「器用だよね」「センスあるね」
「太らない体質の人って良いよね」
「子どもに好かれる人っているよね」
先天的に何でも上手くこなせる人間なんてのは存在しない。
先述のものでいえば、
どうすれば効率よくできるのか考えていたり、夜なべなどして時間をかけることでカバーしたりしている
日常に運動を取り入れたり、軽めでもトレーニングしたりしている
受けの良い話し方や表情、興味を持ちそうなものなどを模索している
といった具合に、見えない部分のそれがある。
付け焼き刃でなく、例えば十数年とか失敗を繰り返しながら学んでいくものもある。
あるヘタレ男の場合、「どうしたら人に嫌われないか」「どうしたら『いい人』になれるのか」というのを、
識閾下でやってきていた。コンプレックスからなのだが。
かつての姿に比べたら、だいぶマシな人間になってきたとは思う。
劣等感から「こうあらねば」という振舞いをしてきたものが、いつの間にか自然体になっていた。
が、まだまだだ。
驕る平家は久しからず。
歩みを止めたら、そこまでである。
そんなことを、自分への戒めも込めて記録しておく。
本日の福井新聞、一面とスポーツ面。
「恵まれた体格だもんね」のひと言で片付けてしまうのは、あまりに浅はかだろう。
彼もまた、頑張りがあったからこそ結果を掴み取ったのである。
充分な練習環境もない田舎だというのに、よくやってくれた。
全校生徒9人の和泉中学校から誕生した、日本一。喜ばしいことである。
そして和泉には、スキーや卓球などの競技で全国大会に出場する実力を持つ子らも数人いる。
分母の少なさから考えたら、驚異的な比率だ。
和泉という地域が、たくましさを育てるのかもしれない。
ここには、こんな魅力もあるのである。
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