さいきん話すようになったお父さんと、天然のまいたけを採りに行くことに。
まだそれほどお互い知らない仲なのに誘ってくれる、和泉の人の心の広さよ。
まずは車で地区の外れへ向かい、未舗装の道を進み、
山へ入る。
超急勾配のガケのようなところを上ったり下ったり、
昨夜の大雨で増水した川を渡ったり。ホンモノの登山だ。
というか、もはやアドベンチャーである。
従心が近いにも関わらず、道なき途をずんずんと進むお父さん。きっと忍(しのび)に違いない。
途中、シカなどの野生動物に皮を剥がされた木をたくさん見かけた。
写真のものにはクマの爪あとが残っている。
まず最初のポイントに到着したようだ。
このようなミズナラの樹の根元に自生するというのだが…
おー、あった!かなり大きい。
天然まいたけというのは貴重なもので、下手に人の出入りがあると菌の影響で生えなくなることもあるそうだ。
こっちにも。すごいなー
かつて、見つけた人々が舞い上がるほど喜んだことから「舞茸」の名になったともいわれている。
こちらには、アルビノのように真っ白なものが。
日に当たらないところでは、こうなるのだという。一見、まいたけとは分からない。
その後も木々をかき分け上がって下がって、何度か足もとを滑らせながらも奥へ。
一人で来たら、絶対に遭難する自信がある。
スタート地点から小一時間くらいのところまで歩きつつ何本かの樹をチェックし、
ザック2つがいっぱいになるほどのマイタケを手に入れた。命がけやな。
帰りは足取りも軽やか。
しかし最後の川を越える際、石に付いたコケでツルッといき、右脚がどぼん \(^o^)/
森のことを色々と教わりながら歩くのは楽しかった。
かつて人がこの山に入り炭焼きをしていたことを知ったり、
見た目ふつうなのに噛むとすごくいい香りのする枝を咥えてみたり、
グミの実を見つけてもらったり。甘酸っぱい。
無事に生還し、本日の収穫を広げる。前回はこの3倍ほども採れたそうだ。
天然まいたけは、なんとキロ1万円で売れるという。ひえー
僕もおみやげを持たせていただいた。ありがたい。
帰宅後、お父さんに教えてもらったように料理してみる。
バターを乗せ醤油を垂らし、アルミホイルで包んでグリルで蒸し焼きに。
めちゃくちゃ良い薫りと、超肉厚でプリプリとした食感。これはうまい…
そしてこれも教えてもらった、ブナの樹の実。クマさんの大好物だそうだ。
要するにナッツである。ちょっと煎って食べたら、これまた えらいうまかった。
いい運動と、いい経験になったな。
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