2016年11月19日土曜日

【11月18日(金)】 足るを知る者は富む [住民239日目]

お隣は石川県、白山(はくさん)市の白峰(しらみね)地区。


緑のふるさと協力隊を受け入れている地域であり、僕の同期が、活動終了後も残っている場所である。

休日とした今日、一年と一日ぶりに訪れる。
車で一時間ちょっとの近所でありながら、今まで余裕も無く、なかなか足が伸びてこなかった。
雪が降ってしまうと峠を越えるのが厳しくなるので、その前に一度、来ておかねばと思っていたのだ。


お昼過ぎに到着し、同期と再会。行くよと告げたところ、午後から休みを取ってくれた。
まずは特産品販売&食事処の「菜(さい)さい」へ。


白峰丼を食す。特産の食材がふんだんに盛られている、和風ビビンバ。お汁は、おそばに変えてもらう。
うまかった。他にも豊富にメニューがあったので、次に来たとき味わいたい。

ありがたいことに、同期にご馳走になってしまった。


大きな岩があるとのことで、手取川(てどりがわ)に連れて来てもらう。


百万貫(がん)の岩。でかい。かつて洪水で流れてきたものらしい。


「貫」は、尺貫法でいう重さの単位。実際には129万貫、すなわち4,839トンもあるそうだ。
全くピンとこないが、とにかく重いということ。


有名な観光スポットを周るよりも、こういった地域独自の小さな名所を観る方が愉しい。


西山(にしやま)という小山へ。日本三大霊山の一つ、白山を拝むことができる。
初冠雪は溶けかけていたため、薄白山といったところ。しかし晴れていたので、よく見えた。


前に来たときは臨時休業だった、雪だるまカフェへ。


古民家を利用した、落ち着きのある素敵なところ。


紅葉は終わりかけているものの、窓からは穏やかな風景を臨める。


熱湯で練り、砂糖を加えて食べると美味な「カマシ」。
白峰の特産の一つで、この地では昔から、人々の生活と密接であったようだ。

これもご馳走になってしまった。


一般的には「シコクビエ」と呼ばれるらしい。ここでは、鴨の足に似ているところから名が転じたようである。


スタッフのお母さんから、お芋もいただいた。おいしい。

同期とお母さんの会話中、よく聞こえてきたのが「よしたい」という言葉。
ありがとう、という意味の方言だ。田舎らしいというか、温かみを感じる。そういうところ、良いよなと思う。


かわいい手づくり雪だるまがあったので、購入させてもらった。車にぶら下げておこう。


案内人を務めてくれた同期とは別れ、前回は休館日だった「白峰温泉総湯(そうゆ)」へ。


白峰のゆるキャラ、ハクさん(89歳)がお出迎えしてくれた。
内風呂・露天風呂・サウナとゆっくり満喫し、たっぷり発汗し、心も体もリフレッシュ。


火照った体をソフトクリームで冷やす。これもうまい。


少し走って手取川ダム・手取湖をチラ見し、和泉へと帰る。


同期は、お土産もたくさん持たせてくれた。
目を付けていた「かまし饅頭」をはじめ、おいしいものを色々と。太っ腹だ、ありがたいことである。

商品開発や観光に関してなど、地域で頑張っているなというのも、随所で感じられた。



地区に居付いた者として、元・協力隊として、やはり大変なことも少なくないようだ。話を聞く限り。
お互いに諸々の壁やら坂やらあるが、ぼちぼち乗り越えていきたいものである。

同期のおかげで楽しく過ごせた、良い休日であった。折を見て、また遊びに行こう。
よしたいよー


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