冬休み期間中はお休みしていた、小学生えいご教室。
今日から再開し、通算24回目のレッスンである。
今回から食べものの単語を導入。始めの頃にやってそうで、実はまだ登場していなかった。
pizza, hamburger, spaghetti など、日常でつかう言葉が主なので、ちょっと多めの15ワード。
カタカナ読みでなく、英語の発音を意識してもらう。
コーラじゃなくcoke、プリンじゃなくpudding、あたりは初耳だったようだ。
前にも触れた「Do you like ~?」「Yes, I do / No, I don't」を練習。この表現は、みんな完ぺきだ。
同じカードを持った人を探すゲームと、質問しながら絵を合わせていくカードゲームをプレイする。
物を受け渡すときの「Here you are」「Thank you」も、ここにきて導入。
毎週月曜は ちゃんとした英語教室に通っている きょうだいも、冬季は雪の影響で福井市まで通えないということで、
今回から参加してくれるそうだ。今年は未だ雪がゼロだが、来てくれるのは嬉しい。久々に10人の大所帯となった。
そう、大所帯。
前に子ども英会話講師をしていたときから感じていたことだが、子どもが7人を越えたあたりから、
「指導」は困難を極める。「童七人(わらべしちにん)寄れば喧(かまびす)しい」というやつだ。いま考えたけど。
学校などの「授業」なら元より、こういう場ではどうしてもお喋りだったり、余計な口だったりが止まらない。
小さい子は集中力が継続しなかったり、泣いたり怒ったりしてしまうこともある。
前職のときは厳しく指導したが、公民館講座であるこの場で、どこまで厳しさボリュームを上げるべきなのか。
それと同教室は周知のように、簡単な英語をつかいながらゲームをして遊ぶのがメインだ。
低学年ならまだしも、高学年には物足りない内容であるのは間違いない。
そもそも週一時間のレッスンで喋れるようになるわけは無いので、英語に定期的に触れられる機会であれば良い。
とはいうものの、内容が簡素すぎるのではないか。もう少し勉強ツマミを右に捻るべきなのではないか。
であれば、学年混合のなか、どう指導していくのか。
誰かが答えを出してくれるわけでもないから、自分でキッチリせなあかんのやけどな。
前にもこんな想いを吐露しておいて、何も変わっちゃいない。
他の活動などを隠れ蓑にして、深く考えてこなかった。なあなあで、二十回以上もやっている。
前は来てくれてたのに、もう来なくなった子もいる。ひとえに、自分が至らなかった結果だ。
中途半端が、いちばん悪い。そんな体たらくならいっそ、やめちまうべきなのだが。
いつも来てくれる兄弟が、出かけたお土産にと龍の足袋ソックスをくれた。これは嬉しい。
ふだんキャラクターものなんかを履いているけど、ドラゴンは持っていなかった。
いやそれ以前に、たまたま見つけたからと僕のために買ってきてくれる、思いやってくれる気持ちがありがたい。
楽しいと言って通ってくれる子たちと、英語に対する抵抗が和らげばと期待してくれる親御さんたち。
そもそもの目的は、それらだ。その声に応えられるよう、協力隊の任期中、そしてそれ以降も、
えいご教室を続けたいとは思っている。悩みはあれど、それを乗り越えたときがまた成長でもあるのだろう。
子どもたちが飽きるまでくらいは、頑張らなあかんな。
終点などねぇぞぉ、と。
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