2017年10月14日土曜日

【和泉方言辞典】 No.003 -すかーんと-

すかーんと [副詞]

【意味】
すっかりと。綺麗さっぱりと。ひとつ残らず。

【解説】
複数存在していたものが、綺麗になくなった様子を表す。
すかんと、とはあまり言わない。すかーんと、と音を伸ばすことで、すかーんとしているのだなと伝わる。

【例文】
「あんなにたくさんあったのに、すかーんと無くなってもうた」
「あそこの林、木が全部切り倒されて、すかーんとなっとったわ」



【和泉方言辞典】 Introduction/索引

2017年10月12日木曜日

【10月11-12日(水-木)】 今から動き回りますので 離れていてください [住民566-567日目]

10月11日(水)

紅葉率は20%くらいか。


米の乾燥所へ。もち米の刈り取りが一ヶ所で行われ、これをもって、和泉地区における今年の米の収穫は終わりとなる。


乾燥機6台のうち、2台が稼働。今シーズンの役目を終えた4台は、こないだと同じように残米を取り出す。


米が運搬されてくるまでの間、どうしても発生する空き時間。勝手に掃除などして仕事をつくる。
何かしてないと落ち着かないし、ボケーっとしてたら自分の存在意義を失ってしまうしな。良いこと言った。そうでもねえな。


ここ数日間、地味に暑い。じんわりと汗をかく。


未の刻くらいに終了したので、より処へ。お昼ごはんを用意していただき、ありがたく御馳走になる。
醤油ベースで優しい味のおつゆ・里芋と肉の炒め物・カレースパイスが用いられた、良い意味で期待を裏切られる和え物。
などなど今日も種類豊富で、おいしくて、お腹いっぱい。


相変わらず、たくさん持たせてもらう。助かる。


ある方から電話で呼ばれ、差し入れをいただく。こうして気にかけてもらえるのは、嬉しいことだね。


夜は、穴馬(あなま)民踊保存会の会合。


この時期は、10月末に紅葉(こうよう)まつり・11月頭に大野市文化祭と、出演の機会が連続するのだ。
加えて今年は特別イベントも控えているので、それらについての打ち合わせ。


まつりの日はピンポイントで東京に行って来ねばならないので、残念ながら参加できないのだが。他はOKな予定。


10月12日(木)

今日はこれ、盗賊。


ではなく、草刈り隊だ。
紅葉まつりの会場となる、九頭竜国民休養地。の近くを流れる九頭竜川。の土手。
ここを臨時駐車場とするため、草をやっつけておかねばならない。


守備範囲は、全体。僕を含めた8人で刈り進めていく。


丈が低くて柔っこい草から、人の背より高くて硬めのものまで。


上の、本駐車場の方も。


ただ黙々と、虫たちの住処を奪う冷徹な草刈りロボットと化すのだった。
でも弾いた小石などが顔や体に当たったときは、痛っ、と人間に戻るのだった。


とても一日では終わらないので、少し刈り残す。また明日だ。

朝から夕方まで刈払機を操ると、手が痺れたり、肩やら何処やら痛くなったりする。
慣れていないから、変な力が入っているとか、変な体勢になっているとかあるのだろう。


夜は消防団。いよいよ操法大会を日曜日に控え、今夜が最後の練習となる。
実際に水を上げ、通しで二回。出場者全員、流れはバッチリだ。
あとはスピードと細かい部分だが、当日の会場は勝手も違うし、どうなるか分からん。とりあえず、練習通りやるのみ。


【和泉方言辞典】 No.002 -こけ-

こけ [名詞]

【意味】
キノコ。特に、まいたけ。

【解説】
キノコ類の総称として用いられる。文語なら「キノコ」になるが、口語なら圧倒的に「こけ」と呼ぶ。
この地域に限らず、周辺の県でも使われるようではある。

【例文】
「このあいだ山に、こけ採りに行って来たんや」 (キノコ全般あるいは天然まいたけを指す)
「こけの工場、まだ手伝いに行っとるんか」 (九頭竜まいたけを指す)



【和泉方言辞典】 Introduction/索引

2017年10月11日水曜日

【10月10日(火)】 まだ走れるんだ 息絶えるまで駆けてみよう [住民565日目]

下大納(しもおおの)地区の田んぼで、もち米の刈り取りを手伝う。このあいだの続きで、残りの4枚を済ませるのだ。


ところが、ぐちゃぐちゃに ぬかるんでいる。なかなか捗らない。
手刈りせねばならないところもあり、何度も足が抜けなくなりそうになった。


ちゃんと地面の硬い田んぼは、スムーズに刈られていくのだが。


遂に、コンバインがハマってしまうこともあった。これは酷い、と皆さん口々に。
イノシシが荒らしたことで排水口が詰まるなどしたため、水はけが相当に悪くなってしまったようである。


2台の機械が上手いことオペレートされ、昼を過ぎたころ無事に終了となる。

半日休みとなったので、福井市の方に用事を済ませに行こうかな。
と思ったものの、昼寝する未来を選択することにした。


夜は、体力年齢をチェックしようのコーナー。もとい、催し。
体育館に来てみると、まずは血圧測定。そして何やら、ちゃんとした感じの用紙を渡される。


昨年も行われていたので参加したかったんだけど、確か操法の練習があったんだったか。今年はカブらなかった。

実施するのは、6つの種目。
①上体おこし。30秒でどれだけ腹筋できるか。32回。
②反復横とび。20秒でどれだけ横ステップできるか。50回ちょっとくらい。


③立ち幅跳び。どれだけ跳躍できるか。220cmくらい。


④握力。どれだけ強く握れるか。左右いずれも50kgちょっとくらい。
⑤長座体前屈。どれだけ体を曲げられるか。50cmくらい。


⑥20mシャトルラン。どれだけ走り続けられるか。

これは人生初挑戦。ドレミファソラシドの音が鳴る間に向こうへ行き、ドシラソファミレドで帰って来る。
はじめ緩やかなのだが、途中とちゅうでレベルアップし、段々と速くなってくるのだ。鬼畜なルールである。
最後の方は一気に疲れが来て、ギブアップ。ちょうど80本だった。掛けることの20mで、1.6kmぶん。そんな走ったの、いつぶりだろう。

体力テストながら、久しぶりの良い運動となった。記録には、やや不満が残るな。
結果が出るのは後日。実年齢相応であることを祈る。


2017年10月9日月曜日

【10月9日(月)】 ありのままで生きていけたらいいよね [住民564日目]

和泉地区内の各集落で、祭が催される日。僕の居住する朝日地区および周辺の地区は、ここ熊野神社が鎮守となる。
朝一番で氏子若衆が集い、準備を進めていく。


杭を地面に打ち付け、


飾りものを括りつけたり。これは穴馬(あなま)和紙を用いた、素敵なぼんぼり。


拝殿の屋根裏から、神輿などを下ろしてきたり。


和泉っ子たちも集まって来て、みんなで法被を纏い、集合写真を撮ったり。
ここで僕は抜けさせてもらい、


最終日となった九頭竜マルシェへ。昨年は祭に参加したが、今年は仕事というわけだ。
相変わらず、屋外の野菜コーナーを担当する。


この時期に出ているものを紹介しておこう。なた豆、


大根類、


赤かぶ白かぶ、


上庄(かみしょう)さといも、


原木栽培のまいたけ、


水菜、


大小のかぼちゃ、


葉とうがらし、とうがらし、


花束みたいな とうがらし、


ハーブ、


つるむらさき、


甘柿に渋柿、などなど。


本日も非常に良い天気で、非常に暑い。汗をかく。本当に10月なのか。


昨日あたりから、カメムシちゃんが姿を現し始めた。そこらじゅうを闊歩している。勘弁してくれ。


レジをしていると、太鼓や笛やワッショイの声が聞こえてきた。子どもたちを中心に、神輿巡業をしてくれているのだ。
参加できず申し訳ないが、手を振って応援する。


姐さんが撮ってくれた写真。法被を羽織り、お祭りモードにはなっているのだ。
ちなみに三日間の相棒となった兄さんとは、坊主仲間である。


夕方には、取り残された野菜たち。今日も、ほぼ完売御礼だった。


マルシェ終了後には、テントの撤収作業。


倉庫に仕舞い、内外の片付けをして、マルシェ終了。
さて祭の打ち上げに顔を出そう、


と思ったが、ちょうど終わってしまったらしい。昨年は遅くまでやっていた記憶があるが、今年は早かったようだ。
まあ仕方ない。来年の祭りまで、グッバイ法被ネス。

ちらし寿司・紅白もち・お菓子を、子どもたちが差し入れてくれた。ありがたい、おいしくいただくとしよう。