2017年8月2日水曜日

【8月1日(火】 子供たちが空に向かい 両手をひろげ [住民495日目]

旅行者の二人は、もう一日だけデイオフとするそうだ。


サマーシーズンには毎朝、ラジオ体操が行われている。初体験のスイス人を引き連れ、顔を出してみた。
昨夜の習字教室で、子どもたちが誘ってくれたのだ。それは来ないわけに行くまい。

6時半というのは通常、僕がまだ夢の中にいる時間。和泉に来てから、実はこれが初めての参加となる。
というか、人生初かも。僕の子ども時代には、こういうのやってなかった。
第一は分かるが、第二は全く知らない。みんなの動きを真似するのみ。


そのあと子どもたちは、周辺のゴミ拾い活動をするという。素晴らしい。


変な生物を発見した和泉っ子。ナメクジみたいだが、黄色っぽいし細長いし、頭が変な形してる。
なんだろうコレ見たことないね、などと話しながら少し観察。


あとで調べてみたところ、どうやらコウガイビルというらしい。まあ確かに、なかなか独特な姿をしている。


こいつも発見。車の旅してるときに見かけて、何だコレはと思ったやつ。
「ヘビトンボだ」。子どもたちの方が、大人よりもよっぽど詳しいのだ。


一時間弱だろうか。アホな大人どもが捨てたゴミを集めてくれる、心に曇りの無い子どもたち。
社会どうなってんだよ。恥ずかしいと思わないのかね。


今朝も、道の駅九頭竜で朝ごはん。
気に入ったらしいのが、おはぎ・じゃがいもの煮っころがし。連チャンだ。
ゆでとうもろこし・こんにゃくのピリ辛煮は、お初。おいしい、と日本語でリピートしながら、全て平らげていた。


こちらも二日連続、化石発掘体験場。この地域でこれだけ豊富に、ザクザクと見つかる。


昨日は彼氏だけ体験しており、今日は彼女が興味を魅かれたようである。

化石を見つけるというよりは、石を割る行為が楽しいみたいだ。
お客さんを見ていると、フォッスルファインディングではなくロックブレイキングになることが多い。


これなんか、植物の形や並びが美しい。拡大しないと見づらいけど。


保育園の園庭で遊んでいる、園児たちを発見。寄って来てくれたので、しばし戯れたりお喋りしたり。
恥ずかしがること無く、異文化交流する子もいた。


みんなが愛情こめて育てた野菜。トマトと、アンモナイトみたいなキュウリをもらった。新鮮で、おいしかったぜ。


隣接する、郷土資料館を見学。化石に恐竜に和泉の歴史関連に、興味を示していた。


ダイナソーコーナーには、大野市に存在していた何とかサウルスの実物大パネルが。 これは分かりやすい。
大きさが比較できるものを置かなかったけど、全長3~4メートルある。これと遭遇したら、恐いな。


いったん家に戻ると、ざっと強い雨が降り出した。弱まるまで少し待ってから、


昨日と同じお店で昼ごはん。地区内には二軒の食堂があるが、もう一方は火曜定休。
そちらを昨日、こちらを今日、にすればバランスが取れたのだが。ちょっとミステイク。
まあ良いだろう。みそカツ丼・からあげ定食と、新たな日本食に「おいしい」が連発されたから。

その後、しばし昼寝休憩を取って、


街の方へ下り、お清水(しょうず)を紹介。ボトルにも汲んでもらった。
大野市は、至る所に湧水のみられる「名水のまち」である。


酒蔵の直売所で、日本酒を初試飲してもらう。いちばんフルーティで飲みやすいのを、小瓶でお買い上げ。


大野の中でも標高の高い、阪谷(さかだに)地区へ。


しばらく営業していなかった温泉が、今年になってリニューアルオープンした。僕も初来訪。
出来たてなので、中は超綺麗だ。程よく小ぢんまりとした、落ち着ける感じのところだった。


回転寿司でも体験してもらおうか。
と思ったのだが、大野にはお店が無いので、30~40分ほどかけて福井市の方まで行かなければならない。
それもちょっとアレだねということで、夜ごはんに選んだのは北陸地方のソウルフード、8番らーめん。


メインの野菜ラーメンと、唐麺(からめん)というのをいただく。


あと追加で、僕は炒飯も食べてしまった。ちょっと胃が、まだ満足していなかったので。
ちなみに外食に関しては、二人が常に支払いをしてくれている。お世話になっているから、そのお礼にと。
本来ならばホストが全て面倒みるべきかもしれないけど、お言葉に甘えさせていただいた。

そして和泉に戻り、ジャパニーズビアーを飲みながら、最後の夜を語らう。



一緒にいるときは常に、気になったことを質問しあい、それに答え、そこから話が膨らむ。そんな繰り返しだ。
食・日本語・文化・伝統・スポーツ・暮らし・交通・政治・経済・歴史・宗教・考え方・旅などなど、ジャンルは多岐に渡る。

彼らの第一言語はフランス語で、僕はもちろん日本語だから、お互い第二言語の英語が用いられる。
僕の英語力では突っ込んだところまで表現できないし、相当なカジュアルイングリッシュ。
それでもほぼ全て、伝えたいことは伝いあえるのだ。やっぱり英語っておもしろいよなと、再認識するのだった。


2017年8月1日火曜日

【7月31日(月】 Seeing is better than hearing [住民494日目]

きのう訪れた、スイスからの自転車旅行者たち。
今日はデイオフにするという。けっこうな山道をずっと走って来たらしいからね。旅人には、心身を休める日も必要だ。

というわけで、色々と連れて周ることにした。朝一で道の駅九頭竜へ行き、
まいたけ弁当・から揚げ・じゃがいもの煮っころがし・おはぎ・とちもち、を購入しブレックファスト。
僕としたことが、写真を撮り忘れた。


男性の方は化石に興味があるらしいので、化石発掘体験へ。ここ和泉地区は、アホほど化石が見つかる名産地だ。
貴重な恐竜やアンモナイトはさすがに無かったが、貝や植物はいくつか見つかった。


少し休むということで、午前中はゆっくり過ごしてもらう。
昼すぎに、地区内のお店「喫茶INOUE」にてランチ。おろしそば・カツカレーがオーダーされる。
味もさることながら、小皿や付け合わせなどバラエティ豊かに愉しめるあたりも、日本の食を気に入ってくれている。


和泉公民館を訪ねると、職員さんが麦茶や緑茶を出してくれる。日本のお茶も好きだと言っていたので、喜ばれる。


そしてある方が、たこ焼きを差し入れてくださった。各人に一箱。ありがたい。
旅行中に食べたことがあるそうで、これもフェイバリットだという。
はふはふしながら、いただいた。あつい、という日本語もボキャブラリーに増えたようだ。


児童館へ行ってみる。
相手が誰だろうと人見知りしない和泉っ子たちに、歓待を受け、というか遊び相手にされることとなる。
賑やかで白熱で汗だくのドッジボールが、数ラウンド展開するのだった。


子どもたちが、畑で育てて採った野菜。だというのを、ある子が日本語ながらジェスチャーを交え、ちゃんと伝えていた。
素晴らしい自主性と、コミュニケーション能力。感心する。
和泉で育つ子たちは本当にエネルギッシュだしオープンマインドだし、たくましくて物怖じしないのだ。素晴らしい。

で、その炒められたピーマンとナス、あと新鮮なトマトをいただいた。おいしいわ。


昨日は温泉だったので、今日は地区内もう一つのパブリックバス、パークホテル九頭竜のハーブ湯へ。

風呂あがりに、少しニジマス釣りを体験してみる二人。
ちなみに支配人が教えてくれたが、英語だと「rainbow trout」らしい。そのままなのだね。


かき氷をいただき、クールダウン。久々に食べた気がする。ひんやりさくさく、旨かった。


夜。道場で、何やら墨を磨る来訪者たち。


ちょうど習字教室があるということで、良かったら来ないかとお誘いいただいてたのである。
ぜひ参加したいと、二つ返事だった。


先生は、和泉の方。より処には、寄贈いただいた各種の書作品も飾らせてもらっている。
筆を垂直に持つということから、初歩的な練習から、太い線と細い線の書き分けから、色々と教授を受けていた。


スイスは漢字だとどうなるのか、という話になり調べたところ、こんなん。
先生のお手本を真似しながら、意外と上手に書きあげる。僕より達筆だわ。


地域の伝統の一つ、穴馬(あなま)和紙のプレゼントもあり、更に先生が言葉を入れてくださった。
これは貴重なものだ。良いおみやげになるだろう。


街へ下りる。時間も遅くなってしまったので、ラーメン・牛丼・居酒屋、の三択となったディナー。チョイスはビーフボウル。
チェーン店でファストフードだが、言うたらこれも現代日本の食文化の一つ。これはこれでまた、好評であった。

日本独特の文化に、諸々の体験に、美味しい食事に、人々との交流にと、かなり満足してくれたようなので何より。
リアリーナイスピーポー、ですってよ皆さん。カタカナ多いな、今日。


2017年7月31日月曜日

【7月30日(日】 治に居て乱を忘れず [住民493日目]

毎年この時期に行われている、防災訓練。
和泉地区の中心部である朝日・隣接する板倉(いたくら)・角野(かくの)、の各地区で組織する自主防災会の主催だ。


消防・情報・避難誘導の3つの班があり、居住場所のほうの班からそれぞれ、誰かしらが所属している。
住民となってからは、僕も避難誘導班員。


大地震が発生したという想定。まずは住民の皆さんが、和泉小中学校の体育館へと避難する。


避難を促すアナウンスをしながら、地域一帯を周る。大切なしごと。
喋る役を仰せつかったので、消防車に乗り込み、マイクを握る。


まあこんなもんだろう。簡潔に。
訓練のときは訓練て言わないと、誤解を生むとマズいから仕方ない。道の駅なんかには一般の人もいるし。


体育館では濃煙体験ができたり、


防災会は各班ごとに別れ、


現在の状況を書き出してみたり。
正直なところ昨年なんかは緩い感じだったが、今年は少しグレードアップさせた感じか。


と思いきや、実際は終始、手をこまねいている状態だった。我々がどう動くべきか、確認しても良かったかもしれない。
せっかく年に一度の訓練なら、もっと緊張感を持ってガチめにやるのもアリかなとは思うのだが。

とはいえ本当の災害時には、僕を含め複数の会員は、消防団として活動することになる。
自主防災会としてどこまで出来るのか、すべきなのか。その辺が難しいところなのだろう。


実に100人ほどが集まる。防災のお話を聞き、段ボール製の簡易ベッドをつくる体験。


こんなん。これがなかなか頑丈で、子どもたちが数人で乗ってもビクともしなかった。
あとは、心臓マッサージの方法とAEDの使い方が、かなり簡易に教授されていた。主に子どもたちに。


訓練が終わって10時から、昨日に続き道の駅ヘルプ。


直売所には、今日もおいしそうな弁当・総菜類が並ぶ。


野菜もたくさん。和泉のブランドである穴馬(あなま)スイートコーンも、ぼつぼつ出始めている。
写真は、先端まで実が入っていなかったり、虫食いがあったりする規格外品。でも味は変わらず、めちゃくちゃ甘い。
米の等級にしてもそうだが、見た目だけで判断するというのが如何に愚かなことか。飛ぶように売れていた。


お昼には麺処で、おそばをトッピング全載せでいただく。旨い。


外のブースでは、アユやイワナの塩焼き、ソフトクリームなどが販売されている。
ある方に、甘いのを奢っていただいた。これが非常に濃厚で、旨いのだ。


今日はスタッフも足りているようで、15時あがりとなる。不完全燃焼感は否めない。
毎年、8月のお盆中に開催される「ふるさと夏まつり」。のぼりが掲げられていた。


夕方に来訪者。札幌から大阪へ自転車で旅をしている、スイスから来てくれた男女だ。

チャリ旅行者用のインターネットサイトがあり、ホストしたりされたりできる。
カナダ横断では三軒ほどのホストにお世話になり、それ以外にもたくさんの人たちに助けられた。
だから今度は僕が、恩送りをする番。pay it forward、好きな言葉である。

というわけで昨年の10月以来、今年は手前が旅に出ていたため、初のゲスト。
ローカル温泉「平成の湯」で汗を流し、大野市街地へ車を走らせて夕飯をとる。
久しぶりの、旅人との交流およびイングリッシュスピーキングタイム。
楽しいけど、ちょっとした単語が出てこなかったり、ちょっと突っ込んだ内容を上手く喋れなかったり、というのが悔しい。


家に戻ると、玄関に袋が。ご近所のお母さんが差し入れてくださったらしい。
ちょうど野菜が切れてきたところだ、たいへんありがたい。


2017年7月30日日曜日

【7月29日(土】 こんな風な袋小路に 今も迷い込んだまま [住民492日目]

昨年の10月以来だろうか、道の駅九頭竜のヘルプバイトに呼ばれる。
正直いうと今年からは入るつもりは無かったのだが、そろそろ身銭を稼がないとヤバいので。
土日祝など、人手の要るときには何度か来ることになりそうだ。


外には、地元の方々がつくった新鮮な野菜が並ぶ。


直売所の中には、


名物・まいたけ弁当をメインに、おいしそうなものがずらり。すべて、和泉地区の方々の手でつくられたものである。


おにぎりやサンド類、


福井名物・ソースかつ丼とのハーフ、


色々な味を愉しめる詰め合わせ、


めっちゃ甘いスイートコーンなど、バラエティ豊か。
ただし、日や時間によって出るもの出ないものがあるので、訪れたときに置いてなくても悪しからず。

バイト入るたびに、少しずつ紹介するか。生産者さんは複数いらっしゃるので、公平を期するという意味でも。


仕事は主に、二人一組での会計。レジ打ちもするが、ほとんどは袋詰めの方を担当した。
お客さんが持ってくる品の数や容器の大きさなどから、最適な号数を選択する。
意外と判断が難しいのだ。弁当類・野菜類・冷蔵もの、などで袋も分ける必要がある。迅速に、丁寧に、精確に。
どうでもいいというとアレだが、そんな技術が磨かれていく。


お昼には、隣接する麺処で冷やしうどんをつくっていただく。うまい。

営業は17時30分までだが、16時で上がることに。僕の場合、混雑状況などにより終業時間が変わってきてしまう。
どうせなら長く仕事したいところだが、雇う側にしてみれば短く抑えたいという、相反する利害。まあ仕方ない。