【7月15日(金)】 文化の極みだよ [住民113日目]

きのう訪れた自転車旅行者は、僕が仕事へ出たあと、雨が小降りになってから出立したようだ。
律儀にメッセージを残してくれた。こういうの貰うと、ちょっと嬉しい。

協議会の仕事は、なかなか忙しい日だった。山菜の集荷作業をしてくれた方々の賃金関係の伝票等作成、
ヤングコーン集荷についての電話がけ、地区内十数戸への書類配達、その他雑多なことに追われる一日。

余談であるが、僕にとって電話というのは、タバコに次いで嫌いなものといっても過言では無い。
相対していれば身振り手振りや表情で伝えられるものも、電話越しでは喋りだけ。苦手だ。
ある種の恐怖すら覚えるのだが、ある種のビョーキなのかもしれない。

そして今日は、また別の自転車旅行者が。先週から、これで3組目。
何の因果か、全員がスペインからの来訪である。落ち着いたら、僕もスペイン行かなくちゃな。

彼の自転車は、折り畳み式であった。これで日本の山を上るのは、なかなかえらいことだ。
でも時には公共交通機関なども利用しながらのようで、福井駅から九頭竜湖駅までは電車で来てくれた。

残念ながら、温泉に行く時間は取れず。
明後日に控えた「民謡の祭典」のリハーサルのため、街へ下りる。旅行者も連れて。

当日は着物を着用するが、今日は下駄だけ。カランコロンと、良い音が響くのだ。

二度ほど踊り、改善点を少し打ち合わせておく。

穴馬（あなま）民踊保存会メンバーで、中華料理屋さんへ。けっこうなボリュームだし、うまい。
旅行者と新隊員と僕と、ごちそうになってしまった。ありがとうございます。

一部メンバーで、カラオケへ行くことに。スナック等では何度か歌わせてもらったが、ボックスは大野移住後、初。

旅行者も、人生初カラオケ。向こうには無い文化だ。英語の歌で盛り上げてくれる。
皆さん気持ち良く歌い、僕も思い切り声を出させてもらい、非常に楽しい時間を過ごすことができた。
やはり、たまには歌わないとね。

日本の伝統・文化・人々・食事（中華だったけど）などに触れ、彼にもまた楽しんでもらえたようである。何よりだ。