乾燥にかけていたものが、適度なところまで仕上がっている。これらを処理する必要があるのだ。
丸一日かかる、と書いたけど、0.5~0.75日くらいで乾くっぽい。量にもよるけど。
こちらの機械、ネオライスマスターを教えてもらった。
籾摺り機である。乾燥の終わった籾米がコンベアで運ばれ、投入されていく。中のローラーで摺られたら、
玄米になるわけだ。
一粒ひとつぶ見ることなど不可能なので、全体を何となく捉えつつ、違和を感じ取る。そんな能力が問われるやつだ。
こういうのは苦手ではない。というか寧ろ、得意な方だと思う。眼がなかなか疲れるけど。
小石やらプラスチック片やら、けっこう混じっている。灰色のは割と見つけやすいものの、赤茶のなんかは分かりづらい。
米の色にしても白のみならず黒もあり、イエロー・グリーン・アッシュ・ブラウンなど様々だから、非常に紛らわしくもある。
まあそこまで一所懸命にする必要も無いようで、というか集中し過ぎると、
こっちの仕事を忘れそうになる。不要米などもどんどん排出されてくるので、これは廃棄。
ごく小さーな石もあるから、人の目で全ての異物を取り除こうと思ったら、来年の稲刈りシーズンまでかかる。
そこで、ピックストーン。その名の通り、ストーンをピックしてくれる機械だ。
内部はこんな感じ。手前の方に寄せてくれるので、
時おりレバーを操作して、吐き出してもらう。
そしてお米たちは、袋へ向かう。
あなたに贈る色は、黄金色だ。
まずはJAの出荷用。900kgちょっと入るフレコンに、午前中で二つ完成した。
ちなみに摺られ終わった籾は、お外にガンガン吹き飛ばされていく。
畑をする人は、これをたくさん持ち帰って撒いたりするようだ。どのような効果があるのかは知らないのだが。
お昼は、より処へ。今日は、ボランティアスタッフのお母さん方にお任せしている。
本当はこっちに一日いたかったけど、仕事できるときにしておかないと。生活がかかっているので。
素敵なお花。
客として、ワンコインランチをいただく。今週のメインは親子丼。僕の好物だ。
自分でも簡単につくれて、おいしいからな。さいきん食べてなかったけど。
ふわふわとろとろ、優しい味。付け合わせも、どれもおいしい。
ゆっくり味わいたかったのだが、昼休みが短かったため急ぎ目で食べる。
訪れた方から、ぶどうの差し入れ。お家の庭で採れたのだという。自然の味という感じで、旨かった。
そういえば、まだ掲載していなかったか。より処だより9月号。
午後は、昨年と同じような袋詰め作業。
保有米、つまり自家用米を30kgずつ。
ちなみにこの米は、ハナエチゼン。福井県や大野市はどうか知らないが、和泉地区ではこれがメインだ。
早く収穫できる品種で、コシヒカリより前に華を咲かせる、というのが名前の由来らしい。なるほど。
コシヒカリの孫にあたるのだとか。
設定量になると自動停止してくれる機械で、袋に詰めていく。
口を閉じ、紐で縛るのが僕の仕事。これは縦向きではダメなので、横向きになるようにする。解けないよう、しっかりと。
何回か繰り返すうち、去年やった感覚を思い出してきた。
楽だ君、という右の機械があるだけで、ぜんぜん負荷が違うのだ。これは楽だ。
パレットに、6袋が6段で36袋。掛けることの30kgで、1,080kg。
プラス数袋つくって、1.2トンほど。午前中のフレコンのと合わせて、今日は3トン。
集荷時に比べて2トンも減るとは。単純計算で、四割がた少なくなると。多分だけど。
作業終了後は、乾燥器の上部が少し清掃される。蓄積されたものが、こんなに。
おまけ。
始め、米が流れて行かないトラブルもあった。これはベルトのテンションが弱く、回転していなかったのだ。
何にしてもシーズン開始時なんかには、よくあることだろう。
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