の座席は衆参で政党の並びが違うとか、
色々とおもしろく、勉強になった。
二駅はなれた銀座の珈琲店で、ブレンドコーヒーを啜る。税込みで750円くらいと、さすがにお高い。
そして、さすがに人が多い。
このあと、また東京メトロへ。2分おきに来る電車。それでも一杯になる車内。
98%くらいの人が、ただただスマホをいじっている。やだなあ。
やられる方の立場だったら、すぐに心折れそう。メンタルが強くないと、政治家は務まらないね。
国会議事堂が見たかったというのもあるけど、都会を訪れたメインの理由はこちら。
大野市役所の方が、今年来年と、内閣官房に出向で来られているのである。
お声がけし、一緒に飲むことにしたのだ。ヘタレのため普段は自分から人を誘えないのだが、せっかくなので。
緊急招集がかかるかもしれないなど、大変そうなお仕事。興味深い話を、色々と聞かせてもらった。
僕と同い年だというのに偉いなあと、己の小ささを恥じ入る。おいしく、楽しい時間を過ごせた。
平日の23時過ぎ、まだまだ人はたくさん。ぎゅうぎゅう詰めとならないまでも、満員の電車。
片道一時間ちょっとの乗車でも、なんだか疲れてしまう。否応でも読書の時間にできるのは良いけど。
ちなみに国会や首相官邸の周辺は、多くの警察官が警備にあたっていた。
和柄の服を着た髭坊主も職質を受けるかなと思いきや、ついぞ声をかけられることは無かった。
市役所の方いわく、最近はかなりピリピリしているようだが、見る人が見れば分かるのだ。
こんな分かりやすい格好したヤバい奴も、まあいないもんである。
日を改め、東京駅に程近いビルにやって来た。訪ねたのは3階の、総合探偵社。
ではなく同階の、地球緑化センター。緑のふるさと協力隊事業を運営する、NPO法人だ。
協力隊を終え一年ちょっとのあいだ訪れていなかったので、顔を出しに。
スタッフさんたちとお話しをし、
メッセージを残させてもらう。割と長居してしまった。
超少人数で、協力隊以外の事業もこなしている、大変そうなお仕事。
われわれ協力隊は、本当に感謝している。今後も無理せず、頑張っていただきたい。
緑化センターのスタッフさんと、僕の前年に和泉地区で活動していたOBの方と、お食事へ。
他愛もない話をしたり、三者三様に想うところや悩むところがあったり。
焼肉をはじめとした韓国料理を味わいながら、おもしろい集まりは進み、幕を閉じた。
ごちそうになってしまった。ありがとうございました。
さて、そろそろ八王子帰省も終え、出かける頃合いである。