1月12日(金)
油断した。あさ起きると、家中の水が出ない。あまりの寒さに、水道管が凍ってしまったようだ。
じゃあ水断か。とかつまんないこと言いながら、仕方ないのでそのまま、レンタルスキーの仕事へ。
道路横の気温表示は、マイナス7度になっていた。そりゃ凍るわな。
雪も降り出し、どんどん積もり出し、大雪警報が発令され出した。
頻繁にエントランスの雪かきをしたところで、次の瞬間にはもう積もり始めている。
ふわふわ系で軽い、積もりやすいタイプなのがタチ悪い。
おやおや、かくれんぼかい。
午前中だけで、こんなに積もりおった。信じられない。
これほどの勢いで降るのは、僕が和泉に来て以来、初めてだ。
除雪車が来てくれないと動けないくらいに、埋もれてしまった車たち。
ここまでになると、ちょっと恐怖すら感じる。ただただ静かに降り積もる雪は、白い悪魔か。
東京からテレビで見ていただけでは知り得なかった、豪雪地域の恐ろしさを知る。
お客さんも来ないので、少し早めに店じまい。
自宅の駐車スペースも当然、真っ白。車一台ぶん空ける。
で、水道だ。日中でも氷点下くらいの気温だから、自然に融けているわけがない。
ペットボトルやヤカンを持ち、より処から数リットルのお湯を拝借。
私的流用なのは分かっているが、緊急事態だから許してくれ。
二往復して少しずつ温め、なんとか復活へと導いた。
もう一ヶ所、玄関のやつも。洗濯機で使うから、こっちも出ないと困るんだ。
この程度で、無事に直ったから良かった。破裂してたらもっと面倒なことになってたろうし。
冷え込みそうなときは、水をちょろちょろ流しっぱなしにしないとな。
当たり前に水やお湯が使える幸せ。カナダ自転車横断の旅で知ったはずだが、忘れかけていたぜ。
1月13日(土)
夜のうちは大して降らなかったが、これまでのと昨日のとで、中部地方でも随一の積雪量となっている。
いい加減にしてくれ。
レンタルスキーの仕事へ向かう途中、気温表示はマイナス9度になっていた。カナダかここは。
土曜日ということもあり、何かの大会も開催されており、賑わう九頭竜スキー場。
といっても、世間的に見ればガラガラだ。穴場だと聞いて来た、というお客さんが、
愛知・大阪・三重・京都・奈良などの遠方からも、けっこう訪れる。
スノーボードビンディングの、ベルト部分が切れてしまった。
ということで交換の依頼に来た方が。僕もただのシロウトだが、お客さんにとっては関係ない。
それっぽく振る舞い、サクッと新しいのを取り付けて見せた。
仕事として携わる以上、ある程度のことは学んでいく必要があるね。
帰宅してシャワーを浴びようと思ったら、水は出るけどお湯が出ない。
台所のお湯は使えるので、給湯機から浴室の間で凍ってやがるようだ。
管が壁の中を通っているみたいだから、これはもう手の施しようが無い。
幸いにもお湯はりは生きてたので、浴槽に湯を溜める。
洗面器が無いので、代わりにプラスチックボウルですくって使う。充分だぜ。
いや待てよと思い直し、改めて外を確認。すると、いた。右のやつが、雪に埋もれてた。
しばらくお湯をかけると、無事にシャワーが復活。
融けるのを、春まで待たずに済んだな。
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