2017年1月16日月曜日

【1月15日(日)】 無常なる人の世を すべて 許すように降り続いて行く [住民297日目]

九頭竜川に架かる橋からの風景。見ているぶんには美しいのだが、
降り続ける雪や氷点下の気温のなか暮らしを立てるのは、決して楽しいものではない。


今日から、新たな副職。
毎週日曜は、九頭竜スキー場のレストランでお手伝いすることとなった。
お借りしたエプロンとバンダナを装着。


注文を受けたり商品をつくったり品出ししたり、その他もろもろ。

お昼あたりにはお客さんが大挙して押し寄せ、行列に。
僕を含めた3人だけではキャパオーバーであり、なかなか忙しかった。他の時間帯は、割あい余裕があったけれども。

新しい環境では、勝手が分からずに戸惑うこともある。
協力隊時代から幾多の場所に顔を出してきて、適応力などが身に付いているなら良いのだが。


夕方に帰宅し、レッツ雪かき。
手を付けていないところは、胸の高さくらいまで積み上がっている。


車が出せなくなると困るので、周囲を空けた。
これだけでも一時間以上を要してしまったものの、まあ良い運動・トレーニングだ。


室内は、ほぼ零度。


ニュースを確認すると、積雪量は昨日よりやや増し、1mを突破していた。
とりあえず、これ以上は増えないと思う。というか、願っている。


ご近所のお母さん方にちょっとした届け物をしたところ、色々いただいてしまった。
さながら物々交換だ。冷え込む雪国の田舎でも、こういうところで温かさを感じられる。


2017年1月15日日曜日

【1月14日(土)】 我が物と思えば軽し笠の雪 [住民296日目]

福井県全域に、大雪警報が発令されていた。
県内では、どうやら九頭竜(和泉地区)がいちばんの積雪のようである。嬉しくねえ。

実家の東京都八王子市では積もっても20~30cmくらいなので、まったく未知の世界だ。


車、埋まってるし。車庫が無いのは、地味にきついな。
小一時間は早起きして雪かきせねば、発車もできない。


銀世界とか舞い散る白い花とか、歌の文句のような綺麗事を言っていられる状況では無い。
みんな自宅前の雪をどかすだけでも、相当のエネルギー消費だ。これは辟易する。


午前中は、株式会社 昇竜のバイト。

午後は、より処。
雪は降り止まないし誰も来ないだろうなと思いつつも、営業日だと告知している手前、開店。


運営スタッフのお母さんがお一人、手伝いに来てくれる。

そしてお昼ごはんを食べる暇の無かった僕に、差し入れを持ってきてくださった。
余りものを詰めてきただけというものの、ごちそうである。ありがたく平らげた。


予想に反し、5名ほど訪れてくれた。
いただいた、ふかしたてのお芋。程よい柔っこさと甘みで、うまい。


白かりんとうは、開けてみんなでつまむ。


未就学の子が読み手となり、持参してくれた ことわざカルタをした。
ほぼ全て覚えてしまっているようで、読み札も用いず、端から読み上げていく。
門前の小僧習わぬ経を読む、とかスラスラと。すごいな、日本語に強くなりそうである。これは良い教育だ。


ときどき吹雪くように舞う、白い妖精たち。いや悪魔だろうか。


夜は、氏子若衆の打ち合わせ。毎年恒例の どんど焼きに向けて。

酒席となると愚痴だったり人の悪口だったり自分の話したいことばかり間断なく喋ったりする人たちが多いなか、
氏子若衆の集まりではそんなことも無く、非常に居心地が良い。
みんな面白く好きなメンバーだし、口下手な僕が会話に入れる間(ま)もあるし、落ち着ける場だ。

おいしく、楽しいひとときであった。


2017年1月14日土曜日

【1月13日(金)】 冬を耐え抜いてゆく 強さが欲しいよ [住民295日目]

昨日からの雪は降り続け、朝には車にも20cmほど積もっていた。
車の頭を軽くし、前方の道をあけて家を出る。しばらくは、毎朝の日課となるのだろう。


協議会の事務仕事。
この時期は、前年に支払った賃金等に係る源泉徴収票や支払調書といった書類作成をせねばならない。
煩雑で細々していて、ややこしい。やったこと無いので、一から勉強しながらである。


今日の空は、休憩なしで働き続けるらしい。
車で出ようとするたびに雪をどける、というのが既に面倒くさく感じる。


閑雅であり、しかし厳然ともしている、白銀の世界。


家に帰ったら、車を停めるスペースを空けるための雪かき。

夕方のニュースでは、福井県内の積雪量を報じていた。
九頭竜(和泉地区)は、県内でもトップクラスだ。嬉しくねえ。同じ大野市の街なかと比べても、けっこう違う。


まだ序の口、と言う地区の方がいたので、これでも可愛い方なのだろう。
単純計算で、日曜の夜には200cm以上。とはならないだろうけど、なかなか大変なことにはなってそうだ。
それで十両くらいか。前頭筆頭に昇進したあたりで、いよいよ発狂するぞ。

昨年は楽しむ余裕があったものの、今年は全然。マジだりい勘弁してくれ、というのが率直な心境である。
雪のように、白く深い心を持ちたいものだ。何も上手いこと言えてねえな。


2017年1月12日木曜日

【1月12日(木)】 雪が静かに降っている 街を白く染めていった [住民294日目]

ひと晩じゅう降っていたらしい雪は、それなりに積もっていた。
全国的に寒波で騒いでいるなか、和泉地区も本領を発揮し始めたようである。


月に一度ほど入らせてもらっている、和泉保育園のエセ保育士バイトの日。
カルタをしたり、園庭で雪遊びをしたり、絵本を読んだり、戯れたり。

保育というより、僕が癒やされる時間といっても過言では無い。
みんな素直で・超元気で・かわいいのだ。


しんしんと、でもしっかりと、一日じゅう降り積もる雪。


帰宅すると、見事に車が埋もれていた。
明朝に作業するのもダルいし、小一時間かけて道をあけておく。汗かいた。良い運動になる。


屋根雪は、内向きに反ってくる。ずり落ちてきたのに埋もれないよう、気を付けねばならない。


近所のお母さんが、クリームシチューを差し入れてくださった。
酒粕入りということで、体が温まる。おいしかった、ありがたい。


別の方は、茶碗蒸しを差し入れてくださった。味がよく染みており、うまかった。ありがたい。

いわゆる「味噌汁の冷めない距離」に、気にかけてくださる方々がいるというのは嬉しいことである。
どうもごちそうさまでした。


【1月11日(水)】 降りつもる雪の白さをもっと 素直に喜びたいよ [住民293日目]

ようやく訪れたらしい冬将軍。夜のうちに少しばかり、白いのを積もらせていた。
スキー場や除雪の関係者にとっては、恵みの雪といったところだろう。


水曜は、より処の営業日。


運営スタッフのお母さんが、巨大な梨を持ってきてくださった。これはでかい。
しっかり甘みがあり、瑞々しくておいしかった。


今日は鏡開き。お隣のJAさんがくれたのと、スタッフのお母さんが持って来てくれたのを焼き、


ぜんざいをつくってくださった。
ストーブを活用するところに、田舎らしさを感じる。


お母さんがた持参の料理も並び、おいしくお腹いっぱいごちそうになる。いつもありがたい。


ふだん訪れてくれる方々は、こぞって老人クラブの新年会に行っているらしい。
完全に閑古鳥が鳴いている状態なので、スタッフさんたちにはお喋りしたり卓球をしたり、のんびり過ごしていただく。


しかし15時ころになると、新年会を終えた皆さんが揃って来店してくれた。
疲れもあるだろうに顔を出してくれるとは、嬉しいことである。賑やかさを取り戻す、より処。


個人的に、チーズやキムチやパンをいただいた。ありがたい。
小腹を満たし、公民館で協議会の事務仕事をしばし。


そしてコタツも譲っていただくことができた。
なかなかに冷える家なので、これは助かる。

やっと冬らしくなってきて、しばらくは雪と冷気に闘いを挑まれる日々となりそうだ。


2017年1月7日土曜日

【1月7日(土)】 昨日の僕になんて バイバイ [住民289日目]

土曜の午前は、株式会社 昇竜でのバイト。


赤色のオフィシャルジャンパーを支給していただいたので、今までのエプロン姿より、それらしく見えるはず。

ちなみに、年末年始の帰省中にヒゲを伸ばしてみた。
協力隊の事前研修あたりで一時的に伸ばしていたが、それ以来。今年のトレンドは、これで決まりである。

ちなみに、カナダ自転車横断旅行をしていた三ヶ月間も伸ばし続けており、


帰国時(2014年7月)には、こんな山男状態であった。汚らしいが、ご参考までに。


午後は、より処。2017年一発目の営業だ。

僕が東京へ戻っているあいだ、入口を囲ってくださっていた。
冬風が吹き込むと寒いので、その対策である。


実家から、色々と持ってきた。
音楽CDは、Mr.Childrenのアルバム・懐かしのJ-POPコレクション・ディズニー等のメロディー集など。


おもちゃ類は、人生ゲームの割と最近のバージョン・黒ひげ危機一発・パズル類・触れるだけで音を出せる楽器。


書物は、玉石混淆。マンガ以外は貸し出しサービスもしているので、持ち帰って読みたい方は是非。


数名のお母さん方が訪れてくれ、新年のごあいさつ。
皆さん今年さいしょのお喋りに花を咲かせ、笑い合っていた。


おいしそうな差し入れもいただいたので、またお茶請けに出させていただくとしよう。ありがたい。


2017年1月4日水曜日

【2017年1月】 自分の幸せ願うこと わがままではないでしょ [住民10ヶ月目]

2016年。
緑のふるさと協力隊を修了し、住民として和泉地区に残って九ヶ月。
色んなところ、人手の足りないところに呼ばれてはお手伝いする、田舎のフリーター生活を送ってきた。
様々な経験ができるのはおもしろかったし、前半あたりは楽しみながらやっていたのだが、
しかし後半は正直、苦しかった。

結局どれもバイトでほぼ最低賃金であり、いくら働いたところでワーキングプア状態で相対的貧困層。
非正規雇用で糊口を凌ぐ生活は、結構しんどい。
その上で、「より処」をはじめとしたボランティアや半ボランティア的な活動も諸々。日々、かなりのエネルギーもつかう。
休みも無く、時間にも気持ちにも懐にも余裕が無いと、塞ぎ込んでくるというものだ。
自分を惨めに感じるようになってくるのが、またネガティブスパイラルをも生み出す。

ちなみに、地域おこし協力隊に乗り換えていればサラリー生活となっていたわけだが、
協力隊というカベは要らない、一人の地区民として暮らしたい、と意固地を通したのは自分自身である。
その判断が間違っていたとは考えていない。(地域おこし協力隊をディスるつもりも毛頭ない)

和泉のためだと思って、色々な仕事をしてきた。しかし己の足許が不安定な状態では駄目。もたない。
まず自分に余裕を持つことができなければ、人の役に立つ余裕など到底持てないのだ。

具体例を挙げれば、より処である。
何で僕ばっかり身を挺してんだよ自治会の人とか地区民とかもっと積極的に関わってこいよ、
といったような、やや御門違いかもしれない不満等が内面から噴出するようになったりするわけだ。これはいけない。



愚痴のようなことをつらつらと書き連ねているが、つまり何が言いたいかというと、
『年度替わりの4月からは定職に就くべきだ』と考えているわけである。
身も心も金も余裕が無い生活とかもう無理なんで、フリーターやめますね。と始めからいえば済んでいた話だ。

今年度が終わる3月までは仕方ない、という表現は後ろ向きであるものの、区切りまでは筋を通さねばならない。
そしてそれまでに、新年度からの去就を真剣に考えねばならない。
いただいている話もあるので、それらから選択するのか。
和泉地区内・大野市内・隣接の福井市や勝山市、その辺りのエリアでジョブハンティングするのか。
しばらく福井県から離れてみるのも、選択肢だなと思う。

将来的にはいわゆる半農半Xのような、完全には雇われないカタチで生計を立てられればとは考えている。
しかし今しばらくは、その方向の道を開拓することは容易では無い。
45度くらい横の方角を行くか、はたまた180度ちがう道にしてみるのか。どれを進むことになるだろうな。

べつだん重大発表でも何でもない、瑣末な年頭報告であった。
細々した話をする相手もいないので、ブログを捌け口にしているだけである。





お金ではない価値観や、人の温かさ。
求めていたもの、「人としてのあり方」のようなものは、確かに和泉にあった。
だが残念ながら、綺麗事だけで生きていくには、現代社会はあまりにも煩雑である。

手前は、いま何を求めるのか。










[おまけ]
あらゆる感情の入り混じった表情で、2017年を見つめる筆者