車の旅を再開。和泉地区に戻っていた二日間で何人かの方々に会い、
「いない間、寂しかったわよー」「ちゃんと戻ってくるんだよ」「若いときに色々な体験をしてくださいね」「楽しそう」
「ラクなもんやねー(気楽とか考えなしとか、良くも悪くも使われる)」「そんな生き方、いいかげん卒業せんならんぞ」
など、それぞれの言葉をいただいた。
さて、当初は南の方へ行くつもりだったのだが、十日くらいしたらまた和泉に戻らねばならない。
仕事は全部ぶん投げても、各種の会などに所属していると、やはり縛られてしまうのは仕方ない。
というわけで、先に北を周ることにした。
お隣の岐阜県を通過がてら、飛騨牛カレーぱんや、
飛騨牛まんなどを頬張る。
岐阜を横断する形で長野県へ突入し、ずっと北上。
夕方に見つけたのは、薬師の湯という、身体に良さそうな温泉。
洗い場の数は20ほどで、中程度の規模という感じ。内風呂と外風呂が一つずつ。
露天では山々と、ちょうどその向こうに暮れゆく夕陽を眺めながら、気持ち良い湯浴みができた。
新潟県の手前に位置する道の駅で夕飯。メインとなっている定食を注文する。
ご飯と漬物がおかわり自由だったので、白米は二杯半ほど腹に入れておく。
地元産の米を かまど炊きしており、これはおいしかった。山菜のお味噌汁も副菜も、良い味。
おたり、と読むらしい。
雪どけサイダーで喉を潤し、今夜はここで車中泊とする。移動がメインという感じの日であった。
[大体の走行ルート] ※大雑把に示しているため、実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:267km/Total:1,285km】
4月16日(日)
滞在させてもらった道の駅。山間地だ。良いね。
新潟県に突入。左手に日本海が見えてきた。
そして、素敵な感じの岩が。先にあった道の駅に車を停め、1kmちょっとを歩いて行ってみる。
たまに運動しないと、座りっぱなしでは身体がおかしくなるしな。
フォッサマグナ。聞いたことはあったけど、そうか、この一帯はかつて断裂してたのか。
そういう常識も無いからあかんな。こういう機会に、一つひとつ勉強し直しである。
日本的で、こういう場所は好き。お邪魔しますと弁天さんに告げ、
海を臨む。
ゴミ箱なのか、それ。そうなら良いんだけど。
小さな祠があったので、手を合わせておく。海沿いを走ることが多くなるだろうから、水難がありませんようにと。
いやでもここの弁才天ならこの辺が担当なのかな神さまもゾーンディフェンス制なのかな、とか後から考えるのであった。
別の道の駅で、地魚漁師丼を喰らう。海ちかくの海鮮は、間違いない。旨い。
車を内陸部に向ける。
途中の道の駅で、おにぎりとドーナツをゲット。
その場所ならではの、その地域の人たちがつくったものを、基本的に口に入れていきたい。
そして、こういうポータブルなものは少しストックしていくことにした。
小腹が空いたときや、「ちゃんとした」食事をする機会を無くした際などに便利なのである。
せっかくだから、コンビニやチェーン店は利用したくない。そうなると、うまいことお店が見つからないこともあるのだ。
交通も少ない、こういう田舎道を走るのがいちばん楽しい。あと峠道とか。
どこへ行っても、70や80km/hで飛ばす人はけっこう多い。ちょいちょい前を譲りつつ、自分は安全運転で。
スピードの出し過ぎで事故ったりしたら、いちばん仕様も無いと思うのだが。何を生き急ぐのか。
そろそろ休みたいかなという頃、咲花(さきはな)温泉という看板が目に入り、名前に魅かれてふらふらと。
ステキ。川沿いにある小さな温泉郷で、奥まで行くと道が どん突きになっている。
その名の通り、あちこちで桜が咲き誇っており、「隠れた名所なんですよ」と受付のお兄さん。
日帰り入浴させてもらう。
こういうところで写真を撮るのはあまりよろしくないだろうが、ここまではセーフとしていただきたい。
こちらのホテルは、デザインにも逐一お花を取り入れており、お洒落だったのだ。
洗い場の数は6。内風呂と、露天には小さな木風呂と陶器風呂。
写真のシャンプーバーから、中にもピーリングジェルとかローションとか各種充実していた。
完全に貸し切り状態で、眼前に一本聳える桜を見上げながら、贅沢にお湯を愉しませてもらう。
建物の前の線路には、SLが走っていた。タイミングが合わず撮り損ねたが。
客室からも桜と、川の流れがよく見えるようだ。ここは、いつかまた来てみたいなと思える場所であった。
まあ何より、咲花という地名が美しい。
温泉紹介ブログに変遷しつつある気もするが、良いだろう。
読んでくれた、どなたかの参考になるかもしれない。ぜひ訪れていただければ。
そのすぐ近くに道の駅があったので、駐車場の隅っこで休むことにする。
白龍という日本酒。先ほどのホテルで、お風呂あがりのアイスと一緒に手に入れておいた。運転おわりに、少し。
何より、その名前がカッコいい。
[大体の走行ルート] ※大雑把に示しているため、実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:273km/Total:1,558km】
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