つまりみんなで狩りに行く日だ。対象はウサギではなく、ニホンジカだが。
本来ならば、狩猟期間の最終日である2月15日に行う。
だが今年は大雪の影響で、延期となっていたのだ。
まずは作戦会議。この地図で把握できてしまうところが、猟師である。
巻き狩りというスタイル。シカの潜んでいるであろう辺りに当たりをつけ、
配置についた「待ち」4名の方へ、「勢子(せこ)」3名が追いやっていくと。
今回、僕は後者。国道から雪原へ入り、林を抜け、
九頭竜湖畔を行く。だが斜面だし、雪は深く緩くなっていてズボるし、非常に歩きにくい。
猟友は「雪が腐っている」と表現していた。
眺めは良いんだけどね。谷を下りて上って下りて上って、が大変だった。
一歩一歩が雪に持っていかれるので、思うように進めず、体力よりも気力を削がれる。
その甲斐あったのか無かったのか分からないが、シカはあちこちに姿を現し、
結果として5頭が仕留められた。
「わしは後期高齢者なんやで云々かんぬん」
「カモシカが、いい男やと思って俺のことじっと見とるわ」
「お前の汚い顔を見たら、シカも逃げてく」
無線からは、そんな軽口も聞こえてくる。
笑い合い和みながらも、やるべきところはしっかりと。そういうのは、良いと思うよね。
帰り道。わしゃ疲れた、の図。
まあこんなん撮ってるんだから、元気は残ってるってことだけどね。
先ほど逃げられたシカがいるだろう辺りで、もう一度、巻くことに。
しかし残念ながら、ここは「カラ巻き」。
現代的にドローンでも使えば、簡単に分かるのかな。でも逃げてくかな。
文章は簡潔だが、これで一日しごと。終了したのは16時ころだ。
山の中の雪の上の道なき道で、ずーっと歩いたり、じーっと待ったり。それが猟師。
それから慰労会。今日の敢闘賞は、非常に歩きにくいところを頑張った勢子、とのこと。
僕はウーロン茶で、ササッと夕飯を済まさせてもらう。
もうひと仕事あるので。子ども英語教室、シーズンIIIつまり三年目の、レッスン12。
先週に導入したUtensils、つまり台所用品のボキャブラリーを復習。
センテンス(文章)もやってもらおうと思ったが、小学校の低・中学年が中心だったし、
単語だけに留めておくことに。2グループに別れ神経衰弱をしてもらう。
めくるたびに、そのワードは言わないといけないルール。
Slap Game、つまりカルタも。参加者が順繰りで、出題者になってもらうルール。
教え方が良いのかな。いや、和泉っ子たちの才能だ。
レッスン後も公民館に残らせてもらい、より処だより3月号を印刷。
和泉地区内のほぼ全戸、210世帯あまりに配られる。
水曜でも休みの日があったり、木曜でも営業の日があったりする。
お越しいただく際には、どうぞご注意を。
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