6月19日(月)
車中泊したグラウンド。良いところだ。
ぽつーんと。静かだった。
旅の一行は、うどん県に突入。手前と、リラックマ・ぐでたま等である。
いやに機械的な腕の振りをする警備員さんだな、と思ったら機械だった。
一瞬だけ立ち寄った道の駅に、こんなものが。
ライト兄弟よりも早く、飛行原理を発見した日本人がいたということだ。そうなのか。
真偽や詳細はよく分からないが、いずれ一つのことに情熱を注ぎ続けるというのは大切なことである。
丸亀市。丸亀城跡を訪れてみる。
丸亀というと、僕が一瞬だけバイトしていたことのある某チェーン店を想起させる。
早朝から昼まで仕事して、午後から夜は子ども英語教室の方で準備とレッスン。
協力隊をやる直前は、そんなだったな。どうでもいい情報だ。
なかなか勾配のある坂を上っていくと、
立派な石垣が。この曲線美は、扇の勾配といわれているそうだ。反り具合が美しい。
日本一深いともいわれている井戸。65mほどもあり、いまも水を湛えている。
ちなみに築城時、この中にいるところを石を落とされ殺された人がいる。そんな恐ろしい伝説もあるらしい。
天守が見えてきた。 日本に現存する木造天守は12。その貴重なうちの、一つである。
本丸まで行くと、良い眺め。街の方と、
海の方と、見渡すことができる。
大阪城なんかは人が多すぎて入る気にならなかったが、こちらは穏やか。内部も見学してみる。
建物としてはかなり小さく、柱の数が多いことなどからも、居住性は考えられていなかった。と考えられている。
大手門の内部も公開されていた。
内堀には、その名の通り、亀が数匹。
あと伝説としては、通りがかった豆腐売りが捕まって人柱として生き埋めにされた、というのもあるそうな。
恐ろしいが、そういうのもまた興味深いね。おもしろい城だった。
県庁所在地、高松市。ここにあるシンボルタワーというのが、四国地方で最も高い高層ビルとのこと。
大都市のビルからは見下されるだろうものの、それでも高い。
様々なお店や企業が入っており、展望スペースは無料開放されている。
30階まで行けたようだが、ちゃんと確認しなかったので低いとこまでしか上がらなかった。
アホである。まあまた来いよということだ。
夕方に訪れたのは、美術館。
のように見えるが、実は温泉だという施設。おしゃれ。
18時なんて、混んでいるだろう時間帯になってしまったが。それでも、どんなもんか気になったので突撃。
入ってすぐ、おしゃれ。
ミニ図書コーナーもある。おしゃれ。
洗い場が内外あわせて10ヶ所ほど、小さめの湯船が内湯に1つ、露天に3つくらい。でも配置がおしゃれ。
乗車率ならぬ入湯率がちょうど100%くらいだったので、のんびりとはいかなかったけど。いやしかし、おしゃれだった。
さて、うどん県に来たからには、うどんを啜らねばなるまい。
しかし、どのお店も基本的には昼のみ営業らしい。夜までやってるところへ来てみる。
温玉肉ぶっかけうどん。もう見たらお分かりいただけると思うが、旨くないわけがない。これは良い味だった。
寝場所となる道の駅に、鬼さん。
見えづらいけど、ちゃんと目は笑っている。パッと見、ちょっと怖い。
[大体の走行ルート] ※実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:148km/Total:12,383km】
6月20日(火)
香川県の東の方から、わざわざ西の方へ戻る。まあ面積でいえば日本最小の県だから、余裕だぜ。
銭形砂絵、というのを見ておこうと思ったのである。寛永通宝の形をした、巨大な砂絵なのだそうだ。
拡大。かつて丸亀藩の藩主が領内巡視をする際、それを歓迎するために一夜でつくり上げたのだという。
うーん、見事。現在は春と秋に、ボランティアによって手直しされているとのこと。今の時期は、ちょっと見えづらいのかも。
ちなみに、これを見た者はお金に不自由しない、と言い伝えられているとか。そうありたいものだ。
お昼に、今日もうどん屋さんへ。相当に年季の入った店構え。期待できる。
せっかくだから、たらふく食べてやろう。釜揚げうどんの大を注文。
おー、でかいぜ。ていうか食べきれんの、これ。
3玉ぶんとのこと。某○亀製麺でバイトしていたときは、1玉が確か260gだったか。ならば×3で780g、プラス水分と。
さすがに満腹感を覚えつつも、完食できた。それもこれも、旨かったからである。
釜揚げのモチモチ感がおいしく、食べ続けても飽きが来ず、最後までアツアツ。しかも、これでたったの500円。
ただ後になって気付いたが、大がイケるなら小サイズで2,3杯、違う種類を愉しめば良かったのだ。かけうどんとか。
アホである。まあまた来いよということだ。
たぷたぷの胃を抱え、県の中央あたりまで走っていく。
少し落ち着いたところで、ボイセンベリーソフトというのでお腹を鎮める。甘酸っぱくて、うまい。
そして遂に、四国地方ともお別れの時間。おもしろいとこだったな、また来よう。
入るときは、しまなみ海道。出るときは、瀬戸大橋。鳴門大橋は、次の機会だ。ごめんよ。
途中のパーキングに寄ってみる。
時おりゴトンゴトンという音がするので見てみると、なるほど。上は車、下は鉄道が走るのか。知らなかった。
本土の、岡山県に突入。倉敷市街地あたりを、ふらふらと走ってみる。車が多くて、疲れる。
倉敷といえば水島コンビナート、とくれば夜景。別に独りで観るつもりも無かったのだが、まあせっかくだしと心変わり。
日が暮れてから国道を走っていると、その片鱗が垣間見えてくる。ブレブレだけど。
穴場らしい展望スペースがあるとの情報。行ってみたが、えー何これもう怖いんですけど。
灯りも心許ない遊歩道。まじで行くの、これ。いやここまで来たら引き返せねえだろ。
そして、とうとう灯りすら無くなる。こんなこともあろうかとフラッシュライトは持ってきているが、真っ暗。
いや穴場すぎるでしょこれ、とぶつくさ言いながら、0ルクスの道を数百m歩く。さながら肝試しである。
ようやく視界が開けた。あー、これは美しい。写真には上手く映らないものの。
広い全体のうち、見えるのは一部だけだろうが、充分に綺麗。確かに良い穴場スポットだ。
一人ぼっちの肝試し大会も、見事優勝であった。そりゃ独りだからね。
国道を走りながら、片鱗をもう一枚。ぜんぜん映んねえ。
別にノーバスデイでも良かったのだが、わざわざしばらく走り、岡山市のスーパー銭湯へ。温泉らしいけど。
大きい街ならではか、夜遅くでも老若男女で賑わっていた。
またわざわざしばらく走り、玉野市の道の駅へ。
交通量の多いところを何時間も運転して、さすがに疲れた。即入眠。
[大体の走行ルート] ※実際の運転とは必ずしも一致しない
【走行距離:259km/Total:12,642km】
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