一晩で積もった量は、僕が和泉に来てから一番多い気がするな。
水曜は、車を使わないけど。より処の営業日だ。
雪は降り続いており、軽く吹雪いている。
「○○が凍ってたもんで、お湯を運んでは融かしてたわ」
「車を出すだけで一苦労やって」
「豪雪だった年に比べれば、楽なもんやな」
などと笑いながら話す、ボランティアスタッフのお母さんがた。雪国に暮らす人たちの逞しさよ。
手芸の先生が作ってくれたというワンちゃん。かわいい。風呂敷がポイントだね。
極寒の台所に、ようやくファンヒーターを導入した。気温1度になってる。
半屋外みたいなもんなので、ちゃんとは暖まらないのだが。だいぶマシにはなった。
より処オープン時に譲ってもらった、三人がけの中古ソファ。
真ん中がちょっと窪んでいたので、スタッフのお母さんが、手づくりのクッションを置いてくれた。
着物の上から着るレインコート、というのを利用したらしい。これは良い。
コーヒーを淹れるのは、いちおうマスターである僕の仕事。
おいしくなーれーおいしくなーれー、ありがとうーありがとうー、
と囁きかけながら点てるのが、最近の流儀。本当においしくなるんだぜ。
今週のワンコインランチは、牛丼がメイン。
旨みがしっかり出ていたり、シャキシャキだったり、ピリ辛だったり、香ばしかったり、
味が滲みこんでいたり、優しい味だったり。今日も超おいしい。そしてカラフル。
雪だし皆さん来ないかな、と思いきや昼どきは賑わい、15食ほど出ていた。
いちど食べたら、胃袋を掴んで離さない。より処ワンコインランチ、好評提供中。
試作的に商品化したという、ジョロキア七味をいただいた。
福井県産の素材が、ふんだんに使われている。ペロッと舐めたら、かなり辛い。というか痛い。
辛党には堪らないのだろう。道の駅九頭竜で販売するそうだから、好きな方は是非。
預かったビデオテープを、和泉自治会のモニター&機械でダビング。
上大納(かみおおの)地区で毎年2月14日に行われる「左義長(さぎちょう・さぎっちょ)」。
平成8年というから、22年前の映像だ。
どんど焼きのようなものだけど、山から木を切り出してきたり、みんなで太い縄を結ったり、
数メートルにもなる樹の塔を地道に組み立てていったりと、相当な手間がかけられる伝統行事。
協力隊のとき手伝わせてもらったが、通算三日間を要する。
そして今年からは、ボランティアや見学を募集するらしい。
高齢化や担い手不足という現状もあるからな。興味のある方は、ぜひ。
昼下がりには、スタッフの仕事も一段落。
いただいた手づくりケーキやクッキーをお共に、のんびり歓談タイムだ。
家路を辿るも、降り止む気配の無い雪。
お、また埋もれてるな。相手をするしかない。
今まではスコップで最低限だけ雪かきしていたのだが、さすがにスノッパを召喚。
流雪溝という、雪国ならではの水路にドボンしていく。ダムからの水が流れているのだ。
ちなみにスノッパで雪を運ぶときは、押すよりも引いていった方が、身体への負担が少ない。
ドボンするとき方向転換する手間はあるけど、手や腰や脚へ徐々に蓄積するダメージを、
かなり軽減できる。と思っている。
(※佐宗の個人的な意見。模倣して生じた如何なる事象についても、責任を負わない)
玄関はほぼ道路に面しているから、ちょこっと空ければOK。
家によっては、道に出るための道をつくるのが、大変なのだ。この点は助かる。
室温なんか、マイナスに届こうとしている。断熱材とか入ってないボロ家だからね。
灯油ストーブを点けて、しばらく時間をかけて、ようやく20度くらいまで暖まる。
いや雨風を凌げるだけでも、充分ありがたい。
カナダの標高1,300mの雪が積もる中で野営するのに比べたらな。
まあそんなん言ってるうち、すぐに冬なんか終わってしまうさ。
雪も、うんざりを通り越して、ちょっと楽しくなってきたところ。
もう少しのあいだ、この季節と仲良くしてやろうぜ。
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