今月から始めた、株式会社昇竜でのバイト。今日は午前中のみ入らせてもらう。
始業後しばらくすると、工場内にはグリーグの「朝」が流れる。
小学生の頃、毎朝の校内放送で聞いていたな、懐かしい。一日の始まりを感じさせる、クラシックの名曲である。
音楽に関する造詣は一ミリも無いけど。
さいしょ二時間ほどは、まいたけ収穫の補助。
採られたあとの土台を、トレーごと運び、ラックに積んでいく。程よい運動だ。
まいたけの積まれた庫内は、湿度が高く保たれている。床には水が溜まってしまうので、かき出す。
そしてラックを水拭き。汚れがこびり付いてしまっているところは、丁寧に落としていく。
そんなこんなしているうちに、もう昼前。最後は少し、芽の出てきたものを判別させてもらう。
良さげかなと思っても、灰色っぽいとまだ早いようだ。目利きできるようになるには、経験が必要である。
フォークリフトをスムーズにオペレートしたり、まいたけをテキパキと仕分けていく様はカッコいい。
僕も早く、ひと通りの仕事を覚えたいものだ。バイトにどこまで教えるのか、というのも判断が難しいだろうけれど。
午後は、より処。今日は子どもたちがたくさん訪れてくれた。
一緒に人生ゲームをしたり、しりとりカードゲームをしたり、
未就学の子らとは、ルールの簡易な動物ゲームをしたり。
あとは各々、マンガを読んだりお絵描きしたりトランプしたり、ゆったりとした時間を過ごしてくれたようである。
あるお母さんからは、良い柿をいただく。二日酔いに効くというからな、飲み過ぎたときに重宝する。
女の子から、コアラのマーチをいただいてしまった。貴重品だろうに、嬉しいことである。ありがとう。
帰宅後、ご近所のお母さんが差し入れを持って来てくださる。
いつもこんなんでゴメンね、と仰るが、非常にありがたいことだ。ちょうど良い味付けで、最高にうまい。
さて、福井県大野市は、かつて星空日本一に認定されたことがある。それくらい、夜空が素敵なのだ。
和泉地区からでも見えるが、山に囲まれているため、ちょっと空が狭い。
なので、開けたところへ来てみた。星は写真に写らないものの、見上げるとたくさんの輝きを放っていた。
夜景も美しい。都会のように煌々とはしていないけど、この慎ましやかな、儚い感じが良いね。
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