2017年6月12日月曜日

【6月9-10日(金-土)】 君がくれる Agape 力のかぎり [車の旅42-43日目]

6月9日(金)

道の駅から見た、豊後大野市の一部。越前の大野市と、どこか似てないこともない。


港内ぼちぼち。安全のため、ゆっくり航行しようぜってことかな。


大分県を外周していく。
昨日は近場にお風呂が無いようだったので、ノーシャワー。今日の午前中に、目星を付けたところへ。
と思ったのだが、気付いたらだいぶ通り過ぎていた。じゃまあ、いっか。来た道は、いちいち戻らない。


ちょっとした半島というか、山道の方を走ると、だいぶ高いところから海を見渡せる。


木漏れ日の合間を抜けて、


だいぶ交通量の多いところへ。
比較的マイナーな県でも、県庁所在地など大きい街へ行くと、3車線4車線あって混みあっていて、という状況が見られる。
その点、福井県はどこへ行っても、安定の田舎感が保たれているような気もする。
そういうとこは、住みやすさにも関係してくるかな。知らないだけで、そう変わらんかもしれないけど。


別府。日本人も外国人も、だいぶ多くの人が地獄めぐりに来ていた。
わざわざ生前に観ずとも、僕は死後に幾つか巡ることになりそうだから、今はいいや。


だいぶ時間は早いものの、せっかくの名湯なので、温泉だけ入っておこう。
何ヶ所もあるようだが、鬼石の湯というところへ。名前の響きで選んでる感は否めないよね。


小路を進んだ先に、建物が。浴場は、洗い場5つほどの大きさ。内湯と露天、あと階段を少し上がると展望風呂がある。
まだだいぶ高い位置にある太陽。そのやや強めの陽射しを浴びながら、のんびり入るアウトサイドバス。
たまの昼風呂も良いもんだ。


地獄蒸焼プリンというのがあった。ふつうにおいしいプリン。
どのへんが地獄風味なのかは、功徳の積み足りない僕には全く分からなかった。


のんびりと、でもずんずんと先を進む。


そして日が暮れる。


夕飯は、特製さつまラーメンというのをいただく。ここ鹿児島じゃないけど、別にいいのである。
特製になると何が違うのだろう、と思いお母さんに聞いてみると、載る具材の量が多くなるのだそうだ。
確かに、お肉や野菜が意外とたくさん入っている。
濁ったスープはピリ辛で、でもイメージよりはぜんぜん濃くない。だいぶ旨かった。


道の駅へ。縄文時代の遺跡が発掘された場所のようで、一部復元され公園になっていた。
しかし今日だけで、大分大分を周り終えてしまったな。ちなみに今夜は、フルムーン。


[大体の走行ルート] ※実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:280km/Total:10,017km】




6月10日(土)

青の洞門(どうもん)、というのがあるらしい。名前がカッコいいので、来てみた。


かつてここは、岸壁につくられた鎖を命綱にして通らねばならない、危険な場所だったという。
人や馬が、頻繁に命を落としたそうだ。


300年ほど前、旅の途中に通りかかった和尚さんが、ちょうど転落する人を目撃。
心を痛めた彼は石工を雇い、また自らも腕をふるい、手掘りで岩を削っていったのだそうである。すごい。


現在の道は明治期くらいにつくられたらしいが、


 実に三十年間の歳月をかけたという跡は、少し残されている。


あの亀裂のことだろうか。ちょっと日本語が分からなかった。


でもよく観ると、手掘りの痕跡らしきものは随所に確認できる。いやすげえな、無償の愛だな。


人間の気概・決心・努力・根性・意地等々を見せてもらった。
辺りをぶらりと走れば、ふつうに田舎。


近くの、からあげ屋さん。
大分県に入ってから、いくつもの色んなお店があるのを道中で見かけていた。どうやら名物らしい。


ならば、せっかくなので。骨付きで、通常サイズよりやや大きめの唐揚げ。
しっかりと味が滲みており、カリッとふわっとジューシーで、これは旨い。


温泉と洞門と唐揚げで、大分県は大分満足。そして福岡県に戻って来た。


九州入りするときは関門橋を渡ったので、出るときは関門トンネルで。しかしそこへ向かう道は、やたらと車が詰まっている。
そんなに利用者が多いもんだろうか、と思ったら、ETCは設置されておらず料金所形式だった。だからか。


壁面の数字が、60くらいからカウントダウンされていく。


更に山口県へと戻ってくる。秋芳洞とか観たのが、二週間前か。もっと昔のことのように感じるな。

南部を東の方へ走るが、行けども行けども車が多い。混雑時の写真は撮っていないけど。
土曜日だからか街だからか双方だからか。ゆっくりと進んでいく。


光(ひかり)市の、かんぽの宿。名前はよく聞くが、利用したことは無い。
そして宿の世話にはならないけど、日帰り入浴ができるようなので突撃。ちゃんと温泉のようだ。


浴場は6階にあるため、海と街の様子が見渡せる。大体こんな感じに。
見晴らしとしては、今までで一番かもしれない。


その先、ようやく交通量も少ない上関(かみのせき)という地の、道の駅に辿り着く。
小さな港の、目の前だ。


[大体の走行ルート] ※実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:292km/Total:10,309km】



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