2月16日(金)
大雪だったし
国道は通行止めだしということで、
レンタルスキーも今週はずっとお休み。
僕も
雪かきを放り投げ、プチ遠出しちゃうぜ。
九頭竜湖が凍っていた。和泉に来て三年目で、初めて見たかも。
お隣は岐阜県の、高山市。知人がいるので、訪ねて来たのだ。
風情のある古い町並みのなか、ぶらぶらと歩くことができる。
日本人よりも外国人観光客が、かなりたくさん。白川郷ついでなのだろうか。
この界隈のブランドといえば、飛騨牛。その文字があちらこちらに躍っている。
思わず食べた飛騨牛にぎり寿司は、もちろん絶品。
ちょっと小洒落た感じのリストランテでランチ。
こちらも飛騨牛を使用した、ハンバーガー。
ちょっと良いお値段なだけあって、もちろんうまい。
日替わりだという生ジュースも一緒に。今日は洋ナシ。つぶつぶ食感がうまい。
昔なじみという感じのクレープ屋さんを発見。
お店の名前は「中途半端」を意味する方言らしい。良いネーミングだ。
いつまでも高みを目指して発展途上、ということだろう、たぶん。
甘いものは別腹。生キャラメルクレープをいただく。
生地はもっちり、中はあまあま。これはうまい。
まつりの森、というミュージアムを訪れる。
春と秋に催されているらしい、高山祭。その屋台が、平成の匠の技で再現されている。
数ヶ所で、からくりも観賞することができる。
屋台の上部では、人形が動く。
実際のお祭りでは、糸で絡繰るようだ。それは高度なテクニックを要するのだろうな。
全ての屋台に、立派な木彫りが施されている。この豪華さと繊細さ、ハンパない。
全く詳しくないけど、こういうの好きだ。いつまででも観ていられる。
個人的なお気に入りはこちら、竜王台(たい)。船の形が珍しい。
龍だらけじゃん、マジかっけえ。これに乗って海に旅立ちたい。竜王に、俺はなる。
マッチョでイケメンで十二頭身くらいありそうな、カッパだろうか。かっけえな。
高山祭、名前は聞いたことがあったけど、どういうものかは全く知らなかった。
非常に興味をそそられる。人が多いのは苦手だけど、春のお祭り、観に来ようかな。
街を歩いていると博物館があったので、入ってみる。
撮影禁止だったから、写真はパンフレットだけ。
入館無料にもかかわらず内容は充実。
伝統・工芸・産業・美術・信仰等々、けっこう色々と観ることができた。
高山の基礎をつくった、越前大野城主・
金森長近(かなもりながちか)の展示もあったよ。
高山ラーメン、というのも割と有名。
二十軒以上もあるお店の中から、たまたま見かけたところへ。シンプルな感じで、うまい。
飛騨の里。移築復元された合掌造り民家などを愉しめる施設だが、
この季節、夜にはライトアップがされるそうだ。
これは幻想的で美しい。良い発想だね。
トトロいたんだもん、ウソじゃないもん。
近場だけど、よく知らなかった高山市。おもしろい場所をあちこち周ることができ、楽しかった。
どの土地にも、その土地ならではの魅力がある。
車を走らせ福井県へ入ると、うわー
通行止まってるじゃん何だよー。
いや知ってたんだけどさ。9-12時と15-18時しか解除されない、と知ったうえで出てきた。
ワンチャン通れないかなーと期待していたものの、やっぱりダメ。
「なんかあっても責任とれんでなー」と係員さん。まあそういうことだ。
つまり、ここで車中泊。
車の旅以来かね。
和泉地区は未だ、半孤立、どころか十分の八孤立くらいしている。
2月17日(土)
朝。雪が降ってるし。
9時から通れるようになるので、ようやく和泉へ戻り、
ちょっと遅れてレンタルスキーの仕事へ。
通行止めでも、滑りに来るお客さんがちらほら確認できた。
明日から、日中は普通に通れるようになるらしい。これで三分の一孤立くらいか。
しかし、昼は仕事して夜に買いものへ行く僕なんか、けっきょく孤立なんだよな。
きのう時間あっただろってか。それはそれ、その時そのときで優先順位ってのがあるんだ。
でも帰りにコンビニで、レトルト食品かなんか買っておけば良かったわね。
この通行止め&解除も、意味というか元凶というか、よく分からないけど。
まあ素人には図り知れぬ。
帰宅すると、玄関にこんなものが。県民生協さんからの救援物資。
まじか、これは超絶ありがたいし、非常に嬉しい。救援物資もらうなんて人生初。
和泉地区220世帯あまり、全世帯に配られたのだろうと思う。なんと素晴らしい精神だ。
県や市は何もしてくれないのにね一体なんのための行政なのか。
いや、ふだん除雪をしてくれているのには感謝している。
しかしバスや汽車は、まだ運休が続く。
地区外へ通学している学生さんは非常に困るわけだし、
足の無い一人暮らしの高齢者などは、地区内に閉じ込められているような状態だ。
じゃあ依然として、半孤立か。
いくら大雪とはいえ、ここまで影響を及ぼすもんなのかね。
まあ素人には図り知れぬ。
大雪は過ぎ去ったが、和泉地区にはまだ、日常は戻っていない。