3月6日(月)
カナダ時代に同じ英語学校で学んでいた友人が、遊びに来てくれるという。
10月に訪れてくれた二人に続き、三人目のバンクーバーフレンズ。嬉しいことである。
福井駅まで迎えに行き、大野市へ戻り、街なかを案内。
越前大野城は冬季閉館中なので、麓から見上げる。
名水のまちを象徴する「お清水(しょうず)」。透き通った軟らかい湧水は、おいしいと好評であった。
大野名物の醤油カツ丼を食べてもらい、
この時期になると展示される、ひな人形を見学。僕は昨年も観に来たが、相変わらず圧巻である。
写真に映っていない人形も含めて、全部で2,000体ほどという。
大野銘菓のけんけらを摘まんでもらい、大野銘酒の花垣を試飲してもらう。
和泉地区へ上がり、九頭竜湖駅を見てもらい、九頭竜ダムへ行く。
児童館を訪ね、和泉っ子とも戯れてもらった。
人見知りをしない子たちなので、良い遊び相手・話し相手が来たとばかりに食い付いていく。
超パワフルだねと、驚き感心した様子であった。
公民館では職員さんとお喋りしてもらい、
子ども英語教室にも一緒に参加してもらう。今年度、32回目のレッスン。
せっかくイングリッシュスピーカーのゲストがいるので、長めに質問コーナーを設けてみる。
逐一、「「「おー」」」とか「「「あー」」」とか声を上げる子どもたち。良い反応だ。
Rock Paper Scissors Train、すなわち じゃんけん列車を二度おこない、大人げなく僕が両運行とも優勝。
この一年で学んでもらったボキャブラリー10ジャンルを振り返って、
その中からボディパーツをピックアップし「What's on your head?」のゲームをする。
あとは毎回恒例の発音練習をし、Let's go home。
向かいの部屋では、数名の方がちょうど穴馬(あなま)和紙を漉いていた。和泉地区の、伝統の一つ。
昨年度は協力隊として、材料となる枝を採りに行ったり・その皮を剥いだり・繊維を取り出したりしたのだ。
体験していったらと声をかけてくださったので、姐さんのご指導で、友人が恐るおそる漉いてみる。
風で軽く乾かし、
貼っ付けたら、二日ほど置いて乾燥させておくそうだ。完成したら、郵送してあげよう。
最終入館時間ギリギリで、和泉地区唯一の温泉、平成の湯へ。
平日だし遅い時間だし、完全に貸し切り状態。ゆっくりのんびりと、湯治させてもらった。
夕飯のため街へ下りた時点で、22時。どこのお店も大体21時くらいには閉店してしまうので、
もう少し遅くまで開いている、北陸地方のソウルフード「8番らーめん」を食す。
日中は雨や曇りだったのだが、夜になると少し雲が晴れ、星が見えてきた。
せっかくなので、かつて星空日本一に選ばれたという阪谷(さかだに)地区へ上がり、しばし首を90°上へ。
ぜんぜん本領発揮とはいかなかったが、それでも都会では見られないレベルの星を提供できた。
和泉へ戻り、友人にはパークホテル九頭竜に宿泊してもらう。
3月7日(火)
和泉郷土資料館を訪ね、コーヒーをいただきながら、管理のお父さんとお話。
館内を周り、和泉の歴史や化石に触れてもらう。
道の駅九頭竜で、地区の方が手づくりしている まいたけ弁当・とち餅をゲット。新幹線の中で食べてもらうとする。
再び立ち寄ったお清水では、水を汲んでいってくれた。
福井駅まで送り、駅前の観光物産館でも色々とお土産をご購入いただく。そして解散。
ぎゅうぎゅうに予定を詰め込み、あちこち連れ回してしまったが、楽しかったと言ってくれたので何よりだ。
自然・食・人と、様々な魅力を感じてもらえたようである。
だがまだまだこんなもんでは無いので、違う季節にでもまた来てくれると嬉しい。
福井市まで出たついでに、血を抜いてもらった。
そして色々もらった。クリアファイルは特に実用的だ。けんけつちゃんが可愛い。
あとは大きなショッピングモールへ行き、いくつかの買い物を済ませる。
友人が来てくれるということで、久しぶりに休日感を得られた。それも、ほぼ連休を取った形。
案内して周るのも車を運転するのも好きなので、楽しく、ぼく自身もリフレッシュできた二日間であった。
また、久しぶりに自分がよく喋ったようにも思う。
普段は基本的に聞き役だし、気を置かずお喋りできる相手もなかなかいないので。
和泉に限らないが、間断ないトークとか、僕の声に興味を示してくれないとか、けっこう多いしな。
訪ねて来てくれた友人に、寧ろ僕が感謝したい。
ありがとう。またいつでも来てくれよな。
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