3月28日(月)
4月からの職場となる、和泉地区特産物活性化協議会の事務局。月に十五日間の勤務で、経理的な部分や雑処理などを担う。
事務局員としては僕ひとりとなるので、できる限りの引き継ぎをさせていただく。というわけで今週から職に就くことに。
とはいえ今日は「地域資源レシピ研究会」の日。
埼玉県の高級イタリアンレストラン総料理長を講師に招き、和泉の山菜の可能性を模索するのだという。
日中は和泉のお母さん三名にもご協力いただき、
今が旬、ふきのとうを中心に調理。
ミキサーにかけ、
ジェノベーゼをつくる。左が茹でたもので、右が生のもの。こんなにも色に違いが出てくるとは。
前者はまろやかで口当たりが良く、後者は素材の苦みと香ばしさが残っている。
あさつき・にんにく・野カンゾウも茹でる。これだけでも美味しくいただけるのだが、
ディップして食べられるようにすることで、旨みは倍増する。
あと、バゲットにも乗せて食べられるように用意。
夜は地域の方々を招き、シェフによる講演及び試食会。
40人近くが集い、舌鼓を打ち、和泉の資源の可能性を再確認する。
ほぼ完食となる盛況ぶりであった。
終了後は「喫茶INOUE」で、協議会メンバーとシェフと僕で軽く食事。
ビジネス的な話には一ミリも入れないので、僕はひたすら福井新聞を読んでいた。
相変わらず当たり前のように室内で・非喫煙者の前で喫煙する習慣とか、家まで近いとはいえ車で来てるのに飲酒するとか、
日本的・田舎的な因習に胸やけしつつ。僕はいったん家に帰って自転車で来て押して帰りましたけどね。
3月29日(火)
引き継ぎ二日目。事務的な処理、主に支払い関係の書類づくりなどを教わる。
国からの交付金で運営される事業なので、項目など正確に起こさないと、やり直しになったり面倒なことになったりするようだ。
関わりの深い 国の出先機関は、だいぶ細かいらしい。一例を聞く限り、アホなんじゃないかと思うようなものもあった。
事務作業や細かい処理自体には、さほど抵抗は無い。社会人に成り立ての頃は事務屋だったし。
ただ当事業が特殊であり始まったばかりということもあり、関係者全員が暗中模索の状態、
ゆえに僕のすべきことがキッチリと定まっていない。加えて、
受ける指示が曖昧だったり、引き継ぎに際してネガティブな言い方をされたり、それは僕がすべきことなのかと疑問に思ったり、
本業以外の部分で不安にさせるものが、既に多く出てきている。
いずれ、内部あるいは外部の人に対してキレることがありそうだ。それはそれで、楽しみではある。
自分の月給より、きのう招聘したシェフへの謝礼金の方が高いらしい。それは「持ってるモノ」が違うから仕方ないか。
事業自体はおもしろいと思うけど、きのこや山菜に対して、未だ大して興味を持てない自分がいる。徐々に変わっていくのか。
今後への不安は、九割ほどを占めている。
ご近所のお母さんが、手料理を差し入れてくれた。鶏肉入りのひじきと、ヤーコンのきんぴら。超うまい。
変に気取った商品よりも、こういう「ふつうの家庭料理」の方が個人的には好きだ。
世間的にも、こっちの方が案外、購買欲をそそられるかもしれないね。
今後への不安、八割五分。
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