2016年4月16日土曜日

【4月16日(土)】 僕らは働くよ 夢みて [住民23日目]

今やらせてもらっている、和泉地区特産物活性化協議会の事務局員。
軸となる仕事を与えていただけたのは、たいへんありがたいことである。

しかしながら月に15日間勤務の臨時職なので、おいでになる福澤先生は9人ほど。
格安の家賃で住まわせてもらい、お金をそう使わない田舎で暮らしているとはいえ、さすがにこれだけでは苦しい。
蓄えも欲しいし。そこで必要になるのが、


副職である。

二週間前にもお手伝いに来た、足羽(あすわ)川での繰舟(くりふね)体験。
ボランティアかと思ったら日当があたるというので、都合の付く日は来させてもらうことに。


前回は桜の見ごろで祭もやっていたので、人が途切れることなく大変だった。
でも今日は割合ゆったりと、落ち着いて航行。

陽射しは暑く体力も使う仕事なので、けっこう疲れる。が、体を動かして汗をかくのは気持ちが良いものだ。
「仕事してる感」も大きいよね。


2016年4月15日金曜日

【4月15日(金)】 いつも月夜に米の飯 [住民22日目]

僕は、事務作業をしたり加工所へ行ったり、自分の仕事。


新隊員は、老人クラブ総会があるため朝から福祉センターへ。
女性の会の皆さんがお昼ごはんをつくるのを、お手伝いしていたようだ。

食事の前に役場の担当者さんから紹介があり、あいさつ。皆さんから盛大な拍手が。
一年前の自分の姿と重なる。懐かしいね。


なぜ僕もこの場にいるかというと、おいしそうな匂いにつられてやって来たのである。
お母さん方の料理は相変わらず豪華で、種類も豊富で、うまい。満腹になりました、ごちそうさまです。


 
しっかりとお手伝いをする新隊員。


午後、加工所で使用する消耗品類を買い込みに、街のホームセンターへ。


ついでに大野警察署へ出頭。ではなく、猟銃等講習会の申込書をもらう。


ついでに大野市役所へ顔を出すと、姐さんにデザートをいただいてしまった。
もちもちで、うまい。ごちそうさまです。


家に帰ると、玄関に差し入れが。どなたか分からないが、ありがたいことです。


フライパンが無い、と前に言ったら、お母さんがくれた。本当にありがたいことです。


一瞬だけ家を空けて帰って来ると、別の差し入れが。重ねがさね、ありがたいことです。


夜、ソフトバレーに顔を出す。半年以上ぶりだろうか。
始めの頃はちょくちょく参加させてもらったけど、活動が忙しくなるにつれて足が遠のいてしまっていた。
住民となったことだし、今後もまた来させていただこう。良い汗をかいた。


【4月13/14日(水/木)】 この手で 作り出せる世界がある [住民20/21日目]

4月13日(水)

僕の後任となる「第23期 緑のふるさと協力隊」が、遂に和泉地区へ着任。

山梨県は上野原市での事前研修を終え、早朝に起き、無事に到着したようである。
昨年は、二日酔いのうえ寝坊し慌てて荷物をまとめ飛び出た挙句、ケータイを宿に忘れ、新幹線の乗り継ぎに失敗し、
担当者さんに福井駅まで迎えに来ていただいた、ふざけた輩がいましたね。
はい、僕ですね。猛省しております。


「喫茶ウィンディ」にて、かつとじ定食で夕飯。相変わらずうまい。
僕が着任した最初の夜も、担当者さんに連れて来ていただいたのだ。

今まで数え切れないくらい、皆さんにごちそうしてもらってきた。今度は、僕が奢る番である。


4月14日(木)


午前は一緒に、九頭竜ダム方面と郷土資料館へ行ってみる。資料館では、いつものようにコーヒーを淹れていただきお喋り。
道で見かけた方たちには、新しい協力隊が来てくれましたよ、と紹介。

ただ後になって思ったけど、これも既に余計なお世話だったかもしれない。
隊員が想うように、一人で好きに、自由に動けば良いのだ。
あまり干渉し過ぎず、聞かれたときだけサポートするくらいにしておこう。


午後は加工施設へ。
今後 地区の人たちが採ってきた山菜を集荷するにあたり、その処理方法を確認する。


集荷日に作業していただく、協議会のワーキングチームメンバー数人が集った。
きょう試験的に扱うのは、こごみ。洗浄し、太さや長さを見てA等級とB等級に選別し、


塩蔵する。
直に、水煮にしたり、道の駅で生鮮品として出荷したりすることになるだろう。


夜、新隊員・新担当者さん・和泉支所長と一緒に「喫茶INOUE」へ。
僕は味噌、他の方はソースと和風の各カツ丼をいただく。あとコクのあるイタリアンスパゲティも。相変わらずうまい。
もう協力隊では無いのだが、またごちそうになってしまった。ありがたいことです。


僕の時代は終了し、物語は新たな章に突入した。
新隊員には、ぜひ個性を活かしてがんばって、でも頑張りすぎずぼちぼちと、和泉に色々な刺激を与えていっていただきたい。


2016年4月13日水曜日

【4月12日(火)】 I'll be back [住民19日目]

公民館の輪転機を借り、二百数十部をコピー。


そして一枚いちまい、ラミネートをかけていく。

つくっているのは「和泉山菜手帳」。
この春、地区の方が採った山菜を特産物活性化協議会で集荷する。
それにあたり、何をいくらで買い取りますよ、などの情報が記された同手帳を、地区内の全戸に配布するのである。

ラミネーターのしごとは非常にスロウリー。二台つかい、公民館の姐さんにも手伝っていただき、半日ほどかけて仕上げる。


まいたけ生産加工販売の「㈱昇竜」は、4月から新工場が稼働。
今までつかっていた加工施設が空くので、協議会で使用させていただくことになった。


清掃をし、いつでも山菜の受け入れと後処理ができるようにする。


夕方、あるご夫婦に呼ばれて行くと、お父さんが養殖しているヤマメの燻製やお漬物などをいただいた。
さっそく夕飯に食したが、当然ながら美味。薫り高く、口内に旨みが広がるのであった。
ごちそうさまでした。


2016年4月12日火曜日

【4月11日(月)】 この世はでっかい宝島 [住民18日目]

※新居にインターネットが引かれるまで、ブログ更新に若干のタイムラグが発生します。


公民館と児童館の共催行事「野山を探検しよう」。
いちおう「講師」として呼んでいただいたので、小学生たちと一緒にグラウンドまで歩く。

昨年は協力隊に着任して間もない頃の参加で、子どもたちとの初絡みであった。
天候が悪かったので、屋内での遊びをしたんだったな。


こんど児童館で よもぎ餅をつくるそうで、ヨモギを採集。つくしやお花を摘んだり、草笛を吹いたりもしながら。


おやつタイムでエネルギーを蓄える。
風が強く肌寒いが、和泉っ子たちの元気さの前には、それすら吹き飛んでいく。


来た道を戻る。
郵便局前の濠には鯉が泳いでおり、立ち止まってしばし眺めていた。
案の定というべきか、ひとり水筒を落としてしまい、局員さんに拾い上げてもらうことに。


保育園庭で遊んでいた園児に声をかける。

のんびりと、歩いたり・走ったり・はしゃいだりしながら散策をし、約二時間。
昔の外遊びでもしようかと計画していたのだが、それをするまでも無く、子どもらは自然と楽しみを見つけるのであった。


小学生えいご教室は、本日よりシーズン2が開始。
「♪Head, Shoulders, Knees and Toes」の歌に合わせて身体を動かし、ボディパーツの単語を学習。

「Simon Says」というゲームを応用し「Tacchan Says」にして遊んでみる。
(『Simon Says, touch your ~』の指示で、その部位に触る。
ただし『Touch your ~』だけのときは触ってはいけない。簡単そうに思えるが、意外と引っかかってしまう)


用意したのは、こちらの13単語(腕と肘は同一カード)。
子どもらは既にほぼ完ぺきに記憶しているが、来週・再来週もこれらを使う予定だ。
覚えた単語を活用して、うまくセンテンスを学べるように工夫していきたいね。