卯の刻あたりから畑に出て、始めのころ植えた苗に追肥をする。
朝一だからか知らないが、ブヨか何か小さな虫が、顔周りなどを飛び回る。うざったい。
日中はエセ保育士の仕事。先月から、先生がお休みのときの代替えとして、たまに入らせていただくこととなったのだ。
一人お休みで、今日は8人。
午前中の泥んこ遊びでは、先生のつくったカルデラ湖に夢中になる。
水を溜めてはプールにし、決壊させては川にする。時折、下流域に水害をもたらしていたけれども。
「どろんこふく」で、思い切り汚れながら遊び回る。こうして伸びやかに成長するのが良いよね。
お昼はテーブル拭きも配膳も、子どもたち自らやる。
230円負担すれば、僕も給食をいただくことができるのだ。うまい。
おかわりもできるし、お腹いっぱい。白米は持参したが、要らなかったな。
絵本や紙芝居は、感情を込めて読む良い練習になるので、喜んで引き受ける。
みんなはお昼寝タイムに入り、
起きたらおやつタイム。こちらもごちそうになった。ありがとうございます。
女の子が「もってかえっていーよ」と言ってくれた うちわのようなものと、男の子が段ボールでつくってくれた僕。
上手やなあ、嬉しいもんだ。おうちに飾っとくでな。
和泉保育園は、常勤の保育士さんも調理師さんも、皆さん女性。
それもあるからか、たまに訪れると子どもらも歓待してくれる。僕も癒やされるし、楽しい仕事だ。
夕方、ご近所さんが夕飯に招いてくださる。ピリ辛のカレー、うまかった。ありがとうございます。
とある打ち合わせの約束が控えていたので、忙しなくも食い逃げの如く席を立ち、
それが済んだら、道場へ。
一昨日は「世代間交流」としての英語教室をさせてもらったが、今日は新隊員による発表があるのだ。
国内や海外、数ヶ所でのボランティア活動を行なってきたという新隊員。
東南アジアの国々で、川を渡す橋をつくったり、山の上の水源からパイプを繋いで水路をつくったり、
立派な仕事をしてきたようだ。来場した約30名ほどの和泉地区民からは、感嘆の声があがっていた。
参加費や渡航費等、馬鹿にならない額を要する海外ボランティア。
表現は悪いが、ブルジョアの嗜みなのかな、くらいに考えていた。ところが話を聴くと、
みんなバイトなどで資金を溜め、それでも足りない部分は借りてまで参加するのだという。それは偉い、大したもんである。
新たな世界を知り、経験を積み、視野を広げる。これは、絶対にプラスになることだ。
そして僕はカナダ暮らしが、新隊員はボランティアが、それぞれ緑のふるさと協力隊につながってきた。おもしろいもんである。
終了後、数名による座談会形式で懇談。
僕が話したときには来ていなかった方々や中高生の姿も見られたので、やはり新隊員は惹きつけるものが違うのだなと感じる。
和泉初の女性隊員ということもあるが、そのキャラクターや性格もまた、大きく作用しているのだろう。
放浪記は だいぶ霞んでしまったようだけど、まあ良しとしよう。
しかし自分の存在までフェードアウトしていかぬよう、色々がんばらねばならんな。
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