和泉地区のあらゆる場所にハナモモの木が植えられており、その数は千本以上。
春になると、赤・白・ピンクの美しい花を愉しめる。
雪国では、冬に備えて雪囲いが必要になる。雪によって折れるなどの被害を防ぐための作業だ。
明日、数十名もの有志の手で一気に片付けるのだが、今日はそれに備えた準備作業。
雪囲いに使う竹を木の足もとにバラまいていき、杭の折れているところは打ち直すなどする。
僕を含め9人。単純な作業だが、これだけの数を何ヶ所も移動しながらやっていると、けっこう時間がかかる。
お昼は、九頭竜湖に面する「ドライブイン九頭竜」で休憩。
「健太郎カツカレー」をいただいた。スイートコーン付き。うまい。
午後も引き続く。こんな感じに置いていかれる、竹。
今年は例年より早く、山々が色づいているという。来週の紅葉まつりには、ちょうど良い具合になりそうだ。
前坂キャンプ場での作業が終わると、一緒だったお父さんが、隣接する炭小屋へ入っていった。
「穴馬(あなま)木炭」という伝統製法を受け継ぎ、ここでつくっているのである。
中を見せてもらうと、手づくりの炭窯が。色々と話を聞かせていただくと、
繊細で手間のかかるしごとの反面、納得のいくものはなかなか出来ない、難しい作業のようである。
過疎地の大きな課題のひとつ、こういった伝統を未来につないでいく人がいないという問題もある。
ぜひ炭づくりを教わりたいが、今年はもう終わるようだから、来年だな。
「ワケあり」の炭をいただいた。こんどBBQにでも呼ばれたときに、使わせていただこうかな。
何人かの方に「新聞に載ってたね」と言われたので、「ふれあい会館」で昨日の福井新聞を見せてもらう。
前に取材に来ていただいたのが、だいぶ大きな記事になっていた。
写真のみを含めたら、もう7回くらい載せてもらってるかな。
恐縮であるが、こうして「和泉地区」「大野市」「協力隊」などの言葉が多くの人の目に触れるのは嬉しいことだ。
そして同館で開催されていたのは「フォーラム青葉の笛」。
こちらでの手伝いと演奏での参加も声をかけてもらっていたのだが、今日は人手の要るハナモモの方となった。
ちなみに公民館行事の荒島岳(あらしまだけ)登山も今日で、これも行きたかったのだが。
体がもう二つ欲しいぞ。
それでもフォーラムの片づけには参加でき、「喫茶パパママ」さんでのお疲れさま会にも呼んでいただいた。
ちょっと手伝っただけなのに申し訳ないのだが。
そしておみやげも大量に持たせていただいた。本当にもう、ありがたいことです。
ところでこの篠笛という伝統もまた、受け継いでいく人の不足などの課題がある。
和泉には、守っていくに値する魅力が山ほど存在するのだ。
内にも外にも、それをまず知ってもらわなあかんな。
2015年度「緑のふるさと協力隊」⇒定住し、何でも屋⇒和泉を離れ、職業猟師などとして修業中⇒和泉に戻れる日は近いのか。To be continued... ※当時の想い・価値観・表現・事実等をそのまま残しているため、不適切と思われる部分も存在するかもしれない。ご了承いただきたい。
2015年10月17日土曜日
2015年10月16日金曜日
【10月15/16日(木/金)】 一ヵ月半後に!ブロック交流会で! [活動190/191日目]
10月15日(木)
昨日の出向宣伝の様子が、福井新聞に載っていた。
さて今日あすは、緑のふるさと協力隊のブロック交流会。
同期が活動している、長野県は泰阜村(やすおかむら)へ向かう。
田舎から田舎へ行くのは大変で、担当者さんが長丁場の運転をしてくれる。
現地では通行止めもありナビにも騙されえらい迂回をしすごい山道を走り、
やっと到着。
どこに行っても坂道とカーブ。ここで暮らしたら、足腰が鍛えられそうである。
「おより亭」という食堂でお昼をとることにする。
ここのお母さんがつくっている黒にんにくをもらった。
まったく臭みがなく、プルーンのような甘みがある。
焼き鳥定食をごちそうになる。肉が柔らかく塩加減がちょうど良く、うまかった。
村役場へ。
泰阜村の人口は約1,700人。和泉地区の3倍以上だから、けっこう多いなという印象である。
隣接する公民館へ入り、
開会式からスタート。
全国を3ブロックに分けて行われる当研修。僕はチーム甲信東海・北陸近畿に属する。
9月の中間研修から一ヵ月半ぶりに、僕を含めた同期7人が再会。各担当者さんも参加する。
写真のイラストは同期の隊員によるもの。似顔の天才である。
泰阜村の紹介や村長の講話などいただき、泰阜小学校へ移動。
小学生は80人ほどらしい。和泉小学校が17人だから、けっこう多いなという印象である。
おもしろいことに、学校内に美術館が存在する。
絵画や彫刻など、450点余りが収蔵されているそうだ。
僕のお気に入りは、こちらの作品。
ふつう向日葵の絵といったら太陽に向かって咲く元気な姿が描かれるが、これは枯れかけ。
哀愁感がすごい。
さて、次に旧小学校へ。
校舎を利用し「けもかわproject」という、けものの命に感謝しながら皮を有効活用する事業が行われている。
こちらでは小物づくりを体験。
シカの革を編み、各々のブレスレットをつくらせていただいた。
だいぶ雑になってしまったけど、いい感じ。段々と色つやが出てくるそうだ。
その後、宿泊先へ移動。
夜はメインイベントである交流会、待ってました。
五平餅など泰阜村の郷土料理や、各活動先から持ち寄った特産品をいただく。うまかったなあ。
10月16日(金)
二日目の朝。
昨夜しこたま日本酒を飲んだので、軽く二日酔いである。
近所を少し散歩。
霧がかっており、和泉と同じくらいにひんやりする。
管理する人がいないのであろう社。
午前中は「ふるさとフォーラム」が行われる。
『地域を担う若者が育つムラとは』というテーマで話し合い、出たアイデアなどを模造紙に書く。
こういうカタいの、ものすごく苦手だし、嫌い。
コーヒーでも酒でも飲みながら、宴のなかでやりたいものだ。
そもそも、せっかくみんな集まってきてるんやし、こんな格式ばったことやってても意味が無い。
泰阜村の色んなところを見て周って、何かお手伝いでもして、地域の人たちと交流して、
って方がよほど有意義だし楽しいし、その中で地域の課題や解決のヒントなんかの話も出てくるだろう。
そのあたりは隊員たちも担当者さん方も同じ考えだったので、
昨夜の宴席で緑化センターの方に言っておいたが。
さて、お昼はみんなで「おより亭」へ。僕と担当者さんは二日連続だ。
キクイモ餃子定食をいただく。菊のような花が咲き芋ができるという、その名の通りの野菜がつかわれている。
キクイモのぜいたく漬なども付き、これまたうまい。
明るいお母さん二人との交流も楽しい。泰阜に来たら、おより亭に おいなんね。
そのすぐ上の丘には、ドリームボブスレーという楽しそうなものが。
僕が生まれたあたりの年の、いわゆる「ふるさと創生一億円事業」でつくられたという。
これはやるしかない。一人ずつ挑戦。
けっこうスピードが出て、楽しい。
ブレーキをかけないと飛び出してしまうカーブもあるとか無いとか。
ここの標高は800mほど。高低差の大きい泰阜村は、坂も多い。
いちばん高いところにある集落は標高900m以上にもなるという。
あ、食事中でしたか。
アサギマダラを呼ぼうと、このあたりを保全しているようだ。
新旧緑のふるさと協力隊の三大美女、千鶴の丘にて。
ちなみに同期は女性14名・男性12名だが、このブロックだけ野郎率が高い。なんでや。
さて、名残惜しいが解散のとき。1泊2日なんて一瞬である。
役場に寄り、おみやげに買ってもうた。
帰りがけに、お隣の飯田市に存する天竜峡駅にも寄ってみる。
天竜川では、ライン下りも楽しめるようだ。名前がカッコいい。天龍。
個性豊かな同期たち、担当者さん方、協力隊OBOGなどと絡めて、楽しい交流会だった。
もう一日あったら良かったんやけどなー。ぜんぜん話し足りんで。
また各々、無理せん程度に、でも頑張っていきましょう。
次は五ヶ月後に!総括研修で!
そして夜、福井テレビでは「い~ざぁええDay」のルーさん福井訪問の前編が。
来週はピンク坊主も出るようです、たぶん3分くらい。どんな感じになってるか、不安やな…
昨日の出向宣伝の様子が、福井新聞に載っていた。
さて今日あすは、緑のふるさと協力隊のブロック交流会。
同期が活動している、長野県は泰阜村(やすおかむら)へ向かう。
田舎から田舎へ行くのは大変で、担当者さんが長丁場の運転をしてくれる。
現地では通行止めもありナビにも騙されえらい迂回をしすごい山道を走り、
やっと到着。
どこに行っても坂道とカーブ。ここで暮らしたら、足腰が鍛えられそうである。
「おより亭」という食堂でお昼をとることにする。
ここのお母さんがつくっている黒にんにくをもらった。
まったく臭みがなく、プルーンのような甘みがある。
焼き鳥定食をごちそうになる。肉が柔らかく塩加減がちょうど良く、うまかった。
村役場へ。
泰阜村の人口は約1,700人。和泉地区の3倍以上だから、けっこう多いなという印象である。
隣接する公民館へ入り、
開会式からスタート。
全国を3ブロックに分けて行われる当研修。僕はチーム甲信東海・北陸近畿に属する。
9月の中間研修から一ヵ月半ぶりに、僕を含めた同期7人が再会。各担当者さんも参加する。
写真のイラストは同期の隊員によるもの。似顔の天才である。
泰阜村の紹介や村長の講話などいただき、泰阜小学校へ移動。
小学生は80人ほどらしい。和泉小学校が17人だから、けっこう多いなという印象である。
おもしろいことに、学校内に美術館が存在する。
絵画や彫刻など、450点余りが収蔵されているそうだ。
僕のお気に入りは、こちらの作品。
ふつう向日葵の絵といったら太陽に向かって咲く元気な姿が描かれるが、これは枯れかけ。
哀愁感がすごい。
さて、次に旧小学校へ。
校舎を利用し「けもかわproject」という、けものの命に感謝しながら皮を有効活用する事業が行われている。
こちらでは小物づくりを体験。
シカの革を編み、各々のブレスレットをつくらせていただいた。
だいぶ雑になってしまったけど、いい感じ。段々と色つやが出てくるそうだ。
その後、宿泊先へ移動。
夜はメインイベントである交流会、待ってました。
五平餅など泰阜村の郷土料理や、各活動先から持ち寄った特産品をいただく。うまかったなあ。
10月16日(金)
二日目の朝。
昨夜しこたま日本酒を飲んだので、軽く二日酔いである。
近所を少し散歩。
霧がかっており、和泉と同じくらいにひんやりする。
管理する人がいないのであろう社。
午前中は「ふるさとフォーラム」が行われる。
『地域を担う若者が育つムラとは』というテーマで話し合い、出たアイデアなどを模造紙に書く。
こういうカタいの、ものすごく苦手だし、嫌い。
コーヒーでも酒でも飲みながら、宴のなかでやりたいものだ。
そもそも、せっかくみんな集まってきてるんやし、こんな格式ばったことやってても意味が無い。
泰阜村の色んなところを見て周って、何かお手伝いでもして、地域の人たちと交流して、
って方がよほど有意義だし楽しいし、その中で地域の課題や解決のヒントなんかの話も出てくるだろう。
そのあたりは隊員たちも担当者さん方も同じ考えだったので、
昨夜の宴席で緑化センターの方に言っておいたが。
さて、お昼はみんなで「おより亭」へ。僕と担当者さんは二日連続だ。
キクイモ餃子定食をいただく。菊のような花が咲き芋ができるという、その名の通りの野菜がつかわれている。
キクイモのぜいたく漬なども付き、これまたうまい。
明るいお母さん二人との交流も楽しい。泰阜に来たら、おより亭に おいなんね。
そのすぐ上の丘には、ドリームボブスレーという楽しそうなものが。
僕が生まれたあたりの年の、いわゆる「ふるさと創生一億円事業」でつくられたという。
これはやるしかない。一人ずつ挑戦。
けっこうスピードが出て、楽しい。
ブレーキをかけないと飛び出してしまうカーブもあるとか無いとか。
ここの標高は800mほど。高低差の大きい泰阜村は、坂も多い。
いちばん高いところにある集落は標高900m以上にもなるという。
あ、食事中でしたか。
アサギマダラを呼ぼうと、このあたりを保全しているようだ。
新旧緑のふるさと協力隊の三大美女、千鶴の丘にて。
ちなみに同期は女性14名・男性12名だが、このブロックだけ野郎率が高い。なんでや。
さて、名残惜しいが解散のとき。1泊2日なんて一瞬である。
役場に寄り、おみやげに買ってもうた。
帰りがけに、お隣の飯田市に存する天竜峡駅にも寄ってみる。
天竜川では、ライン下りも楽しめるようだ。名前がカッコいい。天龍。
個性豊かな同期たち、担当者さん方、協力隊OBOGなどと絡めて、楽しい交流会だった。
もう一日あったら良かったんやけどなー。ぜんぜん話し足りんで。
また各々、無理せん程度に、でも頑張っていきましょう。
次は五ヶ月後に!総括研修で!
そして夜、福井テレビでは「い~ざぁええDay」のルーさん福井訪問の前編が。
来週はピンク坊主も出るようです、たぶん3分くらい。どんな感じになってるか、不安やな…
2015年10月14日水曜日
【10月14日(水)】 例えば僕は武将で [活動189日目]
10月24日(土)・25日(日)に開催される「紅葉(こうよう)まつり」の、県内出向宣伝の日。
午前中は、
福井県 観光振興課 ⇒福井市 おもてなし観光推進室 ⇒JR西日本 福井地域鉄道部
⇒福井県観光連盟 ⇒福井エフエム放送、と巡る。
和泉支所の方・まつり実行委員長・大野市観光協会長が主に話をするので、
緑のふるさと協力隊である僕はパネルを持ち、折りに触れて茶々を入れるくらいだ。
しかし半被を羽織っているとはいえ、スーツ姿なのがツラい。
似合わんし動きづらいし暑苦しいし畏まり過ぎ感があるし個性が出せないし、大嫌いなのである。
さて、お昼をいただいたら午後の部。
まずNHK福井放送局を訪ね、
次に福井放送。
待たせたな。ここで儂、越前大野城主・金森長近(かなもりながちか)の出番である。
信長さまの親衛隊である「赤母衣衆(あかほろしゅう)」として戦を転戦し、
その功績が認められ越前大野の地を譲り受けたのだ。覚えておけ。
まあこのキャラ設定だと解説しづらいのでやめますけどね。
こちらではラジオの生放送に出演。
支所の方と「越前おおの ふるさと大使」のお嬢さんがメインだが、
パーソナリティの女性は思っていた以上に、長近にも話を振ってくる。
だがそこは儂。全て、うまいこと切り返してやったわ。
そのまま福井新聞。シュールな絵だ。
フル装備で10kgちょっと。
ちと暑いものの、うめピーのときに比べると、だいぶんラクである。
最後の福井テレビは、再びスーツで。
ゆるキャラでも武将でも、やはり何かしら「正装」じゃない方がええな。
さて今回の金森長近、非常に楽しかった。かなり注目を浴びるし、演じているうちに段々とノッてくる。
武将の言葉づかいなどはまだ慣れないが、もう二回くらいやったら勝手が分かりそうだ。
着るのに20分くらい要するので、もうしないかなと支所の方は言ってたけど(笑
一日かけて9ヶ所を訪れ、皆さんなかなかお疲れだった様子。
宣伝に赴いた者、訪れた先の者、みな大儀であったな。
午前中は、
福井県 観光振興課 ⇒福井市 おもてなし観光推進室 ⇒JR西日本 福井地域鉄道部
⇒福井県観光連盟 ⇒福井エフエム放送、と巡る。
和泉支所の方・まつり実行委員長・大野市観光協会長が主に話をするので、
緑のふるさと協力隊である僕はパネルを持ち、折りに触れて茶々を入れるくらいだ。
しかし半被を羽織っているとはいえ、スーツ姿なのがツラい。
似合わんし動きづらいし暑苦しいし畏まり過ぎ感があるし個性が出せないし、大嫌いなのである。
さて、お昼をいただいたら午後の部。
まずNHK福井放送局を訪ね、
次に福井放送。
待たせたな。ここで儂、越前大野城主・金森長近(かなもりながちか)の出番である。
信長さまの親衛隊である「赤母衣衆(あかほろしゅう)」として戦を転戦し、
その功績が認められ越前大野の地を譲り受けたのだ。覚えておけ。
まあこのキャラ設定だと解説しづらいのでやめますけどね。
こちらではラジオの生放送に出演。
支所の方と「越前おおの ふるさと大使」のお嬢さんがメインだが、
パーソナリティの女性は思っていた以上に、長近にも話を振ってくる。
だがそこは儂。全て、うまいこと切り返してやったわ。
そのまま福井新聞。シュールな絵だ。
フル装備で10kgちょっと。
ちと暑いものの、うめピーのときに比べると、だいぶんラクである。
最後の福井テレビは、再びスーツで。
ゆるキャラでも武将でも、やはり何かしら「正装」じゃない方がええな。
さて今回の金森長近、非常に楽しかった。かなり注目を浴びるし、演じているうちに段々とノッてくる。
武将の言葉づかいなどはまだ慣れないが、もう二回くらいやったら勝手が分かりそうだ。
着るのに20分くらい要するので、もうしないかなと支所の方は言ってたけど(笑
一日かけて9ヶ所を訪れ、皆さんなかなかお疲れだった様子。
宣伝に赴いた者、訪れた先の者、みな大儀であったな。
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