2016年4月29日金曜日

【4月29日(金)】 風よ吹けよ 雨よ降れよ [住民36日目]

小雨の降る朝一番。地区住民が各々スコップ片手に集まり、用水路の泥さらいをする。
しかし大した汚れも無く、けっこうな人数で作業したため、三十分ほどで終了。


午後になり雨が止んだところで、畑しごと。
肥料となる鶏糞を撒いていくが、風が吹いておりスムーズに進まない。
眼に入ったり風向きが変わったりするたび、自然相手に苛立つ。しかし自分の都合上、今日やっておかねばならない。

三十袋450kgと消石灰を畑に半分撒いたところで、日が暮れてしまった。
ずっと屈んだ状態で作業していたので、腰が悲鳴を上げている。
残りは明日、済ませる必要がある。


帰宅すると、玄関にオードブルが。とある会で、たくさん余ってしまったらしい。
ありがたく、半分ほどいただいた。

保存が利かないものは明日、食べきる必要がある。


2016年4月28日木曜日

【4月26-28日(火-木)】 忘れてしまいたい事や どうしようもない寂しさに [住民33-35日目]

4月26日(火)

またも「まんまるサイト」のお手伝いで、阪谷(さかだに)地区は南六呂師(ろくろし)へ。
冬のあいだ雪囲いがされていた、森の中の石窯。


それを撤去し、


単管とクランプと木材と波板とで、三角屋根をつくる。
これだけでも、一日作業だ。


その後、猟友会和泉支部の通常総会。議長役を務めさせていただいた。
会員10名のうち半分以上が役員なので、それ以外の人がやらねばならないのである。
人数の少ない田舎だからこそできる、貴重な経験の一つだ。

とはいえシナリオは用意されているから、言ってみれば読み上げるだけなのだが。


そして「意見交換会」は、魚料理の「いな美」にて。
年度始めの総会では、市長・市警察署長(副署長が代理)・農業林業振興課長など、偉い方々も来賓として集う。

美味しい料理をいただき、一部の人だけで二次会、勝山市へ。
しかしここで、調子に乗って飲みすぎてしまった。もういい加減、酒で失敗するのは恥ずかしい年齢である。
臍を噛んでも遅い。ただただ、二度と無いようにと。


4月27日(水)

重篤な二日酔いのため、一日ダウン。


4月28日(木)

協議会の事務仕事・庶務雑務・振込などしつつ、合間をみてJAで肥料を購入。
鶏糞は安いが、他のものは一袋で数千円する。
けっこう馬鹿にならない額になるけど、それだけかけてでも、しっかりとの基礎をつくってやるのは大切なこと。


週に三度の、協議会による山菜集荷の日。
地区の方が採ってきたものを買い取り、処理をし、加工品試作などに使用されていく。

副職などのためなかなか来られていなかったが、今日はゼンマイの綿取りをしてみた。
地道な作業だ。


2016年4月25日月曜日

【4月25日(月)】 That's what it's all about [住民32日目]

協議会の仕事は午前中だけにし、午後は自分のことを諸々。やらねばならないことは色々ある。

街へ下り銀行へ行き、証紙を購入。
受付してくれたのは若いお嬢さんだったが、気さくに話しかけてくれ、会話できた。
これも都会だったら、まず無いんだよな。仏頂面で機械的に対応されるのが常だから。


その証紙を貼り付け、猟銃等講習会の申込書を警察署に提出。
講習日に行われる試験では、二択式とはいえ9割正解しなければならないらしい。夜な夜な、勉強していこう。


子ども英語教室は、シーズンⅡの第3回。新中学生も保育園児も来てくれてるし、「小学生~」から「子ども~」に名称変更した。
既に完ぺきに覚えてくれているボディパーツを復習し、


英語の歌「Hokey Pokey」を紹介。英語圏の子どもたちが体を動かしながら遊ぶ、キッズソングだ。


そしてもちろん、やってもらう。お尻をフリフリするところは、やはりというべきかツボに入っていた。


「Ouch!」『What's wrong?』「My ~ hurts」のセンテンスも導入し、カードゲームを通して練習。
"What's wrong?"は色んな場面でつかえるし、これだけでも覚えてもらえたら幸い。
「Ambulance?(救急車呼ぶ?)」と発展させる子もいた。素晴らしい。


続けて、青葉の笛保存顕彰会の篠笛練習。
ふだん使用するのは七本調子という笛だが、今日は やや胴の長い六本調子でも演奏してみる。

同じ篠笛でも長さに段階があり、長ければ低い音が・短ければ高い音が出るのだ。
曲に応じて使い分けられるが、基本的には七本で対応。たまに六本や八本という感じか。
あとは神楽などで つかうんやろね。

さいきん日中に練習する余裕が無く、この集まりのときにしか吹けていない。そのせいか、音が掠れている。
合間をみて、日に5分10分でも触らなければな。


2016年4月24日日曜日

【4月24日(日)】 習うより慣れろ [住民31日目]

大野市消防団の、林野火災防ぎょ訓練。二週間前の消防総合訓練に続き、団員として二度目の出動だ。

市内の消防団は、地区ごとに九つの分団に別れている。
当訓練は毎回、各分団で持ち回って行われるらしいが、今年はちょうど我が第9分団の担当。


山火事の発生しやすい時期。
火災の性格上、水の確保が難しくなることから、ホースを数本つかう中継送水訓練を主に行う。


実施場所は九頭竜スキー場。
隣接するパークホテル九頭竜のプールからホースを延ばし、途中に接続した小型ポンプで加圧、
100m以上先の火点に放水するのである。


僕はホースの筒先に配置された。基本的に二人で担当するので、後方で支える役を。
防災ヘリも投入され、散水していった。

ポンプの使い方や車両の機能など、これから少しずつ学び、万が一の緊急時にも扱えるようにしなければね。


引き続き、班長と一緒に山火事予防のパトロール。国道をずっと、県境まで走る。
タバコの火からでも、甚大な被害へと発展する可能性がある。ポイ捨ては、絶対にあかん


終了後は畑へ行き、少し残っていたマルチ剥がし作業を。次は肥料を発注しなければな。


家へ帰ると、またも差し入れが置いてあった。連日、ありがたいことです。
都会の一人暮らしだったら栄養が偏りがちになると思うけど、こと田舎に関しては、その心配も無いのかもしれない。
おいしかったです、ごちそうさまでした。


2016年4月23日土曜日

【4月23日(土)】 ゴミできらめく世界が 僕たちを拒んでも [住民30日目]

「クリーンアップ作戦」と称した、地域清掃の日。和泉地区の住民と、関係する会社や団体各位が集まる。
昨年も、協力隊に着任して二週間のところで参加させていただいた。もちろん新隊員もお手伝いに来ている。


所属ごとに十のグループに分かれ、和泉周辺の国道及び県道を、ゴミ拾いしながら歩く。


福井と岐阜を繋ぐ一本道の国道は、交通量が多い。それに比例して、ゴミの量も少なくない。
缶・ペットボトル・瓶・弁当の容器・食べものの包装・ビニール・煙草・雑誌・金属・産廃・よく分からないもの等々。
カナダ自転車横断時代は ひたすら道路脇のゴミを見せられていたから、それに比べると日本は何倍もマシだけど。

それにつけても、平気でポイ捨てする人の感覚というのは、全く以て理解できない。
ゴミはゴミ箱へ。未就学児にもできることを、なぜ守れないのか。
断言するが、僕は飴の包み紙ひとつもポイ捨てしたことは無い。誇ることでも何でもなく、全人類がそうで然るべきだろう。


小さな、青色の波紋のようなカード。道ばたにずっと、けっこうな数で落ちていた。たまに大きいサイズも。
宇宙との交信に使用するのか、何かのロゴなのか、3Dアートなのか、ロールシャッハテストなのか。
ネットで画像検索したけど、分からなかった。謎である。ご存知の方いたら、教えてください。気になって夜しか眠れません。


一時間半ほどで集められた廃棄物は、この量。このあとにも、まだ到着する。
回収と分別は、和泉支所はじめ市職員さん数名と新隊員が担当。
参加者の皆さんは解散だが、元協力隊の僕としてはお手伝いの血が騒ぐので、一緒に作業する。
ふだんお世話になってもいるしね。

「これが一番たいへんな作業なのよねー」
去り際に、誰かが言った。分かってんなら手伝えや。


そしてこれは、本当にえらい作業であった。
例年は、ある程度の分別をしながら参加者が回収するらしい。だが今回は上手く伝わっていなかったのか、完全にミックス状態。
一つひとつの袋から缶やペットボトルなど抜き出すのは、かなり大変だ。体じゅう汚れるのを厭っていては、先に進まない。
黄色い液体の入ったペットボトルは中身を捨てねばならないし。悪臭を纏いながらドロドロになりながら、無心で。

「ゴミと向き合うってのは、尊い仕事だね」
支所の方と話すのであった。


お昼に「喫茶INOUE」のソースかつ丼をごちそうになり、英気を養う。おっと仏箸、お行儀が悪かったな。
「何だか、体に沁み渡るね」
支所の方と話すのであった。ただでさえ美味いけど、よく働いたあとは ひとしおである。

その後も分別をし、粗大ごみも含め全てトラックに積み込み、作業が終わったときには未の刻に突入していた。
参加者は数十人もいたんだから、全員でやってれば一瞬で終わったろうに。
拾うだけ拾って、「あー良いしごとした、あとの整理よろしく」みたいな感じでみんな帰っていくのも、何だか腑に落ちない。
来年度以降の実施方法は、改善される必要がある。

とはいえ、そもそもの悪の根源はポイ捨てをする人たちだ。その事実に相違は無い。
小さな罪も巡り廻って、いつか己を苦しめることになる。そこを理解しといた方が良い。


身体的にはもちろん精神的にも疲れる作業をしたので、今日はもう何もせず過ごすか。


と思ったのだが、に来てみた。


お母さんと一緒に、去年つかっていたマルチを剥がして丸めていく。今シーズンも再利用するのだ。
買うと けっこう、馬鹿にならない値段なのである。使えるものは、大切につかう。

日暮れ前には、マルチの留め具を一人で回収するなどしていた。
畑のなかで黙々と作業していると、心が落ち着くのを感じる。
人間、アスファルトばかりでなく、土の上に立つのは たいせつなことだと思うね。


畑のご家族三世代とご近所のお母さんから、差し入れをいただいてしまった。ありがとうございます。
主食・副食・デザートを手に入れ、今日も貰いもので食をつなぐことができるのであった。ごちそうさまでした。

ゴミにまみれ、土にまみれ、汗にまみれ、よう動いた一日。疲れのなかに、爽快感もある。


【4月22日(金)】 上げ膳据え膳 [住民29日目]

協議会の仕事は午前中だけにし、午後は公民館講座の山菜料理教室に参加。
料理に詳しいお母さんを講師に、地区の皆さんと一緒に。


数種類の山菜をつかい、みんなでわいわいと、てきぱきと作業を進めていく。


新隊員も参加。お母さん方と交流しながら、お手伝いしながら楽しんでいたようだ。


ふきのまるごと佃煮・よもぎのドレッシングon菜の花・ふきの軸きんぴら・こごみの白和え・
ふきのとうジェノベーゼパスタ・葉わさび漬け、と6種類もの料理が完成。超いい薫りがする。


試食会をし、みんなで舌鼓を打つ。当然ながらどれも美味しく、健康にも良さそうである。


夕方、同じ班のお母さんがお煮付けを差し入れてくれた。デザート付き。ありがたい。
日本の味、おふくろの味という感じだ。


更には同じ班の別のお母さんが、チャーシュー丼を差し入れてくれた。
すごい、お店で出してるものかのようだ。滅多に食べないし、ありがたい。
思いがけず ごはんとおかずが手に入ったので、夕飯にいただく。

けっきょく今日はほとんど、つくってもらったものだけを食して生きることができた。
たいへん助かります。どうもごちそうさまでした。
今の班で暮らしていると甘えてしまいそうだけど、たまには自分でも、ちゃんとやるようにせねばならんの。


2016年4月21日木曜日

【4月21日(木)】 「Raining all day」 has gone away [住民28日目]

繰舟(くりふね)のお手伝いに加えてもう一つ、奥越前まんまるサイトで副職をさせてもらうこととなった。
ありがたいことである。


大野市は阪谷(さかだに)地区、円山(まるやま)公園の整備。週に一度程度だという。
県立だが管理は市に委託されており、それを更に請け負っている形のようだ。

冬期休業していたミニ動物園(お馬さんとウサギさん)が再開するということもあり、
今日は道路脇に積もった落ち葉や土をかき集め、


捨てて行く作業。


こんな日に限って風は強く、地味ながら雨も降っている。体感気温は低めだ。


側溝の泥さらいと公園内のトイレ掃除もして、一日の仕事が終了。
運動不足だからか体力を消耗するが、こうして体を動かすのは嫌いじゃない。


和泉は山に囲まれた自然だが、阪谷は見渡せる自然。嫌いじゃない。