2017年6月19日月曜日

【6月17-18日(土-日)】 岬を回る ひとりでぼくは [車の旅50-51日目]

6月17日(土)

高知県を内陸部へと入っていき、越知(おち)町というところへ。
ここもまた、協力隊の同期が活動していた地域である。


本当なら、同期のいたorいる二十数ヶ所を全て周りたいところ。
だがルートの関係等で、上手いこと立ち寄れるところだけだ。


特産品販売施設へ行くと、ちょうど土曜日限定だというカツサンドが。ならば、いただくしかあるまい。


あと、ぶんたんドリンク。温暖な地域は、やはり柑橘類。爽やかでうまい。


一帯を流れる仁淀(によど)川は、一昨年度まで4年連続で、水質日本一に選ばれたらしい。美しいブルーだ。


水も当然、綺麗。もっと上流へ行くと、もっと澄んでいるのかな。
※どこかに、おさかなさんがかくれているよ。みんなでさがしてみよう!


車の燃料表示が、残り一目盛りとなりチカチカ点滅している。
ぜんぜん余裕だろうと、川沿いの山道を30kmくらい。まだ大丈夫だろうと、ガソリンスタンドまで20kmくらい。


Oops, are you kidding me? まじでか、さすがに黄信号っぽい。
まあ問題ないぜチキンレースだぜ引き返せないけど、とプラス15kmくらい行ってレギュラー満タン。
内心ヒヤヒヤした。


ぐるりと周って戻る形で、高知市の隣である南国(なんこく)市へ。
そこから海に沿って、国道をひた走る。


路面電車も、ひた走っている。 自分はどこを行ったら良いのか、いつ奴が来るのか、来たときの対応は如何にするのか。
どう付き合うべきかが全然わからないので、どうにも怖い。


あとは数十kmの区間、ひたすらに穏やかな道が続いていた。
時おり住宅群・集落・町が出てくるも、あとは何も無い、平和な一本道。こういうのを望んでいたんだ。


高知の西は、足摺岬。東が室戸岬だ。
別に岬めぐりをしているわけではないけど、近くに来ると立ち寄ってみたくなる。それが岬。


ここの水も綺麗。


タービダイト層、というらしい。 砂や泥が水平に堆積した後、回転して縦向きになったのだそうだ。へー、すごい。
ミルフィーユに見えてきた。おいしそう。


そしてこの場所で太平洋を見つめていたのが、


慎太郎先輩じゃないすか。
龍馬と共に、薩長同盟に奔走した人。陸援隊隊長。彼の享年が、ちょうど僕の現年齢だ。こんなに違うもんかね。


高知県とも、お別れのときが近付いてくる。

非常に好印象な県だったやき。
運転マナーは割あい良い方だったし、日本が真に始まった地といっても過言ではないやき。
ちゃんと幕末の勉強をしたら、もういちど訪れてみたいやき。移住するなら、高知も良いかもしれんやき。
つかい方が分からんやき。


徳島県に突入。小ぢんまりした感じの町へ着くと、温泉が二ヶ所あるようだ。
中心部あたりのメジャーっぽいところと、少し離れたあたりのマイナーっぽいところ。


じゃ後者で。それなりに古い施設のようだが、


海水浴場の隣で、海の目の前。露天は、見事なオーシャンビューだ。


もう少し早く来るべきだったかもしれないが、景色が青から黒へと色彩変化していく過程も、なかなか素敵であった。


[大体の走行ルート] ※実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:335km/Total:11,936km】


6月18日(日)

広い道を走ってみたり狭い道を通ってみたり、


大小の橋を渡ってみたり徳島市街地を彷徨ってみたり。特に行くアテも無い、ふらふらドライビングデイ。

しかし運転していると、色々と考えてしまうもんだ。嫌なこととか嫌なこととか嫌なこととか。
特筆すべきは、座りっぱなしでおケツが痛いなあということである。特筆しなくていいか。
毎にち温泉に入ることで、自然治癒させて持たせている感はあるね。おケツと、たぶん心も。


鳴門海峡から、ひとつ内陸にあるウチノ海。展望スペースから、よく見える。
なんか小屋みたいのがたくさん浮かんでいるな。釣り用だろうか。

いちおう先にも行ってみるが、日曜ということもあり、渦潮を観たい人や車がたくさん。
渦のために人の渦に呑まれるのも皮肉なことだし、こういうのは独りで訪れてもアレなので、御遠慮いたす。


吉野川に沿って、西の方へ。


徳島ラーメンというのを食べてみる。コクのあるスープが自慢、と書いてあった。
確かに、スープはコクがあった。海苔なんか思いっきり市販の味付き海苔っぽいけど、まあいいだろう。


川沿いは、平和そうな町々という感じ。


向かった温泉。クリスマス前でも無いのに、やたらと入口が煌びやかだった。


町はずれにグラウンドがあったので、誰もいない駐車場に停めさせてもらう。
グラウンドゴルフだかパターゴルフだか場もあり、自動回転式のスプリンクラーが、
ぷしゅんぷしゅんと規則的な水音を発していた。

22時くらいに、管理人ぽいおんちゃんが止めに来る。
なんか言われるかなと思ったものの、車中泊を見咎められることは無かった。


[大体の走行ルート] ※実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:299km/Total:12,235km】


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